こんにちは、運営担当の荒木です。
今回は2019年から開始した、ピープル・サクセス室主催の、新卒入社の若手社員向けキャリア研修について紹介していきます!
ブイキューブでなぜキャリア研修を実施したのか、キャリアに関してどんな支援をしているのか、就活にも応用できるフレームワーク、などについて触れているので、ぜひ読んでみてください。
なぜキャリア研修を実施したのか?
ブイキューブのバリューの一つである「自分らしく個が輝ける会社」 "Stay Gold"。
正確には以下のように策定されています。
「自分らしく個が輝ける会社」 "Stay Gold"
一人ひとりが情熱と誇りを胸に挑戦を続ける。
輝ける個が、互いの生き方や価値観の多様性を対話を通じて理解しあい、
成長を支え合える会社をつくる。
人それぞれで「自分らしく」という定義は勿論違ってきます。
その中で、それぞれのライフステージに寄り添う形で働き方を支援すると同時に「互いの生き方や価値観の多様性を理解する」ために、ブイキューブではORANGEワークスタイルを活用するなどして、自分なりに輝くための環境は整ってきています。
一方で、「一人ひとりが情熱と誇りを胸に挑戦を続ける」「成長を支え合える」会社を目指す上ではいくつか課題もありました。
実際に若手社員を対象にヒアリングをしたところ、「この先のキャリアが描けない」「自己成長の実感がない」などの声が聞こえてきました。
一人ひとりが挑戦し、成長していくには、自発的にキャリアを考えられるようになるのが重要です。
一方で「キャリアの考え方が分からない」という事は、輝き方が分からない、という状態とも言えます。
そんな、個人がどう輝いたらいいか分からない、そして自己成長が感じられない中で、「一人ひとりが情熱と誇りを胸に挑戦を続ける」「成長を支え合える」会社にしていくには、個々が「仕事を通してどのように輝きたいのか」「どうすれば輝けるのか」を、一緒に考える機会が必要なのでは、と考えました。
・・・こうして今年度から始動したのが「若手向けキャリア研修」です。
そもそも「キャリア」とは何か?なぜ考えるのか?
色々な意味を持つ「キャリア」ですが、研修では以下のように定義しています。
「キャリア」とは
◆経験・役割・能力の連なり
◆その時々により訪れる役割のバランス
◆人生を通じた自己発達の過程のなか働くことを通じて得られる人間的成長
自身の経験や経歴、身につけた力、大事にしてきた考え方、出自、アイデンティティなど人が生きていく中での足跡の連なりや積み重ねがキャリアであるという風に考えています。
つまり「キャリアを考える」というのは、その積み重ね方、連ね方を考える事になります。
では、なぜキャリアを考えなければいけないのか?その背景には、時代の変化とそれに伴う働く事に対する価値観の変化という2つの要因があると言われています。
終身雇用が当たり前ではなくなり、先の見通しが立たなくなってきているVUCAワールドの時代。
あらゆる働き方の情報に触れられるようになった事で、人が仕事に求める価値観は多様化しています。
その中で「未来」のキャリアを考えるには、「過去」の積み重ねから自身の価値観や強みを振り返り、「今」やっている仕事と自身の価値観と照らし合わせながら、その都度で何をどう積み重ねたいかを常に自分で選択する、という姿勢が求められます。
このような背景を踏まえた上で、研修でもそれぞれ「過去」「今」「未来」というフェーズに分けて深堀りしていきました。
研修の内容をざっくり紹介!
ここからは全4回実施された研修のテーマと簡単な実施内容を紹介していきます!
ー第1回:過去を振り返り”自分”について理解を深める
キャリアを考える上で、まずは自分のことを知らないと始まらない!
ということで、第1回では様々な切り口から「自分」をとことん掘り下げました。
自分は何が得意なのか?何をやりたいのか?どんな価値観を持っていて、何に意義を感じるのか?
それぞれが自身の人生の中で培った経験や生かされた能力、その過程で生まれた価値観こそが今後のキャリアを考える上での原点になる事を学びました。
ー第2回:今の仕事を見つめなおす
キャリアは経験・役割・能力の連なり。今が積み重なってキャリアが築かれる。
だからこそ、「今」の仕事を見つめよう、が第2回のテーマです。
仕事をする上で「目標」は必要不可欠。その「目標」を自分の成長につなげるには、チャレンジングな目標設定と自分なりの意義や目的を見出す事が重要です。健全な目標設定が主体的な目的を生み、それが現状の仕事における働きがい=成長に寄与する。ひいてはより発展的なキャリアのための積み重ねになる、ということをケーススタディ等を通して理解を深めました。
(実際のグループワークの様子。他の人のキャリア観を聞けるのは新鮮でした!)
ー第3回:未来に向けて視野を広げる
ー第4回:三年後の自分を描く
ラスト2回は、前半2回で深堀りした「過去」と「今」を元にどんな未来を描くか?3年後はどんな風になっていたいか?をそれぞれで考え発表をしました。
私はアベンジャーズになるか、自然に囲まれた環境でキャンプ場経営をするのが夢なのですが、他の方々にもそれぞれで成し遂げたい事や将来のイメージが当然あって、それに向かってどんな事を考えているのか、行動に移しているのか、を知れて良い刺激を受けました。
就活もキャリア形成の大事な一歩です
今回は社会人として、今後のキャリアを考えるための研修でしたが、就活はそのファーストステップとも言える、人生に置いて大きなステージの変化だと思います。
研修の中で、特に第1回の「過去を振り返り”自分”について理解を深める」パートでは自己分析等で活用ができるフレームワークもいくつかあったので、その中から2つ紹介したいと思います。
キャリア・アンカー
自身を知るための指標となる概念として、「キャリア・アンカー」というものがあります。
キャリア・アンカーは具体的には、キャリアに関する自分自身の志向(やりたいこと、目標等)や「価値観」、「得手・不得手」、「好き嫌い」などについて、自分がどのように認識(理解)しているかということです。すなわち、キャリア・アンカーとは、「自己概念」、あるいは「セルフイメージ」のことです。
引用元:【シャインの業績はやわかり】キャリア・アンカー入門
キャリア・アンカーは以下の3つの側面から成り立っていると言われています。
◆価値観
◆能力・才能
◆動機・欲求
そして、それぞれに以下のような問いを立て、それに対してどう答えるかで自分のキャリア・アンカーが大体どのようなものかが分かります。
◆価値観 →何をやっている自分に意味を感じるのか?
◆能力・才能 →自分は何が得意なのか?
◆動機・欲求 →何をやっている自分に意義を感じるのか?
ジョハリの窓
他者との関わりから「自分」の解像度を上げるための方法としてジョハリの窓というフレームワークがあります。他の人から見る自分を、他者視点で聞ける事で自分では気づけない強みを知る事もできるので、ぜひ友人等と一緒にやってみてください!
以上でキャリア研修の紹介は以上です。いかがでしたか?
私自身も研修を受けた立場として感じたのは、キャリアについて人と共有する事とアウトプットする事の重要性でした。自分なりに話したり考えたりする事でぼんやり頭にあったキャリア観が具体化されましたし、周囲の人の考えを知れる事で自分にも応用できたりと、貴重な時間でした。
なので、もしこれを読んでいる方の中で
・将来の仕事や働き方について悩んでいる
・実際の社会人のキャリア観を聞きたい
・ブイキューブでのキャリアの積み方が気になる
という人がいれば、ぜひ私達と実際に会ってキャリアや仕事について語り合いましょう!
就活もキャリア形成の過程での大事な、そして大きな一歩だと思います。
様々なバックボーンを持った社員と会ってもらう事で、皆さんの就活のお手伝いができればと思います!
ミートアップイベントも開催予定ですので、興味のある方は下の募集ページより応募お待ちしてます!
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