株式会社リヴァの井上です!
今回は2012年にリヴァへ中途入社し、双極事業部を立ち上げ、「双極はたらくラボ」の編集長として働く 「松浦 秀俊(まつうら ひでとし)」をご紹介します。
20代の時に双極性障害を発症し、実際にリヴァのサービスを活用した後、入社を決めた松浦。
当疾患の当事者だからこそ活かせる強みを発揮し、新規事業を立ち上げました。
・具体的にどのような過程をへて事業立ち上げに至ったのか
・スタッフが日々、どのような価値観を大切にして働いているか
そんなことがよく分かる記事となっておりますので、学生の皆さんもぜひ一読し、就活にお役立て下さい。
(以下、『社員インタビュー』『双極はたらくラボとは』より一部転載します。)
現在の仕事内容・チャレンジ内容
双極事業部という部署で「双極性障害と働く」に関する様々なサービスの開発、運営をしています。
具体的には、双極性障害で働くヒントが見つかるメディア「双極はたらくラボ」のコンテンツの企画、制作、編集。双極性障害と働くに関する当事者同士のトーク会の運営。働いてる双極性障害の方の支援「双極パーソナル」のサービス開発全般などです。
事業部以外の仕事としては、リヴァトレで提供する双極性障害プログラムの担当や、会社全体のWebマーケティングに関わる業務も担当しています。 チャレンジしている業務として、2022年3月に立ち上げたばかりの双極事業部の取り組みを事業として成り立たせるべく、日々努めています。
双極はたらくラボ立ち上げの背景
私は新しいことへのチャレンジ精神が旺盛で、「社内で新規プロジェクトや新規事業をいくつも提案するものの、軌道に乗せる前に頓挫させる」ということを繰り返していました。そんなある時、リヴァ代表からの「双極性障害の当事者としての松浦さん自身の経験や得たことを、もっと発信したらいいんじゃない?」というアドバイスを受けます。
それを機に、私はツイッターの実名アカウントによる情報発信を開始。日々の体調や困りごとへの対処などについて、飾ることなくつぶやき続けた結果、「双極性障害」と「働く」という狭い分野での発信であるにも関わらず、1万人を超える方にフォローしていただくなどの反響がありました。
これは私にとって大変ありがたいことでしたが、一方で、まだまだ双極性障害に関する情報が社会に不足していることの証拠のようにも感じられたのです。
そこで改めて考えたのは、「双極性障害当事者の、より多様な生き方や働き方に関する情報を収集し、必要とする人に届けていきたい」「個人の取り組みでなく、組織の業務として取り組むことでコンテンツの質を上げ、継続的な情報発信ができるのではないか」ということでした。
そこで、上司や同僚に「『双極性障害』と『働く』に特化したWebメディアの構築と運営」に関するプレゼンテーションを行い、承認を得て、「双極はたらくラボ」をスタートさせたのです。
自分の人生で大切にしていること
「どうせ働くなら楽しいものを」「いいものをは広めたい」働くうえで長年キーワードとしてもっているものです。一日24時間のうち3分の1を占める働くこと。この時間が楽しくないと人生楽しくないんじゃないかという考えがあり、職場を選ぶときは条件よりも、業務に関心があるか、自分の好きな人と一緒に働けるかを大事にしてきました。
また、いいものは広めたいという想いがあり、それが過去の業務である広報担当や、現在のメディア運営という形で仕事にも反映されています。これはプライベートでも同様で、「あの人にはこれがいいんじゃないか」とアンテナを常に張っていて、ピンとくるものがあれば情報提供をしています。
結婚してからは家族が仕事と並ぶ、2大大切なものになりました。家庭があることで仕事とのバランスがとれ、より働くことが楽しくなってきたこの頃です。
今後やりたいこと
4年前に採用ページのインタビューを受けた時には「双極性障害の方に特化したサービスを開発したい」と回答しており、それは今、双極事業部という形で実現できました。
▼当時のインタビューはこちら(「双極性障害の当事者だからこそ、届けられるサービスがある。」)
https://www.wantedly.com/companies/liva/post_articles/241691
次は、双極事業部のビジョン「働きたいと望む双極性障害の人が自分らしく働ける社会の実現」がやりたいこと。 現在は当事者の方への情報やサービスの提供が主ですが、当事者の家族や所属する企業へと対象を広げ、ビジョン達成に向けて歩みを進めたいです。
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