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インプットとアウトプットを繰り返す中で磨かれるスキル。エンジニアの成長意欲を満たす理想の環境はここにある

現在フロントエンドエンジニアとして活躍中の黒岩さん。学生時代は生物学を専攻しており、プログラミング技術は大学院卒業後に独学で身につけたそうです。それだけに就職活動は難航。実務経験がないため、なかなか希望の会社の選考に進めません。一方で未経験歓迎の企業から声はかかるものの条件面でマッチしないことが続きました。

そのような中で出会ったニジボックス。それまでの会社とは異なり技術面や案件、さらに雰囲気に関しても魅力的だったそうです。今回は黒岩さんから選考時のエピソードや入社後の研修、実際の働きやすさなどについて語っていただきました。

生物学からプログラミングの世界へ

ーニジボックスへは新卒でご入社なさったんですか?

正確には新卒というより社会人未経験で中途入社したかたちになります。大学も大学院でも生物系の勉強をしていて、卒業前に就活準備をしてはみたものの、自分にとって魅力的な会社や仕事が見つからなかったんです。どうしようかと思い悩んだ末に、卒業後はオーストラリアに渡ってやりたいことを見つけようと決意しました。もともと周囲に外国籍の学生がたくさんいて、海外に触れる機会も多かったので自分としては自然な選択肢でした。ただ、タイミング悪くコロナ禍になってしまい…。

ー足止めを喰らってしまったと

はい、一旦宮崎県の実家に帰ることにしました。最初の頃はこの騒ぎもしばらくすれば落ち着くだろうと楽観しつつ、英語の勉強をしながら様子をうかがっていたんですが、どうにも収まる気配がなく…。海外渡航の目的がやりたいことを探すためだったので、足踏みしている時間すらもったいないと思い、あれこれ調べて興味の赴くままにチャレンジしていきました。そのうちの一つがプログラミングだったわけです。

ースクールか何かに通われたんですか?

独学でしたがものすごく楽しくて、一気にのめり込みました。そもそも大学院まで生物学を学んでいたので、デジタルの世界に触れるのは初めてでしたし、デバイス上のコンテンツをコードで構築できることそのものが新鮮で感動したんです。その時味わった「面白さ」が、その後も勉強を続けていく原動力となりました。

最初はそれこそ趣味レベルで簡単なところからスタートしたのですが、やればやるほどできることが増えて、表現の幅も広がっていきました。その感覚が楽しくて、プログラミングを仕事にできたら最高だなと思うようになりました。



ーそこでエンジニアという軸で就活をはじめるわけですね

そうです。最初は気になる募集にエントリーするんですが、やはり実務未経験、特に私の場合は社会人未経験でもあることから、なかなか選考に進めません。数十社ほど応募しましたが色よい返事はもらえなかったですね。

一方で「業界未経験でも歓迎」という企業からはいくつかスカウトをいただきました。ただあまり情報が開示されていなかったり、仕事で使う技術や、求められるポジションでマッチせず、お断りせざるを得なかったんです。あと、開発に対するスタンスについてもチームワークではなく、エンジニアの単独スキルに注目しているところが多い印象でした。あくまで私がお誘いをいただいた企業に限っての話になりますが…。

ーそのような中、ニジボックスから声がかかったと

最初はカジュアル面談のお誘いでしたが、企業サイトや就活サイトに載っている情報がそれまで見ていたものとは比べようもないくらいに充実していたんです。それらを読んでいくと社内の勉強会が盛んであることや、楽しそうな職場の雰囲気が伝わってきました。

面談では人事の方が本当に雰囲気のよい方で、顔見知りの仲間とラフにおしゃべりするぐらい気軽にいろいろと質問できました。それまで気になっていた案件や技術面、職場環境などについても自分の求めているものとマッチしているなと感じ、採用面接に応募することにしました。

面接では2人の室長の登場でとても緊張しました。ですが、すごく穏やかな雰囲気で面接をしてくださり、私も落ち着いて自分の思いを伝えることができました。



エンジニアとしての“はじめの一歩”を支えてくれた研修

ーいまのお仕事について教えていただけますか?

リクルートの就活サービスサイト運営に携わるチームに所属しています。ジョイン先の方々と協力しながら学生の就活体験を向上させるためのサイトを作っていくことはとても勉強になります。

ー入社後の研修はいかがでしたか?

これがまためちゃくちゃ良かったです。ニジボックス内で使われるツールや言語についてトレーニング方式で学ぶんですが、先輩のフィードバックからの学びが多く、とても良い刺激でした。いただいたフィードバックを基にさらにブラッシュアップしてゆく中でスキルがどんどん向上していく実感が得られました。

業界も職種も未経験でしたので入社当初は不安がありましたが、この研修で解消されましたね。先輩の教え方も上手だし、インプット用のドキュメントも充実していました。とにかくエンジニアとしてのキャリアのスタートの時期に手厚いサポートがあって本当に良かったと思っています。さらに、私自身「この道でやっていけるかもしれない」と思えたのは大きな収穫でした。

ー仕事の上で大切にしていることはなんですか?

少しでも気になったことがあればとりあえず報告・連絡・相談することです。気になったことを放置すると「やっぱりあのとき確認しておくべきだった」と後悔することが多いですよね。それは避けたいので、その時点では周囲に迷惑をかけることになったとしても気になったらまずはコミュニケーションするようにしています。



次に、相談するときには必ず自分の意見を持つことです。「なぜ」相談するのか、内容に対して自分はどう考えているのか。こちらの意図や目的を明確に伝えることで、相談相手に負担をかけずに生産的なコミュニケーションが実現できると思います。

あとは、無駄なく効率よく仕事することでしょうか。仕事を続けると良くも悪くも慣れていきます。そうすると時間的にも精神的にも余裕が生まれますが、そこでのんびり仕事をするのではなく生産性を上げることに使いたいんです。たとえば一度やったことがある作業ならスピードを意識して前回より早く終わらせ、節約できた時間は他のメンバーの作業に目を向けたり、業務内容をドキュメントにまとめたりすることに使います。また、自身の技術の勉強に充てて、知見が得られたら勉強会を開くのも良いと思います。

ー仕事をしている中で喜びを感じるのはどんな時ですか?

実装がうまくいったときです。スムーズに実装できて思い通りに動いたときはうれしいですね。逆になかなかうまくいかない場合でも苦労して実装できたときは達成感も大きいです。この瞬間が好きだからプログラミングがやめられないんですよね。

ー日常の業務の中でスキルアップを図る機会は多いですか?

社外からすごく腕の立つ方をお迎えして、最新の技術や高度だけど使えると便利な技術をオンラインで講義してくださる機会もあります。本当にありがたいと思いながら毎回参加しています。

自分のやりたいことをミッションにできる

ーこれまでの仕事で印象に残っている出来事を教えてください

業務効率化のためのツールを作って、周りからポジティブな反応がもらえたときです。作業していると、時々どうしようもなく面倒なことにぶつかりますよね。私はそのようなとき、まず効率化できないかを考え、実現可能であればツールを作るようにしているんです。

ツールをチームにお披露目した際に、ポジティブなリアクションをもらえるとうれしいんですよね。

ーたとえばどんなツールを?

ある案件で、単純ではあるけれど時間がかかる作業があったんです。制作期間は2週間を想定していましたが、なんとか負荷を軽減できないかと思い、その工程を自動化するツールを作りました。結果、作業を大幅に削減することに成功し、2週間かかるところ3日で終了できたんです。担当メンバーはもちろん、実装確認するディレクターさんからも業務が前倒しで進んだと喜んでいただけました。

自分にとってはツールを作ること自体が勉強にもなりますし、先々の人にとってはツールを使うことでリソースをもっと価値のあることに投下できるので、かなり有益だと感じています。

ー勉強して作れた達成感と効率化できた達成感が味わえると

さらにこの件をニジボックスのアドベントカレンダーとしてQiitaに記事を書いたら、他の方が「私も記事を読んで作ってみました」と伝えてくれたんです。そして「ここ分からないので教えてください」と一緒にペアプログラミングをするきっかけになりました。自分にとっても勉強になるし、ツール作りを始めて良かったなと実感しましたね。



ー喜ばれるし、世界も広がっていきますね

こういう取り組みを賞賛してくれるカルチャーもニジボックスの良さだと思うんですよね。半期に一度、上長と話しながら個人の課題をミッションとして決める機会があるんですが、その場でも私のやりたいことに対して必ずいいねと肯定してくれるんです。それこそ業務効率化ツールに関しても作って発表するのをミッションとして加えたいと伝えたら、「いいね、やろうよ!」となりまして。

ー自分のやりたいことをミッションにできるんですね

基本的にやりたくないことはミッションにしたくないですしね(笑)。でもやりたいことや個人の意見、取り組みに対して絶対に否定的なフィードバックがないのはエンジニアにとって本当にありがたい環境です。

ー他にアウトプットする機会などあったりしますか?

私はもともと、困っているメンバーのサポートをしたり、相手の考えていそうなことを先回りして対応してあげたりするのが好きなんですよね。ですので、勉強したことを毎週30分かけてチーム内で発表する場を設けているんです。それによってチームメンバーや自分のインプットにもなればアウトプットにもなりますし。

発表会への参加は任意なのですが、毎回だれかしら意見をくれるんです。そして、フィードバックをもとに勉強して、次の週にはさらにブラッシュアップして持ち込んでいます。これは、とてもいいスパイラルを描けているなと思っています。



オンラインだからこそ温度感あるコミュニケーションを

ー働き方としてはリモート中心なんですよね

実は今日のインタビューが初めての出社なんです(笑)。あくまで私個人の感想なんですが、リモート中心のいまのワークスタイルは仕事と生活のバランスがすごくとりやすいと思っています。リモートでもSlackでつながっているので孤独感はないですね。また、チーム内ではオンラインでもコミュニケーション不全に陥らないようにみんなで意識的にコミュニケーションの機会を作るようにしています。

Slackの雑談チャンネル以外にもオンラインミーティングで話したり、リモートだけど一緒の職場で仕事している感覚です。人にもよると思いますが私は完璧にインドア派なので、無理して出社しなくていいところが自分としてはとても気に入っています。

ーここまであげられたこと以外でニジボックスの好きなところはありますか?

そうですね、まずはメンバーがみな勉強熱心なところですね。勉強会やLT(Lightning Talk)会が頻繁に開催されていますし、Slack上の個人チャンネルでは技術共有を行っている方もいます。プログラミングが好きで技術力を向上させたい方にはとても刺激的な環境だと思います。

もうひとつは面接のときにも感じたことですが、親しみやすい雰囲気です。年齢、社歴、エンジニア歴にかかわらずフレンドリーに話せる職場なんです。チームでは毎日夕方にMeetで作業報告をする時間がありますが、作業報告の時間は半分で残りは雑談で盛り上がっています。

リモート中心なので会って話す機会はあまりないのですが、オンラインで集まって何気ない話ができる環境が好きですし、雑談できる職場の雰囲気を作っている人たちこそ、ニジボックスの魅力そのものなのかなと思います。

ー今後の目標を教えてください

いずれはモダン技術を使った案件にチャレンジしたいですね。ニジボックスにはいろんな案件があるので、経験を積んでいずれその中のひとつに関われたらいいなと思っています。

長期的なビジョンとしては、この人にお願いすればなんとかなると思われるようなエンジニアになることです。社内外問わず、業界から必要とされる人材になりたいです。

ーそのために何か心がけていることはありますか?

いまの時点ではひたすらインプットとアウトプットですね。コーディング技術を磨くことや、ネットワークやコンピュータープログラミングの勉強など、とにかくなんでもできるようにしておきたいです。情報系の大学を出ている方なら授業でやっていることばかりですが、その時間に私は生物を触っていたので(笑)。そして、基礎的なコンピュータの勉強にも取り組んでいこうと考えています。

また、頼られるエンジニアとして技術を持っていることは大前提で、「人のやりたいことにNOと言わない」理想の人物像を意識しています。

ー社内にも理想的な人物像を体現されている方はいますか?

確かにいますね…、その先輩は周りがしっかりと見えているんだと思います。もしかするとそれも頼られるようになるには必要な要素かもしれませんね。意識していきたいと思います。



ーそれでは最後に、この記事を読んでいただいた皆さんにメッセージをお願いします

ニジボックスは個人の意思が尊重され、伸び伸びと成長していける職場です。それ故にプログラミングが好きで勉強熱心な方が集まっているのだと思います。

そんな活気のある職場でありながら、リモートワークやフレックス制度が採用されているため柔軟な働き方ができるので、仕事とプライベートを両立できる充実した生活が送れると思います。今回の記事を読んでニジボックスに興味を持たれた方はぜひ説明会やカジュアル面談などでコンタクトを取ってみてください、お待ちしています!

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