実は、危機的状況?
こんにちは、キカガク講師の大庭@oba_kikagakuです。
私が書くブログも第4弾になりました。
今回は私たち(特に学生のみなさん)を取り巻く現状を改めて確認してみたいと思います。
このままだと、深みに嵌って抜け出せなくなってしまうかもしれない、という少し課題意識のある内容になります。
「弱いつながり」に注目する
2020年はコミュニケーションが圧倒的に減っている年だと思います。
外出ができない期間や、リモートで何かをするということが前提となり、生活様式の急激な変化が起こりました。
今まで当たり前に取れていた対面コミュニケーションが取れなくなり、もどかしい思いをすることも多々あります。
そこで思い出したのが、「弱いつながり」という言葉です。
スタンフォード大学の社会学者マーク・グラノベッターが1973年に発表した論文「弱い紐帯の強さ(the strength of weak ties)」の中で紹介されています。
弱いつながりがあるということは強いつながりもあり、それぞれ簡単に紹介します。
強いつながりというのは、たとえば家族や常に一緒にいる友人のような、緊密で強い関係のことを指します。
逆に弱いつながりは、年に一度会う程度の友人や、ほとんど連絡を取らない仕事仲間といった、比較的遠い関係のことです。
例えば転職活動において、強いつながりにいる人よりも、弱いつながりにいる人からの方が有益な情報を得やすいということが言われています。
ネットワークの冗長性が何とかかんとか、という話があるのですが、そういう小難しい話は一旦なしにしましょう。
私が思ったのは、現在、この「弱いつながり」あるいは偶然性を作ることが極端に難しいのではないかということです。
未来はどうなるかわからないという未知はありながらも、きっかけと呼ばれるような出来事がなくなっています。
今までは街に出てカフェや居酒屋に行くだけで、学生なら授業に出たりや学食にいるだけでたくさんの偶然的な出会いがありました。
この環境では、何となく過ごしているだけでもネットワークが広がっていき、情報も得やすくなっていくのが普通でした。
「偶然」の量的な減少
しかし今はそういうった「何となく過ごす」ことができなくなっています。
そうなると身体的にも、社会的にもどんどん所属が固定されていってしまいます。本来できていたはずの、偶然的な出会い、ハプニングが起きなくなっているのです。
強い絆も大切ですが、それだけでは幅は広がりません。
このことは社会人にも当てはまりますが、幸い仕事の中で新しいことに直面することも多く、学生ほど閉塞している感じはありません。
「偶然」が量的に減少している今、このまま過ごしていると、知りたいことしかわからない状態になってしまいます。
それならまだ学びの余地はありますが、この状況が進めば、既知の情報の中で過ごすようになり、成長が失われる危険すらあります。
この危機を回避するには、みなさんが自分から動く必要があります。
とは言うものの、実際どうすれば良いのかわからない人も多いかと思います。
そこで、提案です。
新しい出会い、新しい体験を、外に飛び出して獲得することができないからこそ生まれた、キカガクの制度をご紹介します。
セレンディピティを生むために
キカガクでは、最先端の技術を常にキャッチアップして、世の中にわかりやすく伝える講座を作成しています。
講座をリリースするには、ただ知識をインプットすれば大丈夫というわけにはいきません。
たくさんのステップを通じて、初めて世の中にリリースされます。
その中で私たちはたくさんの「偶然」や「未知」と出会い、戦いながら成長していきます。
このようなステップを、キカガクの中の人間だけではなく、学生のみなさんにも経験してほしいという思いから、認定クリエイターという制度を発足しました。
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