1
/
5

「未来の遊び」で社会とつながろう!リトプラの体験型学習プログラム!

こんにちは!リトルプラネットPR担当のまっつんです!

株式会社リトプラでは、保育・教育機関と連携した取り組みを積極的に行っています。
「デジタルテーマパーク」をテーマとした課外学習の実施や、アトラクションのアイデアハッカソン、アトラクションの共創プログラムなど、これらの体験型学習プログラムを通して、リトプラならではの ”未来学習” をこれまでに5回実施しています🖋

実は、先月登場した「ASTRO DELIVERY/お絵かきロケット宅配便」に登場するメインキャラクター、背景やロケットのデザイン案も横浜国立大学教育学部附属横浜小学校5年1組(以下、「附属横浜小学校」と言います)のみなさんとの未来学習によって誕生しました🚀

今回は2023年6月から2023年9月までの約4か月間にわたる、アイデア出しからプレゼンまでの一連の工程を作成していただいたプレゼン資料とともにご紹介します!

【”未来学習” のきっかけ】

附属横浜小学校5年1組のみなさんが朝の会でスピーチに取り組んでいて、そのなかで多かった話題が自分たちの「遊び」に関わるものでした。スピーチを進めるなかで、昔の遊びと現在の遊びに違いがあることに気づいたそうです。

昔はブロックや積み木で遊んでいたけど、今はゲームを始めとしたデジタルなものが多くなっている…。
じゃあ、これからの未来の遊びってどうなるんだろう!?

というこどもたちの疑問をきっかけに、担任の白川先生が手にしていたリトルプラネットのチラシを見せたところ、子どもたちから「行ってみたい!」と声が挙がり「リトルプラネット ダイバーシティ東京プラザ」へ体験学習に出かけることになりました。

▲「リトルプラネット ダイバーシティ東京プラザ」で体験学習をしている様子


当時リトプラでは、「宇宙」をテーマにしたアトラクション開発の真っ最中。社内にいるおとなのアイデアだけでなく、こども目線のアイデアを取り入れたいと考えていたところでした。

▲企画担当の「こにたん」(左)と「みやっち」(右)


そこで、附属横浜小学校5年1組のみなさんにアトラクション開発に協力してくれないか伺ったところ

・やってみたい!
・やってみたいけど、出来るかどうか不安…
・じっくり考えてから返事しよう!

など、様々な反応が見られました。
クラス内で考えた結果、附属横浜小学校5年1組の「総合的な学習の時間」(※)の取り組みとして一緒に活動していくことになりました。

(※)総合的な学習の時間:変化の激しい社会に対応して、探究的な見方・考え方を働かせ、横断的・総合的な学習を行うことを通して、よりよく課題を解決し、自己の生き方を考えていくための資質・能力を育成することを目標にしていることから、これからの時代においてますます重要な役割を果たすものである。(文部科学省サイトより)

未来学習1回目:リトプラを知る/依頼内容の説明

リトルプラネットへの来場をきっかけにアトラクション開発に携わることになったこどもたち。いよいよ体験型学習プログラムが始まります💪


初回の学習はオンラインで実施📺
まずは株式会社リトプラがどのような会社か、どのような想いでアトラクション開発をしているかを紹介したうえで、今回の依頼内容を説明しました。


一人ひとりがタブレット端末から授業に参加し、真剣な表情で耳を傾けていました。
これから小学生ならではの自由な発想と柔軟な思考でアトラクションの背景やメインキャラクターを考えてもらいます!

未来学習2回目:背景/メインキャラクター案発表


前回から2週間ほど経ち、みなさんが考えてくれたアイデアを発表する時間になりました!
児童のみなさんも自分たちの想いを伝えようと気合十分です🔥

これからグループに分かれて、背景案を発表していただきます。どんな背景があれば見ていて飽きない演出になるでしょうか??

ハートの島が良いと思った理由は、発射地点が海に浮かんでいることから、海の周りにも何かないと寂しいかなと思ったからです。リトルプラネットには砂場のアトラクションにハートの島を作るというミッションがあり、アトラクションとのつながりを感じられると考えました。

見た目はもちろん素敵ですが、このデザインに至った背景までも詳細に説明してくれました。



発射地点をここにした理由を説明します。まず山があると、どこらへんの高さから発射するのかが分かりやすいと思ったからです。滝を入れた理由は、自然のあるところから発射させたいのでここにしました。隕石を入れた理由は、これから宇宙に行くんだぞという雰囲気を出すために入れました。

すごい画力!宇宙への熱い想いが伝わってきます…!



小学1-2年生でもイメージしやすいように、高さを表す背景(建物や山)のアンケートを取っていたグループも!他にも上空何メートルを飛んでいる鳥などを調べ、背景のどの位置に配置するか、などをレポートにまとめていたグループもありました。
自分たちの考えだけでなく、現実の数値に基づいて進めることもとても重要ですね!


続いて、アトラクションの「顔」となるメインキャラクター案の発表です✨

▲どのキャラクターも魅力的なデザインですね!



プロフィールの設定や、細かいデザインに至るまでじっくり考えられていました。

スライドにまとめた資料の総数はなんと50スライド以上!!みなさんの本気度が伺えます…!


さらに驚くべきは児童のみなさんのプレゼン力!
スクリーン上に資料を投影するだけではなく、見る側がイメージしやすいよう別にイラストを描いたり、フリップを作ったり、身体を動かしてキャラクターの魅力を伝えたり…。
どのグループからも「個性」を感じられます。

また、プレゼンを聴く側の児童のみなさんも、プレゼン中に「確かに!」「うんうん」「なるほど」など相槌を打っていて、非常に一体感のあるクラスだなと感じました。プレゼンする側もそういったリアクションがあると自分の発言に自信が持てますよね。


発表してくれた内容はどれも魅力的ですが、残念ながらすべてをアトラクションに組み込むことはできません。
この中から採用する案を選ばないといけないのか…。企画担当の「みやっち」も頭を抱えています…。

未来学習3回目:プレゼンのフィードバック/新たな課題

前回のプレゼンを受け、リトプラ内で何度も(ほんとに何度も)協議を重ねた結果、背景とメインキャラクターは以下が採用されました。

■背景

ハートの島 ⇒ 他アトラクションとの繋がりを考えていておもしろい

スカイツリー/富士山 ⇒ 「みんなが知っている」というデータを集計していた。リトルプラネットの年齢層目線で考えられている

気球/飛行機 ⇒ 現在の飛距離が「〇〇m」という表示を出すのに適している。見た目がわかりやすい


■メインキャラクター

コスモ


■採用理由
「自力で飛べないためロケットに乗って空を冒険している」この設定が今回のアトラクションに最もマッチしていると感じた。モグーと仲良しという設定や、ペンギンをモデルにしていて、こどもにも伝わりやすそう。ロケットに乗ったり、宇宙を漂ったり色々な動きのイメージがついた


本来デザイン面でのご協力はここまでの予定でしたが、附属横浜小学校5年1組のみなさんのアトラクションにかける想いや情熱に感動したリトプラメンバーは新しく協力をお願いすることにしました!

新しい依頼内容は、アトラクションに使用する「ぬりえ」の新しいデザインを考えること!

『コスモが乗る未来のロケット』をテーマに未来のロケットはどんな形をしていて、コスモはどんなロケットに乗っているのか考えてもらいます!


そしてこの時期は夏休みに入る直前だったため、夏休み中に色々な施設を訪れた際に

「遊ぶ」側から「遊びを提供する」側の視点で過ごしてみよう!

というお話をして3回目は終了しました。

未来学習4回目:「コスモが乗る未来のロケット」について発表

コスモのプロフィールをもとに「コスモが乗る未来のロケット」を考え、発表していただきました。
背景やキャラクターを上回る数のアイデアが発表され、またも「みやっち」の頭を悩ますことに(笑)

▲こんぺいとうロケット、星型ロケット、お魚型木製ロケットなど、ユニークなアイデアが沢山!


▲どのグループも「遊ぶ」側から「遊びを提供する」側の視点で過ごしてみよう!という意識がしっかりと反映されていました


▲なかには1人で発表してくれた方も!

未来学習5回目:アトラクション体験会

長い夏休みが明け、前回考えてもらったぬりえの中で採用されたデザインを発表するために再び附属横浜小学校へ向かいました。
今回は夏休みの間に完成した『ASTRO DELIVERY/お絵かきロケット宅配便』のお披露目も兼ねています✨
児童のみなさんも楽しみにしていたようなので、さっそく新たに追加されたぬりえを発表します!

「しょうゆさしロケット」「こんぺいとうロケット」「コスモロケット」の3種類が新たに仲間入り!
しょうゆさしはコスモが持っているバッグがモチーフになっていて、こんぺいとうはコスモの大好物です!
どれも「コスモが乗る未来のロケット」にピッタリのデザインですね🐧


さぁ、次はいよいよみなさんが考案したメインキャラクター、背景やロケットのデザインが反映されたアトラクションを体験してもらいます!

▲好きなぬりえに色を塗ってスキャンすると…?


▲自分のぬりえが3Dロケットになって登場!

ロケットが出てきた時には歓声があがり、「おおー!」「ほんとに出てきた!!」など、見ているこちらが嬉しくなるようなリアクションを返してくれました!
自分たちが開発に携わったアトラクションということもあり、みんな目をキラキラさせてスクリーンを見つめていました👀✨

未来学習を終えて

児童のみなさんからは、頭の中のアイデアを相手に伝えることの難しさや、伝わった時の喜びを学べたというお声があがりました。

加えて、この未来学習をともに推進してくださった附属横浜小学校5年1組担任 白川先生からも今回の取組についてコメントをいただきました。

こどもたちには、今後社会に出てからも生きる力を身につけてほしいと考えています。自分の考えや想いを他者へ伝え、その考えや想いを自分の力で形にしていくという経験は、子どもたちの今後の人生においてとても貴重な経験となります。
今回、実際に自分たちのアイデアや、活動の計画をリトプラの方々にプレゼンし、形にするという経験をしてきたことで、「どうすればより自分たちの考えが伝わるのか」「説得力のあるプレゼンとは」と、試行錯誤する姿が見られました。
一つの課題に対して深く考え、探究していくことで新たなものの見方や、考え方が得られたのではないかと思います。ただ、企業とコラボした活動ということで、全てが自分たちの考えた通りに進まないという点については、子どもたちも悩んでいました。しかし、自分たちが考えていることと現実とのギャップをどうすれば埋められるのかを考え、子どもたちなりの最善の方法を見つけながら活動を進めることができたのではないかと思います。
また、子どもたちのアイデアや、構想が実際に全国のリトルプラネットにアトラクションとして導入されたことは、そこまでの子どもたちの頑張りを見てきただけに、とても感慨深かったです。
子どもたちも、クラスとして取り組んできたことが認められ、達成感を感じているようでした。休日に、自分たちが開発に携わった「ASTRO DELIVERY/お絵かきロケット宅配便」を楽しむ人たちの様子を見に行ったという子もいました。
自分たちの考えや想いが、実際に社会に出て、多くの人が楽しんでいるという現実を知り、誇らしげでした。

リトプラでは今後も引き続き、附属横浜小学校との未来学習を継続してまいります。

また、教育や保育に携わる公社・団体、企業との積極的な連携に努め、「アソビでミライをつくる」という企業ミッションの実現を目指してまいります!

最後までお読みいただきありがとうございます!

株式会社リトプラからお誘い
この話題に共感したら、メンバーと話してみませんか?
株式会社リトプラでは一緒に働く仲間を募集しています
2 いいね!
2 いいね!

同じタグの記事

今週のランキング

松倉 昂平さんにいいねを伝えよう
松倉 昂平さんや会社があなたに興味を持つかも