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起業から7年目で考える会社の規模感について。

 どうもこんにちは。アソビスキー代表の近藤です。久しぶりにストーリーに記事をかいております。ウォンテッドリーへ再掲載して約3ヶ月が経過しまして、売り手市場になっている昨今、エントリーの数的にはややゆったりという感じですが、こんな弊社にみなさんがちょいちょいアプローチいただきまして嬉しい限りです。相変わらずの副業希望者が一番多く、ついで中途での希望、インターン極小、という感じです。

 起業して7年目なんですが、他の会社の経営者の皆さんは7年目ってどんなステージなんだろうなあ、と最近考えたりします。ある会社さんは新卒をものすごい人数採用していていやーすごいなあ、という会社もあれば、ちょっとシュリンクしてスリムにしました、みたいな方もいたりでこれはほんとに十人十色というか十社十色です。出資出資でどんどん引っ越すビルがでっかくなる人もいます。すげーなあ、そんなにみんな出資してくれるんだ、どうやって出資してもらってるんだろうなあと考えたりしますが、自分はマイペースに自己資金+売上拡大に応じて社員数をジリジリ増やしている、という表現が近いです。上場を狙っている人も、親から引き継いだ事業を堅実に運営している人もいて、それぞれの目標や事情の中でこのコロナ禍の通常よりも厳しい時代を戦っているんだと思います。

 さて、そんな中での弊社ですが、昨年から取り組んでいる新しいビジネスに加え、昨年末に文字通りの降って沸いたビックビジネスが水面下で進んでおります。二転三転、紆余曲折を経て全く狙っていない角度からの新規事業が6月から始まります。なんなんでしょうかこの流れ。よく質問で起業に必要な要素ってなんですか?と聞かれますが、最初はスキルとかより何よりもやる気とか執念とか気合いとか割と情緒的なものが不可欠というアナログ派だったのですが、さらに最近思うのは「運」。もうこれに尽きます。これしかないです。気合い+運。これですよこれ。努力や勤勉さなどがどんなに積み重なってもこの運が無いとどうにもならない。毎年エポックな出会いが本当にこの数年毎年コンスタントにありまして、そこから始まるビジネスがどんどん拡大して継続していく、そしてその人の紹介でまた新しい仕事が始まる、この連鎖が加速しています。ありがたやありがたや。

 あと変わったことといえばおかげさまで弊社と仕事がしたい、と熱くお話ししていただける会社が本当に増えまして、都度褒められることが増えました。恥ずかしい限りですが、熱いですよね御社、などと良く言われます。が、どっちかというと言いたいこと言っているだけでして・・・普通初対面で打ち合わせする時に、あ、それやりたくないです。とか普通の営業は言わないらしく、結構相手は面食らう事が多い様です。正確に言いますと、それは得意じゃないので他の会社に頼んだ方がいいです、なんなら紹介します、というパワーワードが結構びっくりされるようです。


 初対面で他社紹介する会社ってなんなのかと思うんですけど、得意じゃない仕事受けてしまって慣れてない仕事一生懸命考えて提案してそれが明らかにクオリティが低いのであれば世に出すのは申し訳ないんですよね。常にそればっかり考えていて仕事の依頼がなくても常にアップデートを繰り返し、いざお客さんにありますかねこんなの、という待ちに待ったお言葉にキターって満を辞して出すのと圧倒的な差がありますよね、絶対に。弊社ははっきり得手不得手があります、得意な領域は追随を許しませんのでこっちでどうでしょうか、というスタイルの提案で、おかげさまでニーズが合致した場合はほぼ100%に近い受注率を誇っております。まあ発注なさそうな場合は先に提案せず逃げるので結果ほぼ100%、という事なんですけど。

 そんな感じで起業から最大200%から平均で130%くらいの伸び率で推移している弊社ですが、それでも元の分母が小さいのでまだまだそれほど大きな規模ではありません。仮に10億がひとつの壁と言われていますが、10億やるにはどれだけ人員を増やして会社を大きくしないといけないのかと考えるともう恐ろしい感じです。業界のポテンシャルとしてはやれなくないんですけど、もともとニッチなビジネス領域においてさらにウルトラニッチなポジションを狙っているので、規模とニッチがどこでバランス取れるのかがまだ読めていない部分でもあります。

 マスに降りれば間違いなく尖れなくなるので、エッジは尖ったままでどこまで広げられるかが探りどころと考えていますが、まず日々いただくご依頼、色々と言われているご要望について、得意な領域においてはどこまでも広げていこうと思いつつ、どこかで線を引いて、この領域のこのポジションを維持する事が結果長く続けられるであろうという自分なりの経験をもとにした論理をもとに毎週の業務を実施している今日この頃でございます。

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