こんにちは。OKANの採用担当です。
今回は「オフィスおかん®︎の将来と活躍できる人とは?」の続編として、前回から引き続き取締役 執行役員の荒川に語ってもらいます。
※「置き型社食®︎」は株式会社OKANの登録商標です。
100の問いを100人で解く組織をつくる
ーー「OKAN」はどんな組織ですか?
当社は「働く人のライフスタイルを豊かにする」というミッションを実現するために、「望まない離職を生まない組織づくりを支援する」事業を営んでいます。事業を営む中では、常に多くの新しい「問い」が生まれてきます。この問いのすべてを誰か一人が解くのではなく、適所適材・適材適所に役割を分担しながら並列に解くことで、より多くの量の問いを、より多くの種類の問いを、より早く解くことができるのではないか?そうすることでミッションの実現可能性を少しでも高められるのではないか?そんな考えから、組織コンセプトを「100の問いを100人で解く組織」に定め、その実現に向けて様々な取り組みを推進しています。
個の力を、組織の力に
ーー組織づくりをする中で、どんな点を重視していますか?
そもそも全員が異なる考え方・価値観を持っている他人です。そのうえ多様な価値観・私生活・キャリアバックグラウンドを持っていて、共通点は「働く人のライフスタイルを豊かにする」という目的を共有していることくらい。ですので「100の問いを100人で解く組織」であるために、組織の行動規範をVALUEとして定めています。いくら優秀な個人であっても、自由気ままに行動されては当然困る人も出てくるでしょうし、力が相反して打ち消しあってしまうこともあるでしょうから、優秀な個の力を組織の力として集結させるために、適度に統制しています。
OKAN VALUES
ーーOKANのVALUEについて詳しく教えてください。
組織の行動規範として6つのVALUEを定めていて、このVALUEを一人ひとりが日々の行動実践において体現することが、個の力を組織の力として集結させるためにはとても重要です。とは言え突拍子もない、非現実的なことを定めているのではなく、共通の目的を実現するために協働し、各々が成果を出すということを明示的に定めたものですので、冷静に眺めると当たり前のことだなと、ご理解いただけるかと思います。
OKANの6つのVALUES
真摯であれ、誠実であれ
真摯で誠実な仕事が、社会を良くする。
役割や結果に責任を持ち、ひたむきで謙虚な仕事が、人を動かす。
自らの行動を省みよう。律しよう。
何のために、誰のために
何のための仕事か、常に目的を考え、確認する。
誰のための活動か、利己的な活動ではなく、顧客やチームのために活動する。
正しい目的を立てよう。相手を想像しよう。
正しくやりきる
目的や目標の達成のためにできることを尽くそう。
柔軟にあらゆる角度から考え、範囲を限定せず、仲間を巻き込み、あきらめない。
そして、やりきろうとする仲間をみんなで支えよう。
ボールを自ら獲り、拾う
どこかに落ちるボール、途中で止まるボール、誰も気づかないボール、
積極的に自らボールを拾い、次へ動かすことで、社会やチームを前に進めよう。
そして、ボールを拾った仲間をみんなで助けよう。
真っ直ぐに議論する
目的や目標を達成するための議論に、遠慮はいらない。
真っ直ぐに伝えることで、必要な議論、本質的な議論、建設的な議論だけをしよう。
必要とあらば議論を避けず、自ら議論を起こそう。
おかえりマインドをいつも心に
私たちは同じ目的や目標を持った仲間である。
多様な意見や考え方を頭から拒否せず、まず受け止める。理解に努める。
「おかえり」の気持ちで相手を信じ、受け入れ、背中を預けよう。
活躍している人の共通点
ーーどんな人が活躍していますか?なにか条件はありますか?
先程のVALUEを体現している人は、組織においても活躍している人が多いです。活躍するには日々の行動実践に限らず、専門性や経験知あるいは運のような機会に恵まれることも影響しますので、VALUEの体現はあくまで活躍している人に共通する要素であるに過ぎませんが、とても重要な要素であることは間違いありません。特にVALUEの体現には、その人の役割や立場が影響します。役職者とそうでない人とでは、VALUEを体現する場面も違えば、どう体現すべきかも違います。
例えば「何のために、誰のために」というVALUEを役職者が体現する場面を捉えると、「目的を正しく定め、目的を達成するために”何をやるべきか””何をやめるべきか”を考え、優先順位を明確にする努力や行動をしているか」という問いに自らの行動を通して応えることになります。より具体化すると「上位の戦略・目標を正しく捉えて適切なチームの方針・目標を定めているか、チームの目標実現に向けて最適な業務・目標の割り振りを行い、かつ高い水準をメンバーに求め、それを実現するための指針を提示しているか、メンバー一人ひとりの長期的な成長も踏まえた業務設計や業務アサインを行っているか」となります。こうした具体的な問いに行動を通して応えることができている点が、活躍している人に共通して見られます。
「何のために、誰のために」を行動実践する際に用いられる思考体系の例(ピラミッド・ストラクチャー)
OKAN STANCE
ーーVALUEに加えて、他に重要なことはありますか?
仕事・組織・自分に向き合っていく上で、大前提として個人に持っておいてほしい考えとしてSTANCEを定めています。このSTANCEの有無が個人の行動・経験知・成果などに影響を与えると考えており、例えば「仕事は目標を達成して当たり前である」というSTANCEの持ち主と「やむを得ない事情があるのであれば、目標が未達でも致し方ない」というSTANCEの持ち主では、成果に対してのモチベーションの程度や成果を出すための知識・スキル・経験知の習得レベル、成果を出すための行動の質が変わることが想像できるかと思います。OKANという組織において求められるSTANCEには「OKANという組織の一員として取るべき仕事に対するSTANCE(OKANビジネス・スタンス)」と「戦略執行基盤としてマネジメント業務(職位者の職責)に対するSTANCE(OKANマネジメント・スタンス)」の2つがあります。
MISSIONへ共感した真意を追求して欲しい
ーーOKANの中でも荒川さんのミッションへのコミットメントの高さは度々話題になります。VALUEの体現やSTANCEの追求に限らず、なぜ荒川さんはそこまでコミットできるのですか?
自分の行動を動機付ける要因が、OKANのミッションや組織行動を動機付ける要因と重なりが多いからだと思います。言い換えると「望まない離職を生まない組織づくりを支援する」ことに対して自問した際に自分なりの答えがあるかどうか、とも言えます。
私のマイミッションは「子や孫が暮らす将来に食い扶持となる事業や思想を残すこと、また彼らがいつか今の自分と同じように志を持ったときに、それを諦めなくてよくすること」です。私には小学生の娘がいます。彼女が大人になって社会に出て、良縁に恵まれて親になり、子を産み育てる中で、今の社会環境や文化水準がより豊かな社会であって欲しい。日本にはそんな未来を紡ぎ出してくれる会社や事業がたくさんあります。
もちろん、そのような会社や事業を持続させ、成長させ、発展させるためには優秀な人材と真っ当な経営が不可欠です。ですがそんな人材が働く意欲がありながら、働くこと以外を理由に仕事を辞めざるを得ない現状があります。同時にそうした望まない離職に会社も悩み苦しんでいる現状があります。会社と個人の双方が望んで働き続けられる状況をつくり、それを持続させることができれば、今よりも多くの資産を将来に残すことに繋がり、社会環境や文化水準をより豊かにすることになると信じています。このように、自分の行動を動機付ける真因を探求して見つけることができれば、きっと誰しもが何らかに強くコミットできるのだと思います。
株式会社OKANは「望まない離職を生まない組織づくりを支援する」ために日々挑戦し続けています。
これからの未来を一緒に作っていただける方を募集していますので、皆様からのエントリーを心からお待ちしております。