マーケティングチーム社員インタビュー!チーム発足は「有益な情報を提供しクライアントとの接点をつくりたい」想いからー発足から3年目の今でも広がり続ける活動の幅
今回は2018年に入社し、現在はマーケティングチームで活躍している秋葉彩乃さんにインタビューしました。(※インタビューの写真撮影の時のみマスクをはずしていただいています)
秋葉さん略歴:
新卒で臨床検査技師として大学病院に勤務。臨床検査技師としての立場を越えて、より広い分野で医療に貢献したいという想いを持ち M3DCに入社。民間企業・営業職でのキャリアを未経験からスタートし、入社翌年にはマーケティングチーム立ち上げメンバーに選任。チーム発足から約2年、自社オウンドメディア「デジぽち」のコンテンツ企画・制作や、クライアントのWeb講演会前後のマーケティング支援の企画など幅広く業務に取り組んでいる。
※デジぽち:
M3DCのオウンドメディアで、製薬・医療業界に特化した動画サイト
病院以外の視点からより幅広く医療に貢献したい、臨床検査技師からのキャリアチェンジ
——秋葉さん、前職は大学病院で臨床検査技師として勤務されていたとのことですが、転職のきっかけはどのようなことだったのでしょうか。
前職は大学病院に臨床検査技師として勤務し、採血や腫瘍関連検査に携わっていました。命にかかわる業務だったので、一部プレッシャーを感じる反面、非常にやりがいもありました。
一方、病院にかからない人にとっても医療サービスは非常に重要で、病院以外の視点からより幅広く医療に貢献したいという想いが強くなり、転職活動を開始しました。
——資格をお持ちだった分、異業種への転職は大きな決断だったかと思います。
そうですね、医療業界をターゲットした会社でいち会社員としてのスキルも身に付けていきたい、あえて新しい世界に飛び込み自分を成長させたいという想いがとても強かったです。
——併願先の中でもM3DCに入社を決めた理由は何だったのでしょうか。
臨床検査技師も全国にチームがあり、現地に足を運んでの研究班の発表会も開催されていたので、以前からオンライン化できればいいと感じていました。M3DCのミッション「情報提供手段をデジタルによって最適化し、医療現場をアップデートする」は自身にとって身近に想像でき、共感できる部分が大きかったです。
また、職種未経験でありながらも新井さん(代表)が面接で医療に対する気持ちに耳を傾けてくれたこと、新規事業にも関わるチャンスがあることから入社を決めました。
営業チームわずか4名、クライアントとの接点を模索
——2018年当時はクライアントにはどのようにアプローチされていたのでしょうか。
当時は、メンバー4名で過去の名刺をひっくり返して名刺交換をしたクライアントへ電話でアポイントメントをとってアプローチしていました。営業の延長線上で年に1回展示会出展もしていました。
——4名というとだいぶ少ないですね・・・!当時の営業チームの課題感は何かありましたか。
名刺をもとにひたすら電話をかけていく手法だと、コールするタイミングが重要で運任せになってしまう部分もあります。メンバー数も少ないのでより効率よく幅広くクライアントにアプローチする方法がないか考える必要がありました。
また、営業チームはクライアント目線で常にサービス開発・提供に向けて動く必要があるところ、まだ当時は自社商材のWeb講演会を自分たちでは使ったことがない状況でした。
そこで、まずクライアントに提供している配信ノウハウを自分達で使って、その配信の中で当社が提供できるサービスの情報をクライアントに発信しようという発想に至りました。
Webinar で自社商材・サービスを説明
——クライアントに提供している配信ノウハウを自分達で使うという発想が、M3DCからクライアントに向けたWebinarの実施につながったのですね、初期の内容は具体的にはどういった内容だったのでしょうか。
主に商材説明のセミナーで、製薬業界のクライアント向けに、医療従事者向けのWeb講演会サービスに関するプランや、Web講演会実施により期待できるマーケティング効果について解説する内容でした。
——Beforeコロナの2018年当時は、Webinarを活用した営業手法はあまり確立されていない状況でしたが、どのように実施まで進められたのでしょうか。
新しいアイデアの実行については「やってみよう」と支援してくれる環境なので、実施について社内を納得させるためのコミュニケーションには特に苦労しませんでした。
しかし、Webinarの進行管理もはじめてで、分からないことだらけだったので、都度社内の他チームメンバーにも確認しながら進めていく必要があり完成までは大変でしたね。
——具体的にはどのような手順で実施まで進められたのですか。
Webinarのシナリオを作成し、講演者を営業チームで決め、実際のコンテンツの配信・収録はデジタルイベントチームに協力してもらいました。台本作成やカメラ絵に関する知識も当時はなかったので、教えてもらいながら進めましたね。他にもここには書ききれないくらい(笑)、たくさんのことを試行錯誤で進めていました。
——Webinarの反響・手ごたえはどうでしたか。
Webinarを視聴頂いたクライアントの内、「詳細を聞きたい」と数社からお返事をいただき、実際の案件受注につながりました。手ごたえは大きく、Webinarは継続的に実施する方針になりました。
——アイデアを実行に移して1つのコンテンツを作り上げるのは非常に大変なことかと思いますが、当時振り返られていかがでしょうか。
先述のとおり、少人数で企画・集客・ページ設定・テレアポまで一気通貫で行っていたこともあり、確かに、非常に体力は必要でしたが(笑)社内メンバーもとても協力的だったので、進めることができました。
マーケティングチーム発足
適切なタイミングで最適な情報をクライアントに提供できるよう、オンラインチャネル活用強化ーマーケティングチーム立ち上げのきっかけ
——2019年にマーケティングチームが発足していますが、その背景はどのようなものだったのでしょうか。
Webinarはクライアントご自身から連絡をいただけるきっかけになることが分かったので、本格的に強化していくことになりました。これが自社オウンドメディア「デジぽち」のはじまりです。
また、適切なタイミングで最適な情報をクライアントに提供できるよう、オンラインチャネル活用の重要性を強く認識したため、当時営業チームの担当役員だった取締役の清本さんとマーケティングチームを発足することになりました。
当時も今も、Webinarだけでなく、クライアントの職種に合わせたメールでの情報発信や、展示会出店なども組み合わせ、幅広くマーケティング活動に取り組んでいます。
「有益な情報を提供し、クライアントとの接点をつくりたい」想いを行動に -オウンドメディア 「デジぽち」
——M3DCの製薬業界向けオウンドメディア「デジぽち」では、過去開催のWebinarも視聴できます。もともとはライブ配信の視聴ページだったのですよね。
そうです。元々はWebinar1つ1つに対して申し込み、URLが自動で発行されるといった単発のページでしたが、過去のコンテンツも貯まってきたので、2020年4月にオンデマンド視聴も可能な会員制サイト化しました。
——2019年以降開催のWebinarの内容は、商材説明の枠を越えて幅広いコンテンツを扱っていると思うのですが、取り扱う内容の変化にはどのような背景があったのでしょうか。
マーケティングチーム発足と同時に、クライアントにとって本当に有益な情報は何か考えた結果、Webinarも商材説明だけではなく、製薬業界の時事情報や、MRさん向けにマーケティングノウハウを解説するものなど、取り扱う内容が変わってきました。
その時々で最適な情報をお届けすれば反響も大きいことを実感しています。
デジぽちの進化はダイナミックな社内外のコラボレーションとともに
——デジぽちは、社外のパートナー企業様とのコラボレーションも多くなってきていると思います。こうしたコラボレーション先の企業とはどのようにコンタクトをとられているのでしょうか。
コラボレーションしていただけそうな企業をリスト化し、体当たりでメールや電話でコンタクトを取っています。今も変わらないですね。2019年当時はデジぽちの名前があまり知られていなかったので、どうしたら企業担当者の方にデジぽちの魅力を分かって頂けるか考え提案資料を作成し、アポがとれた会社には何回もコミュニケーションをとりにいきました。
現在は毎年パートナー企業様が少しずつ増えているような印象です。
——パートナー企業開拓においても、秋葉さんの営業経験が活かされていると感じました。
そうですね。マーケティングも営業的な経験・視点を持っているとできることの幅が広がると思います。
——デジぽちには、マーケティング・営業系チームのメンバーが講師として沢山登壇されていますね。
マーケティング・営業系チームは、マーケティング経験者、医療業界出身者もいますし、何より、日々クライアントと接しているので顧客解像度が非常に高いです。そういったメンバーに講師としてデジぽちで情報発信してもらうことは非常に意味が大きいと思います。
——社内SNSでも、「~さん登壇のデジぽちが配信されます」というようなメッセージが多く発信されていて、社内コミュニケーション活性化にもつながっていると思います。 配信も、基本すべて自社スタジオでの配信ですよね。
配信の演出は、配信チームがその時々にあった演出を試験的に試してくれることで回を重ねるごとに魅力的になっています。配信の中でアニメーション動画を使用する場合には、動画制作のチームにも協力してもらっています。
——社内のメンバーが多様になればなるほど、デジぽちでできることの幅も広がっていくのですね!
そうです!「デジぽち」をM3DCのメンバーの創造性を発揮できる場として今後も進化させていくことができたら嬉しいです。
Web講演会だけではないクライアントのマーケティング思考から分析までを支援
——営業からはじまり、マーケティングチーム発足、デジぽちのコンテンツ充実など多くのことに取り組まれてきましたが、現在秋葉さんが取り組まれていることについても教えてください。
マーケティングチームの役割は新規リード獲得と、いわゆる「アツい見込み顧客」ををインサイドセールスチーム・営業チームにトスアップすることです。
デジぽちはクライアントとの接点づくりで非常に重要ですが、それ以外にもマーケティングチームの活動は多岐にわたります。
例えば、ある外資製薬企業様と一緒にWeb講演会の価値を最大化するための新しい取り組みにチャレンジしました。具体的には講演会実施前後のマーケティング施策(告知メールの改善、視聴前後アンケートを使った興味・理解度チェック、キャッチ―なオープニング動画の制作、Web講演会を一回で終わらせないためのダイジェスト映像化など)を提案し一気通貫でご支援しました。
このような実績の積み重ねが、自身の所属チームだけでなく営業や動画制作チームなど他部署にも良い影響を与えていると感じています。
また、自社オウンドメディア を企画・制作してきた経験を活かして、こうした施策も中心となって動かすことができることにやりがいを感じていますね。
「リモート勤務でもいつもメンバーが隣にいると思いながら」マーケティングチーム 新メンバーの存在
——発足から3年目となり、マーケティングチームには新しいメンバーが入社されていますが、チームの雰囲気はいかがでしょうか。
コミュニケーションを大切にしているチームです。在宅勤務の比率も比較的多いチームですが、いつもメンバーが隣にいると思いながら業務に取り組んでいます。
1日メンバーの誰とも会話しない日はないですし、週2でオンライン朝会も行っています。アイデアを箇条書きにした段階から他メンバーに共有・意見をもらってスピーディにブラッシュアップすることで施策を進めています。
会社の成長も個人の成長もスピード感は想像以上
実直に進んでいれば何事も達成できる環境、試行錯誤を大切に
——秋葉さん、ご入社当時Wantedlyのインタビューで、3つ取り組まれたいことを挙げられています。今振り返ってみていかがですか。
- インサイドセールス実務経験向上
- 新たなマーケティングイベント企画
- 病院/コメディカルへの新サービスアプローチ
1については、インサイドセールスチームが発足したので、現在の私の業務内容とは異なるのですが、マーケティングチームとインサイドセールスチームは一体となって動いているので(インサイドセールスチームは朝会にも参加してくれています)広い意味では叶えられていると思います。2,3はまさに取り組んできたことですね。
——新たなマーケティングイベント企画、最近ではどのようなものがありますか?
11/18(木)にM3DC主催で、医療製薬マーケター向けセミナーPharma Marketing Dayを実施します。
https://www.digipochi.com/event/pharma_marketing_day/lp
当日のプログラム・登壇企業の方との打ち合わせ・自社セッションの企画・収録の立ち会い・イベントサイトのデザイン・集客・バーチャルスペースを活用した懇親会の企画と運営など、準備することは多岐にわたりますが、ゼロからイベントのイメージを組み立て言語化しプランに落とし込み、最終的に形にしていけることに楽しさややりがいがありますね。
開催までもうすぐですが視聴者数の目標を達成できるようにスピード感を大切に動いています。
——2018年入社当時のご自身に言葉を届けられるとしたら何を伝えたいですか。
実直に進んでいれば何事も達成できる環境にいるから、試行錯誤を大切に一歩一歩進んで、と伝えたいですね。会社の成長もですが個人の成長もスピード感は想像以上でした。
医療業界全体に貢献したい、入社当時から持ち続けている想い
——今後新しく取り組んでいきたいこと、企画したいことがあれば教えてください!
医療業界全体に貢献できるようなサービスを企画したいです。前職の同僚と話していても、病院のIT化の遅れなど話題にあがることがあります。製薬業界はもちろんですが、広く医療業界に貢献したいというM3DC転職時の軸は今でも変わっていません。
——入社当時からの想いは変わらず、ということですね。私もm3dcの社内の雰囲気を含め有益な情報をお伝え出来るように精進していきたいと思います。本日はありがとうございました!
ありがとうございました!