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自分が夢中になれるビジネスを海外で!元東京海上のスーパーエース、ベンチャーに移りアメリカ進出を実現!

ライフイズテックの海外事業を統括しているのが宮川聡(37)だ。今年4月からUSA法人のCEOにも就任した。

宮川は東京大学卒業後の2005年4月、東京海上日動火災保険に新卒で入社し、アメリカの大学院留学もしてMBAを取得するなど同社で順調にキャリアを積んできたが、「自分が夢中になれるビジネスを海外で展開したい」と2016年4月、ライフイズテックにジョインした。

ライフイズテックのプログラミング学習教材「テクノロジア魔法学校」を世界に広めるため、平日は仕事に集中。一方で土日は3歳になる娘の育児を楽しむ良きパパだ。

ライター:宮本俊一

ーー前職は東京海上日動火災保険ですが、入社経緯について教えてください。

大学の時から「海外で活躍する経営者になりたい」という漠とした目標があって、そういう経験を積める会社で働きたいなと思っていました。

そんな僕の思いとスペックを照らし合わせていくうちに、金融がマッチしていると思ったんです。ジョブローテーションさせて、いろんな経験をさせてくれるというのが魅力的で、銀行や証券、保険会社に絞って就職活動していました。

一番、フィットしたのが東京海上でした。一緒に働く人や企業文化、学生への接し方を見ていて一番ピンときました。面接は数社しか受けてません。メガバンクからも内定はもらったのですが、東京海上に決めることに迷いはなかったです。

ーー宮川さんの経歴ですと、大学院に進学する方が多いと思います。

95%は大学院に進学します。大学は理系で、計数工学を学んでいました。コンピューターサイエンスです。元々パソコンは好きで、自分でWebサイトを作ったこともあります。当時、ライフイズテックがあったら絶対行ってましたね(笑)エンジニアになっていたかもしれません。

それはそれとして、大学ではテニスサークルに入っていたんですけど、結構大きい組織で、そこで運営をやっていたんですね。そこで自分にとっては、スペシャリストとしてエンジニアになるよりは、人を巻き込んで何かを成し遂げることが楽しいなって思ったんです。

大学3年生の時、理系の生き方も探ろうと思って、企業でインターンにも行ったんですけど、何となく違和感を覚えてしまって。人を巻き込んだビジネスの世界に行きたいと思いました。

また、4歳から8歳半まで父の仕事の関係で、ニューヨークに住んでいたんですけど、それが僕にとってはとてもいい経験でした。大人になってまた海外で生活したいなって思っていたんです。

ーー実際に東京海上に入社されてからはどんな仕事をしていたのですか。

自ら希望して、本社でB to Bの企業営業を4年。その後、保険会社が自らの経営を安定化させるために戦略的に海外から再保険を購入する部門に所属しました。これも、海外に関わる仕事をしたいという自分の希望を通してくれた異動で、3年いましたが、ここで英語力も鍛えられました。会議も電話もメールも全て英語でしたから。

入社以来、英語や経営に関わる勉強もこつこつ続けていました。

その後、2012年から1年間、社内の制度を使ってアメリカのスタンフォード大学大学院に留学してMBAを取得しました。自分の好きな大学院を選べて、合格したら留学費用を負担してくれるというありがたい制度で、せっかく留学するなら世界のイノベーションの中心地シリコンバレーだろうと考え、スタンフォードを目指しました。

きちんと体系的にビジネスを学びたいと思っていましたから、それを実現させることができました。

留学が終わると、東京海上の持株会社であるホールディングスに出向し、会社全体の海外事業の経営企画に携わりました。ここで2年9ヶ月働いて、ライフイズテックに転職することになります。

ーーこうして話を聞いていると、感嘆を超えて唖然とするほど、スーパーエリートの道を歩まれていますね(笑)

いやいや、そんなことはないですよ(笑)

ーーでも、そんな宮川さんが転職するんですよね。

はい(笑)2016年4月です。スタンフォードに留学したことがきっかけになってますね。イノベーションを起こそうとしている人たち、世の中の課題を解決するために何かに夢中になっている人たちって格好いいなと思ったんです。自分もビジネスに対して夢中になりたいたいなと。

ーーちょっといじわるな質問ですけど、東京海上では夢中ではなかったのですか?それでいてこれほどの経歴を刻めないとも思いますが(笑)

何て言うんでしょうか。当時は目の前の仕事に必死で、とにかく一つ一つ課題をクリアして、徐々に難易度の高い課題にチャレンジしていくみたいな感じでした。RPGのゲームで例えると、毎回なんとか攻略してどんどんボスを倒していくみたいな感覚です(笑)

ーー具体的にはどんな経緯でライフイズテックに転職したんでしょうか。

そもそも僕と水野(ライフイズテック代表取締役CEO、創業者)は中高時代の友人なんです。会社設立の時も一緒にやらないかと誘われていたんですが、一度断っているんです。東京海上に入って道半ばだったんで。でも、水野の活躍というか、ライフイズテックの成長は見ていました。

スタンフォードから帰国して、すぐ転職とならなかったのは所属していた当時の東京海上のチームが最高だったからです。帰国してからはエキサイティングな毎日でした。

ただ、自分が本当にやりたいことなのかというと、そうじゃなかった。自分が本当に夢中になれているのかということに疑問がついた。それに、個人としての自由度をもう少し高めた生き方をしてみたいと思うようになりました。

だから、転職のチャンスは探っていました。ヘッドハンターにも会っていたんですが、なかなかピンとこなかったんです。

そういう中で、水野がfacebookで「ライフイズテックが海外展開するので人を募集」と投稿していたんです。それを見て、すぐに連絡をとったんです。「今なら手伝えるよ」って。

でも、まさにライフイズテックの転職面接が進んでいる時に、会社からアメリカ赴任の打診を受けたんです。上司が僕の海外志向を汲んで、ポジションまで作ってくれたんです。

でも、自分の気持ちは決まっていたんで、ライフイズテックを選びました。元々辞める覚悟はしていましたし、ありがたいことに妻も認めてくれました。

ーー会社には引き止められなかったんですか。

基本的には止められなかったですよ。自分の気持ち、これまでの経緯、やりたいことを丁寧に説明しましたから。

もちろん、会社に申し訳ない気持ちはありましたが、やっと見つけたワクワクする場所という気持ちが優ってました。自分が大事にしていることとライフイズテックのビジョンや事業内容がかなり一致していて、とにかく早く飛び込んでみたいという思いでした。

でも、最後の送別会では泣いてしまいました。本当に素敵な人たちがいる最高のチームでしたから。このチームでの経験が、今の僕のマネジメントスタイルの軸になっています。東京海上ホールディングスの取締役や部長の方々に直接提案する機会もたくさん頂けて、その方々から本当に多くを学ばせて頂きました。直属の上司だった課長も素晴らしい方でした。

ーーライフイズテックではどんな仕事からスタートしましたか。

最初の半年はスクールのMC、キャンプのディレクターですね。いずれ海外もやるという話で転職はしていますが、今みたいにグローバル事業部は会社になかったので。

海外へ行って市場調査をすることはありましたが、2017年9月まではスクールやキャンプと二足のわらじみたいな感じです。同年10月から2018年9月までは自治体チームでした。その間、経営のサポートとして、事業計画を作ったりもしていました。

2018年10月からグローバル事業部を立ち上げさせてもらいました。もうそこからは100%海外をやっていて、いまはディズニー・プログラミング学習教材「テクノロジア魔法学校」の海外展開ですね。1年近くアメリカのディズニー本社と交渉を続けていて、もう大詰めです。

4月にはUSA法人を作って、そこのCEOも担っています。

ーーGlobal IT Camp を立ち上げたのも宮川さんですね。

はい。2017年からイギリスの名門オックスフォード大学とアジアNo.1のシンガポール国立大学でスタートしました。

僕自身、30歳のときにスタンフォード大学に留学し、世界中から集まった「夢に向かってチャレンジする人たち」とたくさん出会い、大きな刺激を受けました。

現地で過ごした日々は、「こんなに刺激的で楽しい世界があるのか」という驚きの連続でした。同時に「もっと若い時にこんな世界があることを知りたかった」と、どこか悔しい気持ちを抱いたことも事実です。

中学生や高校生のうちにこういった世界に触れることができたら、どれだけ人生が変わるんだろう?」という自身の経験を通じた想いが、開催するきっかけになりました。

参加者のメンバー(中高生)も、ここでの体験がきっかけで、海外の大学が将来の志望校になるかもしれませんし、海外を大好きになるかもしれません。あるいは、将来エンジニアとしてグローバルに働きたいと思うようになるかもしれません。

どのような形であれ、必ずこれからの皆さんの人生に何かしらの影響を与える貴重な体験になると信じています。

ーー海外を見てきた宮川だからこそ言えることですね。一方で、転職して苦労したことはありましたか。

やっぱり外から中途入社できたので、まずはしっかり結果を出さなきゃいけないと思っていました。それに、今まで金融をやってきて、中高生の前でMC(司会)なんてやったことないんで、大変でした(笑)スキルも経験もないですし。MCが一番難しかったです(笑)

ーーどのようにして克服したんですか。

「何のためにライフイズテックにきたのか」ということを自問して、常に夢というか目標を意識するようにしていました。そして今、やっとスタート地点に来た感じです。やりたいことができそうな気がしていて、今が一番楽しいです。結果的に3年かかりましたけど、そんなものかなと思います。

そもそも、日本のベンチャーが海外に出て行くことって大変なことですし、いろんな条件が重ならないとできないですから。会社の状態、士気、志向、運に加えて、会社からこの人に任せようって思ってもらわなければいけない。そうなったことが幸せです。

今の仕事は日本でここでしかできないなって思ってます。ディズニーの本社と交渉できる、そしてそんなプロダクトを作れるチームがある会社がライフイズテックです。幸せですね。

ーー家庭では3歳の娘を持つパパでもあります。

土日は子どものために向き合おうと頑張ってます。家でパソコンを開かないという約束をしたんですよ(笑)オンオフをきっちりしています。子育ては楽しいです。どう家族を楽しませるかをいつも考えてますよ。

ーー最後に、ライフイズテックや働く仲間、そしてどんな人にジョインしてもらいたいと思っているかお聞かせください。

会社としては同じミッションのためにみんなが集まって、一つの船に乗っているという感覚です。「中高生ひとり一人の可能性を最大限伸ばす」というミッションとその事業の距離が近いですね。何のために仕事をしているのかが明確です。

利他性とか誠実性とか、他人のために自分の人生を懸けられる人って僕の中では大切に思っています。

自分以外の他人ためにどう貢献できるか。もちろん、貢献の方法は人それぞれだと思います。利他性の上に自己実現できる人っていいですよね。ライフイズテックの仲間はそんな人たちです。

周囲の課題を自分で解決できるベンチャースピリットアントレプレナーシップを持っている人にとっては特に楽しみやすい会社だし、圧倒的に成長できるいろんな機会がたくさんあります。ぜひ門を叩いて欲しいです。

<インタビューを終えて>

前職でのキャリアについて宮川は、RPGのゲームに例えて「なんとか攻略してどんどんボスを倒していただけ」と冗談で交わしていましたが、日本を代表する大組織の中で間違いなくメインストリームを歩んでいた人です。もちろん、人知れずの努力も重ねたはずですが、もし前職に留まっていたら、いずれ経営陣に名を連ねていたかもしれません。

しかし、それでも宮川は決断しました。自分が本当に夢中になれる仕事がしたい、海外で活躍したいと。そして、その志、夢に向かって今、実際にアメリカという舞台で走り出しました。そんな宮川をも惹きつけるのがライフイズテックという会社です。

宮川と一緒に中高生の可能性を伸ばす仕事をしたい方は以下よりエントリーお待ちしています!

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オープンポジション│ライフイズテックに興味のある方、最適なお仕事をご提案!
私たちは創業14期目の、プログラミング教育を中心にサービスを展開するEdTechのベンチャー企業です。「中高生ひとり一人の可能性を一人でも多く、最大限伸ばす」をミッションに掲げ、まずは2025年に「イノベーション人材を120万人(中高生の20%)育てる」ことを目指しています。 2011年、参加者たった3人のキャンプから始まったライフイズテック。以来、ブレることのないミッションとLX(Learning Experience)という強みを軸に、オンライン教材、そして学校向け教材へと、次々に事業領域を拡大・成長してきました。 現在は、4つの事業を展開しています。 【学校向けSaaS】 学校指導要領改訂対応 プログラミング学習教材プラットフォーム「ライフイズテック レッスン」 https://lifeistech-lesson.jp/ 【企業向けサービス】 全社員のDX化を目指す企業のデジタル人材研修「DXレディネス」 https://dx.life-is-tech.com/ 【学習塾向けSaaS】 学習塾向け「情報AIドリル」 https://juku.lifeistech-lesson.jp/ 【中高生向けIT・プログラミングイベント】 IT・プログラミングキャンプ&スクール「Life is Tech ! Camp」/「Life is Tech ! School」 https://camp.life-is-tech.com/ https://life-is-tech.com/school/ 2022年には、社会・環境といった分野で高い公益性を実現している企業の国際的な認証であるB Corpを取得。 教育を通じて子どもたちの未来と社会課題へ取り組む企業として、ステークホルダーとともに次世代のための教育変革の推進を目指しています。 <NEWS> NewsPicks「『インパクト・スタートアップ』が社会を変える!起業家と投資家が語る最前線」(2022/11/30) https://newspicks.com/news/7826967/ 雑誌『Forbes JAPAN』(2022年9月号) https://life-is-tech.com/news/news/220726-media
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