【KEPPLE Capital】スタートアップ株式のセカンダリー取引に特化したファンドを設立!ユニコーン企業創出の促進を目指す | 株式会社ケップル
ケップルでは『Create New Industries 世界に新たな産業を』というミッションを掲げ、これまでにスタートアップメディア「KEPPLE」、スタートアップデータベース「KEPPLE ...
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こんにちは!ケップルPRチームです。
先日設立を発表したケップルの投資専門子会社、ケップルキャピタルのスタートアップ株式セカンダリー取引特化型ファンド「Kepple Liquidity 1号投資事業有限責任組合」(以下、リクイディティファンド)に、非常に多くの反響をいただいています。
▼リクイディティファンドの詳細についてはこちらの記事をご覧ください▼
既存株主から投資を引き継ぐセカンダリー取引は、スタートアップのIPOまでの助走期間を延長させ、頻発する小規模なIPOやユニコーン企業創出の少なさといった課題の改善に寄与すると期待されています。しかしその運用の難しさからか、国内においてはこうしたセカンダリー取引ニーズの規模と比較して、充分な数のセカンダリーファンドが存在しているとは言えません。リクイディティファンドは、そのようなマーケット状況に変化を促し、既存株主の流動化ニーズの受け皿となることで、スタートアップにとっては未上場の段階で成長する期間を提供し、大型の新規上場企業の創出につなげていくことを目指しています。
今回は、当ファンドを立ち上げるべく昨年秋にケップルにジョインしたファンドマネージャーの堂前(どうぜん)をご紹介します。20年近くベンチャーキャピタリストとして経験を積んできた中で、前職の大手金融系VCでは8年間で4社の投資先がIPOを実現。Forbes JAPANが発表した2021年版「日本で最も影響力のあるベンチャー投資家ランキング」第7位(https://forbesjapan.com/articles/detail/38387)にランクインするなど、手腕を振るってきた堂前がケップルで挑む新たな挑戦とは?ぜひご覧ください。
━━これまでの経歴、ならびにケップルへジョインすることになったきっかけは?
堂前:2002年に新卒で日本アジア投資株式会社に入社し、ベンチャーキャピタリストとして大阪・東京で仕事をしてきました。2010年から3年間は、インターネットサービスを行うスタートアップで経営企画や新規事業の立ち上げなどを経験。2013年から三菱UFJキャピタル株式会社に移り、再びベンチャーキャピタリストとしてのキャリアを再開し、2021年10月にケップルに入社しました。
2021年の年明けに、VCの担当者として代表の神先さんと出会い、投資候補先として将来の事業構想や参入検討をはじめていたファンドに関する話を聞きました。中でも、未上場セカンダリー取引の活性化によって、スタートアップエコシステムの拡大に寄与するという思いと課題感に強く共感し、自分の手でそのファンドの立ち上げを手掛けていきたいと思い、ケップルへジョインすることとなりました。
━━リクイディティファンドの取り組みについて教えてください。
堂前:ケップルリクイディティファンドは、未上場株式を既存株主から買い取るという非常にユニークなコンセプトのファンドです。スタートアップとのオープンイノベーションを促進したいという背景から、多くの大企業がスタートアップへの出資を実施しています。一方、すべての事業連携が狙い通りに進むわけでもなく、双方にとってWin-WInとは言い難い状況となってしまうことがあるのも事実です。リクイディティファンドは新たな株主としてバトンを受け取ることで、投資家には流動性の機会を、スタートアップにはさらなる事業成長に挑戦できる機会を提供できると考えています。
━━リクイディティファンドのスタートアップエコシステムにおける役割や影響とは?
堂前:流動性の機会が少ないと言われるスタートアップの未上場株式において、新しい受け皿になることを目指しています。長期保有することを余儀なくされている未上場株式の受け皿が産まれることで、状況によっては現金化できるという安心感を投資家に提供できるのではと考えています。その安心感があるからこそ、より多くのスタートアップへの投資がスムーズになり、エコシステム全体の発展、拡大に貢献するという影響を与えていきたいですね。
━━リクイディティファンドのリリース後はどのような反響がありましたか?
堂前:非常に多くの方々から「こんなファンドを待っていた」というような反響がありました。具体的な流動化の相談も多く寄せられていて、市場の期待感がとても高いと感じています。
━━ファンドマネージャーのやりがいや面白さとは?
堂前:LP出資者からの期待に応えられるような運用ができるか、私たちにしかできないアプローチの投資手法ができないか、など非常にチャレンジングな仕事であることです。特にリクイディティファンドはあまり先行事例の無いコンセプトなので、私たち自身がマーケットを創っていくということを日々実感しています。
━━投資先を見極めるうえで大事にしているポイントは?
堂前:投資先企業のビジネスがどれくらい大きなインパクトを市場に与えうるかということをよく見ています。
━━堂前さんが感じる、ケップルの魅力について教えてください。
堂前:フラットで風通しの良い組織に、ポジティブで優秀なメンバーが多いというところです。意外とスタートアップっぽい感じが強いわけでもなく、実は落ち着いているという雰囲気も魅力ですね。
━━今後のリクイディティファンドの展望について教えてください。
堂前:これからのスタートアップエコシステムにとって欠くことのできない存在になると思っています。大きな期待も感じていますし、私たちが市場をリードしていくことができる手応えも感じています。
━━未来のメンバーに向けた一言を!
堂前:新しいビジネスを作りたいと思われる方と、ご一緒できることを楽しみにしています!
これまでのキャリアを活かしつつ、スタートアップエコシステムの発展に貢献するための新しいチャレンジに挑めるケップルという組織に、少しでも興味を持っていただけたようであれば、ぜひカジュアル面談にご参加くださいね。お会いできるのを楽しみにしております!