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荒井 隆成(写真左)
サービスマネジメント部
クラウドエンジニア
木村 純也(写真右)
サービスマネジメント部
クラウドエンジニア
2021年4月に編成されたサービスマネジメント部は、インフキュリオンが提供するあらゆるプロダクト/サービスの安定運用をミッションとする部署です。ここで活躍中の二人に、サービスマネジメント部が担うミッションや具体的な業務内容、得られるスキルや経験について聞きました。
フルスタックな成長機会が多そうだと思った
― 荒井さんの、インフキュリオンに入社される前のご経歴を教えてください。
荒井:学生時代は情報系の学部で、機械学習を用いたネットワーク故障検知の研究をしていました。新卒時の就職活動でもIT系企業を中心に就職先を探し、SIerに入社しました。そこで約3年間、インフラエンジニアとして官公庁や金融機関のオンプレミスのシステム開発案件に携わりました。わりと大きめの案件が多かったです。
インフラの部署でしたが、プログラミングをする機会もあり、また15名規模のチームのPLも経験しました。ほかに、フィリピンのオフショアチーム立ち上げに関わるなど、幅広く仕事をしてきました。その後、2021年1月にインフキュリオンに転職しました。
― 転職しようと思ったのはどういう理由からでしたか。
荒井:私個人のキャリア志向として、マネジメントよりもエンジニアとして現場で手を動かして技術を突き詰めていきたいという思いがあります。前職の会社は基本的に経験を積むとマネジメントへシフトする方針だったため、転職を考えました。
― インフラエンジニアとしてキャリアを突き詰めていきたいお考えなのですか。
荒井:現時点ではインフラ一本でやっていきたいとは考えておらず、将来的にはフルスタックにアプリケーションにも幅を広げていきたいと思っています。ただ今は、インフラをある程度のレベルまで極めようと考えています。
― 転職先としてインフキュリオン以外にも選択肢はあったのですか。
荒井:いえ、何社か声をかけていただいてはいたのですが、面接はインフキュリオンしか受けていません。お話を聞いて、エンジニアとして幅広くスキルを高めていきたいという自分の思いが実現できる企業だなと思えたので、内定後はほかと迷うことなく入社を決めました。
日本料理店の調理師からインフラエンジニアへ
― 木村さんの、インフキュリオンに入社する前のご経歴を教えてください。
木村:私は調理師専門学校を卒業し、日本料理のレストランに就職しました。そこで調理師として1年半ほど従事した後、SIerに転職して3年ほどインフラエンジニアとして働きました。インフキュリオンには2020年10月に入社しています。
― 調理師からエンジニアとは思い切ったキャリアチェンジですよね。
木村:もともとは、どちらにも興味があったんです。高校時代に選択科目でプログラミングの授業を取って「楽しいな」と思っていたのですが、同時に料理も好きだったので、そちらの道を選びました。でも、しばらくして「やっぱりエンジニアもやりたい」と思って、転職しました。
― SIerではどんな仕事をなさっていたのですか。
木村:基本的にはシステムの運用・保守です。2社のお客様先に常駐して、インフラの監視や設備点検のための巡回といった仕事をしていました。
― そこから転職しようと思ったのはどういうきっかけがあったのですか。
木村:自分が思い描いていたエンジニア像と異なる仕事だったためです。高校時代に自分が好きだったのは、プログラミングで何かをつくることだったので。そこで、それまでのインフラエンジニアの知見を生かしながらも、システムをつくる方向へキャリアを広げられそうなところで働きたいと思って転職を考えました。
― インフキュリオンを転職先に選んだのはどういう理由でしたか。
木村:転職活動時はSREのポジションを中心に探していました。インフキュリオンの求人はSREというポジションではありませんでしたが、実質的に自分がやりたい方向の仕事ができそうだと思ったこと、また面接で合った方々の人柄に惹かれて、入社を決めました。
システムの安定稼働を通じてサービスの価値を高める仕事
― お二人のいらっしゃるサービスマネジメント部のミッションを教えてください。
木村:インフキュリオンが提供するプロダクト/サービスの安定稼働です。お客様がサービスを使えない時間を極力なくして、お約束している稼働率を担保することをメインミッションとしています。
荒井:またそれも含めた運用、いわゆるITサービスマネジメント業務全般を担当しています。ほかにセキュリティ関連のインシデント発生時や、クライアントからお問い合わせに対して、サービスデスク的な観点で対応することもあります。
― サービスマネジメント部として、どういうことを特に心がけていますか。
荒井:インフキュリオンが提供しているのは金融決済のプラットフォームですから、社会的重要度も非常に高いですし、止まったら大問題のミッションクリティカルなシステムです。
システムの信頼性という意味で、サービスの稼働率を守っていくことは重要ですし、同時にインフキュリオンに対する信頼にも関わるのが我々の業務だと認識しています。
BaaSプラットフォームを使ったクライアントのサービスをエンドユーザーが実際に利用されているシーンを目にしますし、自分もまたエンドユーザーの1人です。そういう中で、システムの安定稼働に対する責任感を強く感じながら仕事をしています。
あとは、クライアントから問い合わせを受けたり、何かトラブルが発生したりしたときに、レスポンスを早く適切な情報を提供するよう心がけています。
木村:使いたいときにサービスが使えないというのは、クライアントにとって、またその先にいるエンドユーザーにとっても、損害あるいは機会損失につながりますので、避けなければなりません。
ただ一方で、システムを「絶対に止めない」ということは現実問題として不可能です。だからこそ、トラブルが発生したときに、いかに早く復旧まで持って行くか、クライアントやユーザーに対していかに誠実な対応をするかが重要です。
パブリッククラウドをベースとしたインフラ業務がメイン
― サービスマネジメント部では、それぞれの担当範囲が決まっているのですか。
荒井:はい。私はWallet Stationの主担当です。Wallet Stationは、クライアントごとにプロジェクト化されて個別の環境が用意されており、私はそのいくつかを担当しています。そのほかにも、セキュリティの強化と、システムアーキテクトの見直しを重点的に担当しています。
木村:私も現在はWallet Stationに携わっていいて、複数あるプロジェクトのうちいくつかを担当しています。
― お二人とも前職ではインフラエンジニアとして仕事をされていたわけですが、それと比較してインフキュリオンのサービスマネジメントの特徴的だと思う点を教えてください。
木村:前職はオンプレミス環境での運用・保守でしたが、インフキュリオンではAzure基盤で構築されているため、IaaS、PaaS、FaaSなどいろいろな技術を使えて、臨機応変にスケールアップ/スケールダウンできるといった違いがあります。
もうひとつは、やはり金融決済のシステムということで、例えばカード関連であればPCI DSSに準拠し、認証を取得しなければいけないなど、求められるセキュリティ基準が厳しいことが挙げられます。
荒井:私も前職ではオンプレ環境でしたので、パブリッククラウドをベースにさまざまなサービスを使える点は特徴的だと感じています。前職では基本的に自社製品・サービスを使って構築することが前提としてありましたが、インフキュリオンでは課題や求める要件に最適な選択肢を検討し、選び取ることができます。
そういう意味で、インフキュリオンではみんなから「良いものをつくろう」という思いを感じるところがありますね。みんなが当事者意識を持って課題提起したり、「こういうサービス使った方がいいよね」という話題になるとみんなで議論して、導入する価値があれば積極的に採用していったり。そういう風土みたいなところに前職との違いを感じます。
現在は積極的に新卒採用もしていますが、今いるメンバーの多くはキャリア採用で入社した人間なので、それぞれいろんなバックグラウンドを持っています。それぞれの前職や過去の経験によって文化ややり方の違いがあり、何かを進めるにしても必ず議論して、さまざまな視点から意見を出し合って物事を決めるチームだと感じます。
サービスマネジメント部の業務経験から得られるもの
― 荒井さんはキャリア志向としてフルスタックに技術の幅を広げていきたいとのことでしたが、サービスマネジメント部ではその方向にキャリアを積んでいけている実感はありますか。
荒井:はい、あります。インフキュリオンでは定期的に上長と1on1をする機会が用意されています。その中で、自分が進みたいキャリアの方向性について、定期的にコミュニケーションを取っています。まだ社歴1年未満ですが、やりたいと言ったことに対して、場を提供してもらえていると実感します。
― 具体的にはどんなことですか。
荒井:セキュリティに強くなりたいという要望を、サービスマネジメント部の部長でありCISOでもある熊白に伝えていたんですけど、当社プロダクトにおいてどのようなセキュリティ課題があるのか、それに対してどのような手を打つべきかについて検討を任せてもらえました。
今までも、セキュリティに関する教科書的な知識はありましたが、金融決済を提供するプラットフォームで、実際の現場で求められる要件や、具体的な設定方法、インシデント対応の仕方などは知りませんでした。ここでの仕事を通じて、机上で勉強したものを実践できる機会があり、セキュリティの知見が高まってきたと思っています。
― 木村さんはインフラ運用・保守だけでなく、ものをつくる方向にもステップアップしたいということでしたが、それはできていますか。
木村:私は正直なところ、進みたい方向がまだそこまで定まってない部分があって、それを実感するまでには至っていません。ただ、いろんなことに挑戦できる環境だとは思うので、試行錯誤しながら「これ楽しいな」とか「やりがいあるな」と思えるものを見つけていきたいと思っています。
― インフキュリオンで新たに得られた経験や挑戦したことにはどんなものがありますか。
木村:初めて自分がPMとなり、ITSMツールの導入プロジェクトを任せられたことです。全体の計画書を作る、スケジュールを引く、関係者と調整するなど、これまで経験しなかった立場に立つことで、仕事の進め方の全体像を学べました。
― 木村さんも熊白さんと直接やりとりしたり、何か学んだりする機会はあるんですか。
木村:話す機会は結構あります。私の担当業務に合わせてアドバイスをしてもらえたり、関心に応じて資格取得を勧められたりという感じです。実際その後、情報セキュリティマネジメントの資格を取得しましたし、ほかにも入社してからITILファンデーションとMicrosoft Azure Administrator(AZ-104)も取得しました。
資格取得に向けて勉強する中で、興味が湧いたり、自分のためになると思ったら、それを伸ばしていく形で知識を身につけています。ただ、荒井さんのほうがめちゃくちゃたくさん資格取っているんですけど(笑)。
荒井:何個取ったんだっけ……入社してから7個かな、資格を取りました。すべてクラウド関係とITSMの資格です。エンジニアの資格取得を支援する制度があるので、それを活用させてもらって積極的にチャレンジしています。
木村:書籍購入費を月額1万円まで支援してくれる制度もあって、利用させてもらっています。費用を気にせずいろんな技術書を読むことができるのは、とてもいい制度だなと思います。
荒井:働いていて、「エンジニアに優しい会社だな」とすごく思います。各種の支援制度もそうですし、使うサービスやツールに関しても、デベロッパーエクスペリエンスを尊重してくれていると感じるので。エンジニアとしてストレスなく働ける環境はありがたいですね。
ミッションクリティカルなサービスの運用に責任感を持って取り組める人
― 現在、エンジニアを募集しているということですが、サービスマネジメント部のエンジニアにはどのようなスキルや資質が求められるのでしょうか。
荒井:インフラやセキュリティー、アプリケーションの知見は、もちろんあるに越したことはないんですが、それよりも、何か事象や課題があったときに、とりあえず自分なりの仮説を立てて、調べたり検証したりして解決に向けて自走できる人が向いていると思います。
当社は会社としてまだ若く、ノウハウはそこまで蓄積していませんし、常に新しいことに取り組んでいるので、起こるインシデントも初めて見るような事象が多いんです。だから、自分で考えて手を動かせることが大事です。
― 木村さんは、どういうスキルや資質を持つ人に入ってほしいと思いますか。
木村:もちろん技術スキルの高い方、経験豊富な方に入っていただけたら嬉しいですが、たとえ経験が浅い方であっても、仕事への向き合い方として誠実で素直な人であればこの仕事に向いてると思います。
それと、柔軟な発想力を持った人でしょうか。業務の中から学んだことを応用して業務の幅を広げていける人や、「こんなことをやってみたい」と提案できる人がいると、会社のバリューにもつながると思いますし、本人も仕事を楽しめるんじゃないかなと思います。
荒井:あとは、責任感を持って仕事に取り組める人。最初にもお話ししましたが、我々が取り扱うのは、金融決済に関わるミッションクリティカルなサービスです。昨今のエンジニアブームで、きらびやかな仕事のイメージを持たれてる方がいるかもしれませんが、地味な仕事も泥臭い仕事もあります。そういう仕事も粘り強く最後までやり切れる方と、ぜひ一緒に働きたいと思います。