去年あたりから僕のところに
「1on1ってなんのためにあるんですか?」とか「FLってなんのためにいるんですか?」とかいう質問がちょくちょくきます。
そんな声を聞くとちょっぴり残念な気持ちになったり、その人の担当FLの顔を思い出したり(笑)といろいろな思いが出てきますが、同時に「これを伝えていくのも僕の仕事なんだろうな」と使命感に駆られたりもします(笑)
アイエスエイプランの制度の中でも特に特殊なのが「FL制度」。この制度が組織やみなさんにどんな影響をもたらすのか、という考えをちょろっと書いてみようと思います。
そもそもFLって何者なのか?
FLは”フォロワーの成長に寄与し、組織を強くするリーダー”と定義しています。
ざっくりFLは「フォロワーを支える」というイメージは浸透していそうですね。その目的はフォロワーの成長にあり、”支える”というのはそのための手段ということになります。これは、「FLの指示や教えにフォロワーが従う」といったFL依存の関係性ではなく「フォロワーが自分で考えて行動できるようになる」という関係性の設計から考えられています。
そもそも一般的に1on1ミーティングの本質も、部下の考えるを支えるところにあります。
他者に依存することなく、自ら考えて行動できるようになることは、業務の成果に繋がることはもちろん、やりがいなどの充実感を感じながら仕事ができるようになります。単純に誰かに助けてもらわないとできなかった仕事が、自分一人で完遂できるようになることは嬉しいですもんね。
フォロワーの「考える」を助けて、成長を支援するのがFL役目なんでしょうね。
そのためにFLが取り組んでいること
月に1度FL同士で集る会議、FL会があります。
FL会では、1on1のやり方や型を学んだり、実施した1on1の振り返りをしています。これにより1on1の質を高め、組織の成長に繋げていくことが主なねらいです。アイエスエイプランでは1on1の型を以下のような実践マップに表していて、これを用いて1on1の計画や振り返りに活かしています。
もちろん1on1はフォロワーのものなので、フォロワーの話したいことを話すことが大前提。そんなフォロワーの「問題意識」や「ありたい姿」にきちんと向き合えるようになるための準備と振り返りをFLは欠かさず行っている、ということですね。
今回はこんなところです。
FLは良くも悪くも支えてくれる存在。FL制度も1on1ミーティングも結局のところ主体はフォロワーであると考えられますね。今までFL制度に”乗っかっていただけ”という人、是非とも今後はこの制度を”活用”していければな、と思います。
まずは次の1on1をどう使うか?を考えてみてはどうでしょう?