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社員インタビュー「新卒入社から途中退職を経て芽生えた、果敢な“自力本願”と熱烈な“むすびす愛”」

こんにちは。むすびす採用チームの八幡です。

今日は、エンディングプランナーであり、1年間の家出~復職も経験した出戻り社員、「池田 遼」さんに【社員インタビュー】として、仕事で大切にしている事や他社を知ったからこそ分かったむすびすの特色について聞いてみました!

2013年入社
池田 遼 ( Ikeda Ryo )
葬祭事業部 課長
エンディングプランナー

——池田さんは2013年に新卒で入社されたそうですが、むすびすを知ったきっかけは何だったのでしょうか?

大学3年の時に就活を始めたのですが、それまでは散々遊んでいて、アルバイトをした経験もなかったんです。そんな自分だから、ルーティンワークを繰り返す仕事だと、怠慢から飽きてしまう可能性が高い。だから人生の一部としてできるようなことを職業にしたいと思い、業界を絞らず、企業理念や方針を中心に調べていました。 そして人に携わるという意味で冠婚葬祭を探していたら、むすびすを見つけました。その頃は“命をむすぶ”という言葉だったと思いますが、「何だか面白そうな会社があるな」と思って、説明会に参加しました。そこで「俺が働く会社はここしかない!」と直感し、むすびす1社だけにエントリーしました。そして内定をもらい、「入社までバイトしないか」という流れになって、1年間アルバイトをしてから入社したという経緯です。


当時、新入社員研修の一環だった「田植え研修」


——入社1年目の冬にはエンディングプランナーとしてデビューされた池田さん。お葬式を施行する際に大切にしていることは何でしょうか?

「お葬式をするという感覚ではやらない」ということです。僕がお客様との打ち合わせで最初にお話するのは「何のためにお葬式をするのか」ということです。表向きは故人に対して、どんな時間になるのかをお客様とお話します。「故人様は何をされてきましたか?」「ハワイがお好きだったんですね」等と話をしていると、ご家族から「病気になってからは行けなかった」というお話が出てきます。「では、行けなかった過去ではなくて、行けた未来を創りませんか」とお話し、昔ながらの白木の祭壇ではなくて、南国風の祭壇にするなどご提案する訳です。でも、私たちが祭壇や棺を準備する一方で、ご家族にしか準備できないものってありますよね。例えば、ハワイ行きの航空券や写真、ガイドブックなど…。それをご準備いただいて、お客様と一緒に、お葬式ではなく「故人様の未来」を創っていくんです。

ここまでなら、ただ故人様に良くしている葬儀社です。でも、どんなに良くしても、故人様は亡くなっているから喜ばない。本当に裏テーマとして持っていなければいけないのは、そのお葬式を終えたとき、お客様の未来がどうなっているのかを考えること。それこそが、我々がお葬式をお手伝いする目的なんです。お客様が後で振り返ったとき、「ハワイ好きだったけど、最期まで連れて行けなかったな」と思うのか、「最期の最期にハワイにけて良かったね」と思えるかで、お葬式が後悔の記憶になるか、お葬式をしたことで勇気に変えられるかが違ってくる。むすびすに出会ったことによって、お客様の未来を上向きに変える。この上向きになった部分が“命が輝く世界”だと思っています。


——1年間の家出期間(笑)があったようですが、どのような思いがあって退職し、再びむすびすに戻ってきたのでしょうか?

入社当初は風通しがよくて、社長が「右」と言えば「右」を追いかけ、社長が「社員としてあるべき姿はこうだ」と言えば全員一丸でやる。そんな感じだったんですが、社員数が増えてくると、追いかけない社員も出てくる訳です。そうした状況を見て、僕は、会社が本来目指すべき場所と、違う方向に進んでいると思ってしまったんです。会社というのは「人」の集まりで、その「人」をまとめるべき立場にあった、自分も含めた課長たちの力が足なかったが故に、そうした状況になってしまった訳なんですが、当時は他人事のように傍観して、会社の先行きを悲観しているだけだった。

退職後は、某ホテルでイベントのプランナーに就きましたが、近しい職種ゆえに凄く違和感がありました。見ているところがむすびすと違って、お客様じゃなかったんですよね。そのホテルは社員数が1000人以上いて、役員はおろか、社員同士の顔も分からず、会社が向かっている方向も見えてこない。理念も壁には飾ってあるものの、それについて語られる場は一切なくて。僕は、おかしいと感じたんです。でも、そんな会社がいっぱいあるんですよね。大手企業の実態ってこんなものなのか。それならむすびすこそ大きくなるべき会社なのではないか。でも、むすびすが大きくなったとき、同じような普通の会社になってしまうのは絶対に嫌だ! と、急に“むすびす愛”が芽生えて。むすびすが駄目になることは、日本のお葬式が衰退するということなので、それを止めるために戻ってきた感じです。


——そして復職し、現在に至る訳ですね。復職後のご自身の変化を教えてください。

退職前は傍観するだけで「誰かがやればいい」といったことが、今は自分から積極的に動くようになったという感じですね。「自分はどうしたいのか」考えるようになりました。色々発信していると、周りから「これ、どうなってるんですか?」という質問がいっぱい飛んでくるんですが、むすびすで働くみんなが「どうなってるんですか?」じゃなくて、「こうしたい」に変わってほしいんです。社員一人ひとりの「こうしたい」が理念に則っていれば、僕はOKだと思うんです。ぶれない軸の上で、他人事ではなく、自分事として考えられる。そういう主体性のある人を育てたいですね。そこが一番、復職してから変わったところです。



——最後に、池田さんにとって企業理念である“命が輝く世界を創る”とは、どういうことでしょうか?

むすびすに関わる人たち、みんなが幸せになることですね。それは、お葬式じゃなくてもいいと思います。むすびすがあるから、ちょっと生活が幸せみたいなもの。将来的には、お葬式の仕事だけじゃなくて、トータルライフサポート企業みたいになっているはずです。社長の考えは分からないけれど、理念から逆算すると、そうあるべきなんです。やっぱり“命が輝く世界を創る”ためには、亡くなってからでなく、亡くなる前から、「ゆりかごから墓場まで」の発想ですよね。お葬式に囚われることなくトータルサポートする。我々が携わる人たちすべてが、明日をより良く生きる未来を創ることが“命が輝く世界を創る”であると考えていますし、そこに貢献したいと思います。

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