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スタートアップを選んだエンジニアたち ースタートアップ VS メガベンチャーー

メガベンチャーからスタートアップに転職したjustInCaseのエンジニア3名、大谷、高橋、中村。
メガベンチャーにもスタートアップにもそれぞれのメリット・デメリットがあります。
それぞれを経験し、スタートアップを選んだ3名。その理由に迫ります。

「業務の幅」を求めて。

中村:前職はエンタメ系メガベンチャーだったのですが、もう少し小規模な会社でもっと技術的に広いことがしたいと思っていました。webフロントエンドエンジニアとしてロジック部分を主に触っていて、グラフィカルな部分やCSSを触ってなかったので。また、フロント以外のところにも興味があったんです。



高橋:僕も同じような考えです。大きいエンジニア組織だと担当業務が限られるし、もう少し広い業務に対して裁量の大きいところで働きたいと考えるようになりました。

なぜ保険スタートアップ?

高橋:僕もエンタメ系メガベンチャーにいたのですが、エンタメってユーザーに消費されたら残らないんですよね。一瞬で終わってしまうんです。この先開発するのなら世の中に残るもの、社会のペインを解消するものが作りたいと思っていました。保険に特別興味があったわけではないのですが、わりかん保険のコンセプトを聞いて「これはおもしろいな」と思いました。これまでに前例がないものを自分の手で作れることに惹かれました。


中村:僕は保険に助けられた経験があったので業界自体への興味はありました。それと全然違う業界に行ってみたかったというのもありますね。エンタメ業界ってエンジニア人気が高くて、優秀な人たちが続々くるんです。相対的には自分の価値が低くなりがち。なので人気のない業種を探していました。笑

「InsurTech」って日本にまだ全然なくて、ブルーオーシャンだし、業種としても伸びるだろうなと思っていました。


大谷:わかります。私は以前カーナビの会社にいたのですが、スマホの台頭で業界自体が衰退していくのは目に見えていました。時代の流れによって、業種そのものが衰退していくのを経験しました。テクノロジーの進化が激しく、結果、それまで主流だったビジネスが一気に縮小していきましたね。justInCaseが属する保険業界は、私がこれまでチャレンジしたことのない業界ですが、当面衰退することはないだろうという目算があります。


メガベンチャーでの苦労。

高橋:メガベンチャーだけでなく大企業にもスタートアップにも起こりうることかもしれませんが、会社の方針転換に翻弄された苦い経験があります。


中村:すごくわかります。僕も経営陣の考えに振り回された経験があるので。コンセプトが迷走していくんですよね。それで振り回されたエンジニアたちが最終的に離れていってしまう…


大谷:そうですね。でも当社でも方針転換はあります。もちろん。


中村:いい迷走と悪い迷走があると思っていて、「試行錯誤」と「ただ無謀」なのは違うと思います。

高橋:同意です。当社の転換は根拠のない迷走ではないですもんね。僕が経験した迷走は「試行錯誤」ではなく本当に迷走でした。今は僕がモバイルアプリの開発でみなさんを迷走させているかもしれません、すみません。。苦笑


大谷:いえいえ、そんなことはないですよ。頼りにしてます。

さすがメガベンチャー。オフィス環境はすごい。

大谷:エンジニアって、自分の作業をぶった切られるのをすごく嫌がりますよね。だから私は朝時間を取って作業しています。日中は会議やレビューでまとまった時間が取れないので。


中村:確かにそれはすごく重要ですよね。そういう意味では、メガベンチャーのオフィスは整ってました。エンジニアが作業に集中できるスペースが確保されていました。


高橋:オフィスは広くておしゃれでさすがって感じでした。

大谷:私は日系と外資両方経験したましたが、外資ではエンジニアスペースには電話がなかったような気がします。電話の声が聞こえてくるようなことはもちろんありませんでした。その辺り、スタートアップはオフィスにそこまで投資はできないですからね。

スタートアップを選ぶのはゼロから作り上げる裁量と責任。

中村:今は前職で満たされないと感じていた「狭く、深く」から脱して、「広く、深く」業務を任されています。当社のwebsiteをリニューアルするプロジェクトでは、PaaS選定から自分の仕事として任せてもらえて、いくつかのインフラのメリット/デメリットを洗い出し、Vercel, Next.jsを採用することにしました。それが使いやすかったので、今開発中のサービスにも採用しています。


高橋:僕もゼロから作り出すことができています。技術選定から設計から、全部ゼロから関わって、開発の動き全体が把握できています。自分の手でちゃんとやってるという感覚があります。

あとAndroidチームは一人なので、イコール、リーダーとして責任も持っています。上司も一度任せたら口出しすることもなく、意見が衝突しても考えを議論しあえる環境です。


大谷:そうですね、私は創業期の早い段階からjustInCaseに業務委託でジョインしていますが、業務委託であっても関係なく意見は尊重されていましたし、相違する考えがあってもちゃんと理解するカルチャーですよね。


高橋:ただ、いいところばかりでは当然なくて、幅広くやると開発が手薄になってしまうという側面もあります。そこは自分の満足度の妥協点ではありますが、リソースの少なさに関してはスタートアップあるあるですね。


中村:それはそうですね。ビジネス量に対して人材が足りてない。あとエンジニア同士の知見共有時間が少ないところは改善していきたいです。1人で作業するのは本当は避けたいところですよね。「早く行きたいなら1人でいけ、遠くに行きたいならみんなで行け」という言葉がありますが、今は早く行くフェーズなので仕方ないと思っています。


大谷:そうですね。早く、「みんなで遠くに行く」フェーズにしていきましょう。

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