コウダプロで働き始めて7か月目の広報見習いの石田です。
今回はインタビュー記事を書いてみました!
自分の納期を守れない問題で、執筆にかなり時間がかかってしまいました…。
愛情込めて書いたので、 読んでもらえると石田は泣いて喜びます…(泣)
~コウダプロにいると社外の方に必ず聞かれる質問 第1位~
「何をしている会社なの?」
※私調べ
事業部の紹介をすれば、これを聞かれることも減るのでは?と期待して、今回は、コウダプロ製品の一つ「アスガール顆粒」(以下アスガール)をあつかっている部署「アスガール事業部」の4人にインタビューしてみた、そんな記事です。
普通にインタビュー記事を書こうと思っていたのですが、上司から「個人ブログ的な感じで」という注文が入りました。
「インタビュー記事でその注文、難しすぎない????」と悩みながら、半ば「もうどうにでもなれ」という気持ちで書き始めましたが、書けば書くほど愛着が湧いてきた記事はどんな仕上がりになるのか…。
■アスガールって何??
インタビューに入る前に「アスガール」の説明から。
アスガールは飲酒後のスッキリをサポートする、アルコール対策サプリメントです。
アスガールの存在を知ってからは、その効果のすごさに驚き、今ではいつもカバンに忍ばせています。
アスガールはそのままでも、水に溶かしても、スッと飲めちゃうさわやかなライム味の顆粒。
なんなら、酒席の途中でハイボールなどのお酒に混ぜて飲んでもおいしい!
とーっても画期的な商品です!
ということで、ここからインタビュー。
■しっかり役割分担しているアスガール事業部
アスガール事業部は、写真の左から事業部長の松尾、新卒3年目の山﨑、新卒2年目の井上、髙橋の4人での構成。
(ちなみに現在は、タンクトップ新卒の沼口が加入し、髙橋は新部署「顧客大満足室」のアシスタントマネージャーになっている。)
事業部内の役割はこんな感じ。
松尾・1日3回以上のパトロール(最寄りのローソンに行く)・ランチをするお店の選定・山﨑から指導を受けた後輩のAF(アフターフォローのことを指すらしい)・事業管理
山﨑(通称:やまちゃん)・後輩の熱血指導(冷やかし、仕事の邪魔、お菓子を強奪するなど)・WEBマーケティング
井上(通称:りんちゃん)・販売につながるようなグッズの企画・制作(店頭用のディスプレイ什器、POP、パンフレットなど)・Twitterの運用(アスガール顆粒 広報部【公式】)
髙橋(通称:真由美さん)・商品の梱包・発送関連・お金まわりのこと(請求書作成など)・お客さまとのコミュニケーション
ちょっと何をやっているのか分からない項目もあるけれど、それぞれ楽しんで仕事をしているんだな、というのが私の感想。
■お客さまへの溢れる想い
アスガール事業部のすごいところの一つに、「お客さまに向き合う姿勢」がある。
お客さま1人1人に対して懇切丁寧で、特別感をもってやりとりする姿勢だ。
その姿勢をコウダプロで一番体現しているといっても過言ではない存在の真由美さんが、出荷のときに特に大事にしていることについて教えてくれた。
髙橋 私は、「お客さまが荷物を開けた時に、笑顔になってもらえるかどうか、ステキと思ってもらえるか」をイメージしながら商品の梱包・発送を行うことを大事にしています。
アスガールのご注文毎に、ハガキに一筆書かせていたただいています。
その習慣は、まだアスガールを購入してくださるお客さまが今ほど多くないときに、「アスガールを知り、そして選んでくださってありがとうございます。」というお客さまへの感謝を伝えたいと考えたことをきっかけに始めました。
今でも、その想いを大事にしています。
また、商品を生かすも殺すも、商品を扱う人間次第だと考えています。
例えば、同じ商品でも、中身の向きが綺麗にそろえられて届いたものと、バラバラで届いたものを比べたら、開けた時の気持ちって全然違うと思うんです。後者だとがっかりしませんか?
段ボールと商品の間に隙間があれば、詰め方の工夫したり、緩衝材などを駆使したりして、隙間がない状態にしておかないと、お客さまに届いたときには、段ボールの中身が散乱したり、商品に傷がついたりする可能性もありえますよね。
私たちはそのような細かいところも、きちんと考えます。
ガムテープの貼り方にしても、リーフレットの入れ方にしても、どんなに細かいことでも、お客さまに伝わることはたくさんあると思っています。
私たちもアスガールを大切にしているということがお客さまに伝わることを願いつつ、発送関連の仕事に関わっています。
1人1人それぞれの役割をもっていて、その役割に対しての責任もプレッシャーも大きいけれど、その分真剣に取り組むからこそ大きな成長につながる…。
部署外から見ている身としては、アスガール事業部メンバーの成長スピードが速い理由の一つは、各自がそれぞれしっかりと成長できるかつ、本人たちがちゃんと思考する土壌が整っていることだと分かって納得。
■力を入れている活動、それは…「ランチ」!?
松尾さんとやまちゃんは、ランチも含めて普段からのコミュニケーションを非常に大切にしていることを熱く語ってくれた。
山﨑 午前中はランチ探しに時間を費やしています。早めに出社しているのも実はランチ探しのため。
物音ひとつでもランチ選びに影響が出るため、人がいない方が集中できるんですよ。
松尾 色々な組織を経験してきたなかで、部署内でのコミュニケーションは多いと思います。
相手がどんなことを考えているのか、どこに躓いているのか、などの感情が、肌感でだいたい分かるくらいの距離感にいるので、すぐにサポートに入ることができるし、お互いに助け合える状態ができる。
距離感が近いことで悶々としてる時間を減らせますし、アイデアも貰えます。
仕事しやすい環境になっていますね。
松尾 実は、あまり会社に仕事をしに来ている感覚がないんですよ。
仕事というより、みんなと楽しく遊んでいるような…。
あっ、学校に来ている感じに近いです。
学校って言ったら、「マジかこいつ、社会人なって何年目だよ」とバカにされそうですが正直な気持ちです。
休日に部署のメンバーと絡むことに関して、一切抵抗がなく、やまちゃん、りんちゃんとはキャンプとか温泉とか行ってます。
山﨑 例えば、決裁をとりたい時に、普通だったら1時間で説得するという工程が発生するところを、30秒で終えられるのが本当に効率的。
普段からコミュニケーションをとっているからこそ、相手がどんな事を考えていて、どんな目的をもって、どんな事をしたいのかっていうことを30秒で伝えられる。
普段はしょうもない雑談もたくさんしていますが(笑)、コミュニケーションが多いからこそ生産性高く仕事ができています。
松尾 やまちゃんの言う通りです。
でも、実は、コミュニケーションが多すぎて嫌な時もあります。
タスクがいっぱいいっぱいの状況だと相談に乗る余裕がなくてイラッとすることもあります。
でも、相手は仕事をちゃんとしたいから相談に来ているのであって、そう思うとそれを無下にはできません。
自分の感情だけで行動しないように気を付けています。
■男子校生徒のような雰囲気を持つ3人に対しての真由美さんのきもち
山﨑 僕、ほんとに気になっているんですけど…、真由美さんが、僕たち3人でしか共有されていない情報が出たときに、「何の話をしているのだろう?」ってなることもあると思うんです。
それは問題ないですか?
髙橋 3人には3人の空気感があって、攻め(外部へ向けた営業など)の動きをやることが役割だと思ってます。
松尾 「アスガールを広げる役割」と、「アスガールを守る役割」のような、攻めと守りみたいな感じですか?
髙橋 はい。その役割があるからこそ、3人でプライベートも仕事も関係なく、色々な話をして、その話からアイデアに繋がるでしょうから、それはそれでいいと思っています。
「私も、仲間に入れてよ!」ではなく、3人は3人と認めるということで、それぞれが最高のパフォーマンスを発揮できると思っています!!
松尾 僕たち3人は垣根なく話をしていて、攻め守りの役割をそれぞれがしている認識は持っていなかったです。
真由美さんがやってくれている出荷について3人で話すこともあります。
…これは僕が悪いのですが、真由美さんの担当領域の話をするときに、一緒に話をしたほうがいいのに、僕たち3人だけで進んでしまうことがある。
それは改善しないといけないと思っています。
髙橋 話がどこまで進んでいるか分からない状態で話を聞いて、「もうそんなところまで進んでいたの!?」と思う時もあります。
しかし、ちゃんと松尾さんたちを信頼して話を聞くと、その行動が私たちが今するべき最善の行動なんだと納得できます。
松尾 信頼関係が築けていない時代もありました…(笑)
僕がりんちゃんに「チームMTGでズボン脱いでいいよ。誰も気づかなかったら、1万円あげる。」って、3人でいる時のお遊びのノリで部署のみんなの前で言ったんです。
たしかに世間一般から見たら、セクハラ・モラハラになりかねない発言ですよね。
そしたら、真由美さんが「そんなことやらせないでください!!」って真に受けてしまって…。
髙橋 だって自分も嫌ですし、もしそれが息子に言われてたら嫌ですもん!(笑)
その時はりんちゃんに「そういうの嫌だと思ったらちゃんと言うんだよ」って本気で言っていました(笑)
井上 そんなときもありましたね(笑)
(ズボンを脱ごうとする)
松尾 でも信頼関係がある今だったら、別に何とも思わないですよね?
それが以前よりも信頼関係が築けているってことなんですよ!!
■「良いインタビューだった!」で終わると思われたが…。
1か月後、この4人は対立した
彼らにこのインタビューをしたのが2023年3月。
その1か月後の2023年4月、真由美さんがアスガール事業部から顧客大満足室のアシスタントマネージャーに抜擢された。
顧客大満足室は、各部署の商品の出荷全般や、お客さまとのコミュニケーション、商品の入出庫の管理などの業務を行う新設部署だ。
アスガール事業部との関わりはしっかりある。
そのなかで、松尾さんから元部下の真由美さんへの指示が全く通っていない状況が発生し、真由美さん VS 松尾さん・やまちゃん・りんちゃんという構図の話し合いが勃発した。
原因は、真由美さんが松尾さんに対して不信感を抱いたことが始まりだった。
その不信感から、ありのままに松尾さんの話を聞くことができなくなっていた。
その件は全社員を巻き込んだ話し合いで解決し、現在は健全な状態になっている。
上記の件が起こってから、真由美さんの気持ちが3月時点から変化したのかなど、聞きたいことがあったため、5月に追加インタビューをさせてもらった。
その中で、アスガール事業部との現在のコミュニケーションのとり方について教えてくれた。
髙橋 顧客大満足室のアシスタントマネージャーに任命されたとき、そのことに対して責任や臆する気持ちを強く感じていたため、松尾さんに甘えよう、頼ろうとしてしまっていたんだと思います。
話し合いの場で、お互いフラットに思っていることをぶつけ合いました。
話をしていくうちに気付いたのは、「松尾さんは顧客大満足室よりもアスガール事業部に肩入れしていて、中立ではない!」と感じてモヤモヤしていたのだ、ということです。
そこに気づけたからこそ、今は「松尾さんがアスガール事業部に専念できるようにならなきゃ」と考えるようになり、松尾さんに甘えることはなくなりました。
指示系統を守るために、きちんと報告をさせていただき、何かあったら相談もしますが、私としては、松尾さんに甘えずにやっていけるように自立したいという視点を持って、コミュニケーションをとっています。
どんなに相手を信頼していても、環境が変わり、自分の心境も変わることによって、不信感が生まれてしまうという経験、私もある。
だからこそ、変わったのは自分なんだと思い返し、不信感の芽を摘まなければと、この件のおかげで改めて考えることができた良い機会だった。
「まずは信じて、だめだったらその時はその時と考えたほうが、信じない選択肢を取るよりもデメリットは少ない」と弊社代表も言っていた。
本当にその通りなのだ。
▶3月インタビューにもどる
■堅物→柔らかさを獲得したりんちゃん
2022年に新卒でコウダプロに入社したりんちゃんは入社直後、すごい堅物だったらしい。
アスガール事業部に加入して成長したところは「自分をさらけ出せるようになった」ことだと教えてくれた。
井上 学生の時に友人としていたような下ネタなどの話題は控えて、かしこまった会話をしなければいけないのが社会人だと思っていました。
アスガール事業部内で、かしこまらず、フラットにさらけ出している人のほうが関わりやすいということを学び、思ってた社会人像と全然違うなと驚きました。
自分をさらけ出せるようになったきっかけが特にあるわけではないのですが、部署のみんなで毎日ランチに行ったりしながらコミュニケーションをとる中で、だんだんとほぐれていって自然とさらけ出せるようになっていました。
今後、僕がやってみたいことは、新入社員研修で行ったダーツの旅のように、47都道府県を自分の足でまわって、リアルで人に接してアスガールを売ることです。
■やまちゃんが語るWEBマーケティングのやりがい
やまちゃんは今年で新卒3年目。
売るものから販路まで、全てを1から決めなければならないという部署も経験したため、アスガール事業部に加入したときは、不安などのマイナス感情は一切なく、「売るものが決まっていて、販路も存在するモノを扱えるのは嬉しい」感情だったとのこと。
やまちゃんは普段から肝が据わっているというイメージはあったが、想像よりも何倍も肝が据わっていて驚愕した。
山﨑 成長したと思うのは「数字をめちゃくちゃ意識するようになったところ」。
事業に伸びしろしかない状態でパスが回ってきたことは、自分にとって本当にありがたかったです。
WEBマーケの世界は日進月歩で日々進化しています。そしてやればやるだけ結果が可視化される世界です。
やったことがその場で目に見えて結果として反映されていることが面白く、日進月歩な世界である以上、日々スキルアップして自分の人材価値が上がっていることにもやりがいを感じています。
今後も売上を伸ばしていきたいです!
髙橋 やまちゃんはいろんな部署を転々としていましたよね。
それにも関わらず、持ち前の柔軟さを活かして毎回全力で取り組んでいたのが印象的です。
それを知っていたので、アスガール事業部に加入してくれた時も、すごい頼もしいと思っていたんです。
でも悩んでいた時もあって、それをずーっと壁打ちして受け止めていたのが松尾さん。
そのやりとりの中で、やっと力を出せるところを見つけてからの勢いがすごかった。
その経験があったからこそ、他のメンバーに向けて「来い!」と言える今の強さが備わったんだと思います。
松尾 やまちゃんのすごいところは、先の先の先をちゃんと読んでいるところ。
こうやったらこうなるだろうなみたいな想像力を働かせています。
社会人歴がまだ浅いのに、未来のシナリオを描いたうえで今の活動をしているんです。
山﨑 なんか気分が良いインタビューだな(笑)
僕は普段お酒を飲まないので、アスガールを使うシチュエーションがあまりないんです。
でもそこに対して何の抵抗もありません。
結局この商品を通じて誰かが豊かになることを考えたときに、自分がその商品自体を好きな事よりも、「誰かがアスガールを好きになっている状態」を作ることに喜びを感じるので、愛用者じゃなくてもいいと思っています。
人の役に立っていると感じられるのが何よりもやりがいです。
■アスガール事業部での目標
目標は「アスガール世界進出」で、アスガールのロゴが海外に知れ渡っている状態にしたいとのこと。
NYやロンドンのどこかの壁にロゴが落書きされているようなそんなイメージだと教えてくれたが、そんなところもアスガール事業部っぽいなと感じた。
普通、海外の人目のある場所に大きな看板が建っているとか言いそうじゃない??
推測するに、多くの方がアスガールを知ってくれて初めて、アスガールのロゴが落書きされるということなのだろう。
ただ商品の広告をする、拡げるのではなく、その先にいるお客さまのことを常に考えている彼ららしさ全開の目標だ。
■インタビューを終えて
インタビュー中、年齢性別関係なく、お互いにリスペクトしている様子がヒシヒシと伝わってきて、思わず心にジーンと響いたな…。
組織として圧倒的に高レベルな関係性を築くってこういうことかと痛感した。
こういう組織づくりの仕方を、社内でもっと共有できれば良いな〜と思った!
コウダプロ以外の私が経験した職場では、人間をコマとか道具としてしか見てないような組織だったから、なおさら「人を人として見る」という組織づくりの生産性の高さが、身に染みて分かる気がしている。
気の合う人間が集まっても、コミュニケーション量が普通より多くても、会社を想い、仕事を真剣にやっている人間同士であるから、対立は起こるのは必然だ。
しかし、それぞれが納得いく形で解決し、学びにしていくことができれば、その組織づくりは間違っていないと思う。
気の合う人間同士じゃない場合などでも、コミュニケーションを重視した組織づくりが順調に進むのかと、疑問が生まれた。
また今度その内容をじっくり調べて、noteに書けたらいいな!
以上、読んでくださりありがとうございました!