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働く人よ、もっと遊ばなくて良いのか?

働くエンターテイメントは私のこと。どうも、仕立屋の武田です。

新聞社様との取り組みと、イベントの企画などを考えるインビジョン中でもエンタメよりの業務をしてます。

皆様の中でエンタメと言えば、何を指しますか?私の中ではフェスやライブ。

10代の頃からHIPHOPなライフスタイルを送ってきた私ですが、ただ聞くだけでなく5感で楽しめるライブが好きです。

家庭が出来てからはなかなか現場には行けないのでYoutubeでもっぱらライブ映像を見ています。

今日はプライベートでは縦ノリ全開なのに仕事になると真面目になってしまう全ての働く人へ、もっと仕事でも遊んでいきませんか?と言ったお話です。

 

日本企業よ。遊び心が少なすぎはしないか?

ワタクシ、前職はカリフォルニアに本社を置く、The外資系企業に6年くらい勤めていました。

先ずこの会社、HAPPY SUMMER FRIDAYという期間があり、毎年6月〜9月の夏季期間の金曜日は13時退社を命じられます。

「夏なんだから早く帰って、友達や家族と遊ぼうぜ!」という福利厚生の一部。

※カリフォルニア本社はそもそも1年中金曜日は自由出勤で働いてない人の方が多いです笑

 

そして次に、「やる事をやってれば、何をやってもいいよ」社風。

やる事=ほぼほぼ売上を指します。

売上が目標に達していれば会社に来なくても良いし、遊んでても良いし、モヒカンでも良いし、タトゥーだらけでも良い。

その代わりにやる事をやっていない社員は問答無用でレイオフされるという、冷酷な反面もありましたが、皆、遊ぶように仕事を楽しんでいて、社内の空気なども非常に良く結果的には売上は毎年成長傾向でした。

一方で取引先や友人の働く日本企業は堅くて、真面目。

日本人の真面目さが国民性と言われるのは、昭和以降の学校教育での指導や軍国化・工業化の過程で

「秩序を守ることや勤勉であることは美徳である」

という価値観を叩き込まれ、徐々に真面目になったそうです。

 

名ばかりの外資系企業では無く、年に数回カリフォルニア本社への出張にも行っており。

日本とは違う、”仕事楽しむガチ勢”みたいなアメリカナイズドされた働き方をしてきたワタクシだからこそ語れる真実があります。

 

インビジョンの遊び心を投影しているアウトプットと言えば、オフィスその物や飾ってるポスターなど。

芝居古屋や赤提灯の居酒屋に飾ってある昔からあるポスターをイメージ。

エクセルやスプシに明文化されるだけで終わりがちなチームミッションをレトロ風にビジュアライズされています。

 

オフィスの一部のスペースを居酒屋化しています。

毎日使う場所だからこそ遊び心を注入して、少しでも仕事を楽しめる空間にしています。

 

蛇足ですが、私が初めて本社出張に行った時、あまりにも日本の企業との差があり衝撃を受けました。

会社敷地内にはオフィスビルの他にスケートパーク、ライブ会場などがあり常にエンタメに近い存在。

パーティー好きの国民性なのか、業務の真っ最中に関わらず「腹減ったからパーティーしようぜ!」と言い出してサンドイッチのキッチンカーを手配して(ウーバーではないですよ?キッチンカーを呼んじゃいます)社員がゾロゾロと集まりだし、ランチをしながらコミュニケーションを取っています。

もちろん残業なんて絶対しません。定時なったら即退社です。
あと、謝ったら負けの文化なので基本、仕事のミスは人のせいにします笑

 

人も企業もモテるには余裕が大事

そんな日本にいながらも遊び心溢れる企業に身を置いていた10代、20代。

それはそれはモテたくてしょうがなかった頃、タレントの杉本彩が何かの番組で「余裕のある男性はかっこいい」と発言していたのをずっと大事に心にしまっています。

遊び心というのは余裕がないと生まれません。

 

つまり杉本彩方程式で解くと

モテる=余裕がある=遊び心がある。

という答えを求むことができます。

 

昨今のネットニュースでは毎日の様に芸能人の不倫報道が茶番の様にされていますが、

既婚男性がモテるにもこの杉本彩方程式に当てはまる。

妻子を持っているのでモテに執着心がない。

つまり意識しなくとも余裕が出てしまい、結果的にモテてしまい、今宵もまたXの格好の餌食に。

逆に言うと、彼女が欲しくて欲しくてたまらないアナタは既婚者の様に振る舞えばチャンスがあるかも?

 

これはビジネスシーンでも同じと言えるでしょう。

毎日時間やタスクに追われる生活や、忙しさ故に般若の様な形相で仕事をしている人に人は寄っていきません。

貧乏ゆすりしててイライラしてる上司に新しい施策の提案とかし辛い・・・。

効率や成果ばかりを追求していては流石に行き詰まります。

ムダや遊びにも価値があり、その感覚からこそ新しいアイデアが生まれたりするもんです。

移動距離とクリエイティブは比較するなんて言葉があるのを知っていますか?

オフィスに居ると目の前のタスクを片付けようとしてしまいますし、家に居ると育児だったり、子供に算数教えたりとなかなか脳の余白が出来づらい。

先日のGW中にふと、千葉に住む友人に会いに夜中に車で向かったのですが、道中の往復4時間。

物凄くクリエイティビティになれた自分がいました。

余白を上手に使うとビジネスにも使える遊び心がポンっと浮かんできたりするものです。

世間の正義より、自分がワクワクするかどうか

さて。仕事において遊び心が大事。遊び心には余裕、余白が必要と言うお話をしましたが、これを邪魔する厄介者なのが実はルーチンワーク。

生産性や効率化を高めることは出来ますが、創造性や遊び心を奪います。

確かに、毎日同じ時間に同じ業務を行うと抜け漏れなく仕事は推進出来ているように感じますが、同じ手順やタスクの繰り返しでは、徐々にマンネリに感じてきます。

 

「遊び心無くなるからルーチンワークやらない方が良いよ」と聞こえるかも知れませんがルーチンワークの重要性も理解しているつもりです。

何にせよ、私は超絶飽き性なのでルーチンワークが苦手。

とは言え、何かビジネスをスケールさせるには先駆者が作り上げたフレームワークやそれこそルーチンワークが必須になってきます。

ただ、世の中でその手法が正しいと言われていても自分がワクワクしない仕事を続けるのはなかなかしんどい。

自分なりにそれらをエンターテイメントに昇華させていくことが重要なのかも知れません。

 

遊び心って実は小さな組織改革なんじゃないか?

冒頭に挙げたHAPPY SUMMER FRIDAY。

今思うとこの施策ってかなりの組織改革だよなと感じます。

金曜、社員全員半休なんですよ?会社に電話しても誰も出ないです。

普通に日本企業は金曜、19時頃の定時まで仕事をしている最中、我々は13時1分には缶ビール、プシューってしているのです。

※日本支社のメンバーもほぼほぼ残業しないで定時退社スタイルでした笑

生産性どうなん?って声が上がりそうですが、この施策が導入されると全社員が業務を前倒して進めるので結果的に生産性は変わらず、モチベーションは向上、意図的に作られた余白により、より良いプロダクトが作られ業績向上も見込めるという素晴らしい内容です。

一方で一度確立された組織文化や働き方が変わりにくい日本企業では、遊び心やクリエイティビティ出そうぜって人が表に出にくい傾向あるような気がします。

伝統とか歴史を重んじて、空気読んじゃうのが日本人の良いところでもあり、悪いところ。
しかし、そんなことでは新しいアイデアやアプローチが失われていく一方です。

 

また、会社が大きくなればなるほど考える必要があるのがリスクについて。

遊び心=今までに無いもの。と置き換えると変化や革新はリスクがあり、一部の企業は安定性や収益確保を優先し、リスクを避けるため、遊び心を受け入れるのに消極的になります。

 

このように皆、遊び心が仕事において重要と分かっておきながら心のどこかで避けてきているのです。

誰かが勇気を出して一歩踏み出すことで組織が大きく変わるきっかけになるかも知れません。

 

インビジョンの社長に金曜、半休にしませんか?って提案したらどうなるだろう。
シノとか武部とかは金曜の夜まで働きそうだな〜笑

 

空気を読むな。時流を読んでアップデートし続けよう

毎日の仕事に忙殺されてゆとりがなく、せかせかとして平常心を欠いていると、いいアイデアもなかなか浮かばない。

たまには違う世界、非日常の世界に遊ぶことで、それまでの日常の世界では見えなかったものが見えてくることがある。

仕事から解き放されて、身も心もゆったりしているときや、頭の中が空っぽになったときに、フッとアイデアが浮かんだりする。

 

時には空気を読まず、トレンドを読み自分らしいクリエイティビティ、遊び心を仕事に反映してみるのはどうですか?

遊び心は自分が常にアップデートされて無いと持たせるこができない。

故に遊び心を意識するということは自己成長につながる。自分が成長すれば会社の成長に繋がるはずです。

 

人間界普遍の原理原則を踏まえた組織開発プログラム「ダシトレ」

私たちは、世界最古の血筋を今日まで承継する国、100年以上続く老舗企業の数が世界一の国・日本に生まれ、働いています。歴史に学ぶと、いつも日本は「チーム戦」でした。
ところが今日の世の風潮は「チーム/組織<個」。自分のことしか考えていない、忠恕の足りない人が多い現代に、日本の根本的危機を感じずにはいられません。
いいチームをつくるには、原理>方法論。人間界普遍の原理原則をおさえた上で、方法論を学ぶことが大切です。

琴線に触れるものがあれば、是非ともお話を訊かせてください。

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