独学で一流に！？～某有名大学で10年以上使用されているシステムを生み出した秘訣は～

こんにちは、シアトル中途採用担当の藤林です。

今回は高校1年の時に読んだパソコン雑誌をきっかけに、自作PCやサーバーに関して独学で習得し
某有名大学で10年以上使用されるシステムを作り出した経歴を持つ、
インフラエンジニアの平岡さんにお話しを伺いました！
誰にも教わることなく、周囲から評価される技術を身に付けられている秘訣をお話しいただきましたので
ぜひ最後までお読みください！

■きっかけは高校生の時！？エンジニアになった経緯を教えてください！

高校1年生の冬にパソコン雑誌を見て、「自作PC」という存在を知ったのがきっかけでした。
当時はお金がなかったので、PCを作るために1年間は本屋で立読みをして知識をとにかく付けましたね。
高校2年生の冬にようやく自作PCを作って、オンラインゲームをするようになりました。
通常だとゲームをするようになってから、自作PCに辿りつく方が多いと思うのですが、
私は逆だったんです。

大学入学後は、アルバイトでPCデポに入ったのですが、
そこで出会った先輩から自作PCでLinuxサーバーをつくってみようと提案されました。

そこで、先輩と一緒に本屋に行ってLinuxに関する本を買って
Linuxをインストールして、最初にメールサーバーを作ったのがインフラエンジニアとしての始まりでした。

■有名大学で今も使われているシステムを作った話を詳しく聞かせてください！

本を買って自分で手を動かせば、自宅サーバーを公開できるようにはなりました。
ただ、大体の人は自宅サーバーを作っても、乗せるものが無くて止めていくことが多いのですが、
私は家にVPNサーバーを建てることにしました。
理由は、通信内容が制限されている大学の研究室ではできないオンラインゲームを
やりたいという想いが強かったからです(笑)

そうして遊んでいた時に、大学の先生から話があったのがシステム開発のきっかけでした。
大学の授業で、ネット上の掲示板で法律の議論を行い、その議論に対して成績評価されるという形で
授業を行っていたのですが、その掲示板のサービス終了が決まり、
先生が困っているという話を聞いたので、それなら私が代わりになるシステムを作ろうと考えました。
Linuxサーバーを準備してオープンソースのものを使いつつ、
既存には無い難しい機能は業者にも頼み込んでシステムを作り上げたのですが、
それが今現在も使われているんです。

ついに、私は自宅サーバーに乗せるものを手に入れたのです。
ただ、大学で使用するものを乗せた結果、個人情報の管理やデータの保存に課題を感じたので、
情報収集をして、セキュリティーやバックアップの対処を行いました。
その2年後には、今度はサーバーが落ちることに不安を感じて、仮想のレンタルサーバーに移して
それからは運用管理だけを続けて行うようにしました。

つまりは、誰にも教わったわけではなく、自ら興味を持ったことに対して情報収集して
手を動かし続けた結果、恩師の役に立てるシステムを作り上げることができました。

■現在はどのようなことをされているのですか？

現在はチームの管轄をしつつ、お客様の社内の個人情報の管理業務やネットワーク・サーバーの管理
PC端末のリプレイスプロジェクト、仮想デスクトップ環境の構築などを1から対応しています。

元々は新卒の子をOJTしつつ、2人で1年ほど対応していたのですが、お客様から評価してもらえて
別の業務も任せてもらえることになり、現在は4名体制に拡大している状況です。

これまでに新卒のOJTをしたことが無かったので、プロジェクトが始まった当初は、
私がやってきたことを教える事を意識しました。
まずはお客様と同じ環境をテスト環境で作ってみてもらい、実際に手を動かすことで
やり方を覚えてもらいます。
その結果、お客様の所では一人で出来るようになるので、早くて確実な育成が出来ました。

最初はどうしても、資格や勉強に焦点を当ててしまいがちですが、
そうではなく、まずはアカウントを発行して、何かを作ってみることが先決だと私は感じてます。