こんにちは。海老澤です。
9月3日に社内研修「ISA Campus」の第3回目が実施されました。
対象は新人のOJTを実施する指導者向けで、内容は「業務の目的を伝えることの重要性」を学ぶものとなっています。
アイエスエイプランの社員には「業務の目的を捉えながら自分で考えて行動してほしい」といった思いから「まずは指導者の指導方法から変えていこう」という講師の計らいですね。
(第3回ISA Campus「業務の目的を伝えることの重要性」セミナー資料)
プロジェクトチームであれば基本的には誰しも共通の目的に向かって取り組んでいるわけですが、プロジェクトメンバーそれぞれ目的の「高さ」には大きく差が生まれています。
“「設計書通りにプログラムコードを書くこと」を目的にしている人”
これはよく聞く「手段が目的になっている」わけですが、この例の人にできることには限りがあります。
・設計書がないと業務が進められない
・設計書の誤りに気づくことができない
・設計書に書いてあること以外の手段を考えられない
・どうしてその設計になっているかを他者に説明できない
逆に目的をもう一段上の「要件を満たすこと」に設定できている人であれば、上記の制限なく考えることができ設計フェーズにも十分順応できます。
僕自身これまで20代~60代といろんな経歴を持った技術者の方と会ってきましたが、
30年以上の経験者よりも業界3年生のエンジニアの方がより高い目的意識を持って広い視野で業務に取り組んでいる、なんてこともザラです。
要するに、この目的意識の違いは知識や経験によるものではないと思っています。
「私は要件定義から関わっているから目的意識は大丈夫!」
開発プロジェクトの開発要件もクライアントの経営方針や事業計画からみたら”手段”でしかありません(笑)
現状に満足せず、目的意識をどんどん高めて、より広い視野を持って仕事に取り組むことが重要ですね。