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QA・PMOチーム 岡崎麻里子(写真左)
2018年、新卒で富士通株式会社に入社。SEとしてカーリース会社向け保険業務システム開発に従事。リーダーとして活躍した後、2020年10月1日にインフキュリオンへ入社。現職ではエンジニアが活躍できる環境づくりを推進。
インタビュアー:
CEO室HRBPグループ 朝比奈陽子(写真右)
大手SIerで入社後すぐに活躍するも新しい環境へのチャレンジを決意
―新卒で入社した大手SIerではどんなお仕事をしていたんですか?
大学卒業後は、富士通に入社してSEとして働いていました。でも実は、就職活動の時点ではSE希望だった訳ではないんです。学生時代は、新しいサービスやテクノロジーを持っている企業の法人営業をしたいと思っていました。ITや金融業界などさまざまな業界の企業を受けて、その中で富士通を選びました。富士通では採用時には配属先は未定なので入社後にSEになることが決まりました。
正直、法人営業を希望していたので、最初は戸惑いましたね(笑)。ただ、富士通では入社後半年かけてじっくり研修を受けることができるので、その間にだんだんと仕事に馴染んでいくことができました。カーリース会社様向けの保険業務システムの開発をしていたのですが、2年目からはリーダーとして主にチームメンバーのマネジメントやお客様とのやりとりを担当していました。
―入社早々から活躍されていたんですね。なぜ転職を考えるようになったのでしようか?
たしかに2年目からリーダーを任せてもらっていたので、普通の新入社員が経験できないような仕事も任され、とてもやりがいを感じていました。ただ、大企業である分、もう少しこういった仕事がしたい、自身の成長のためにこういう環境を実現したいと歯がゆく感じることがありました。
例えば、担当していたプロジェクトが運用保守だったので、日々の仕事は不具合の改修や法改正対応が中心でした。重要な仕事ですが、当時私が任されていたのはルーティーン的な業務が多く、新しいことにチャレンジしにくい面がありました。仕事はお客様先での常駐が基本で、会社に帰るのは月に1回程度でした。社内の先輩や同僚たちとコミュニケーションを取りづらいこともマイナスだと感じていました。
―そこで思い切ってキャリアのために行動を起こしたんですね。
そうです。転職活動では、自分が希望する仕事や求める環境を実現できそうかどうかを重視して、インフキュリオンにたどり着きました。インフキュリオンを知ったとき、就職活動時代に軸としていた「新しいサービスの創出を行っている会社」であり、さらに社員同士の距離が近くコミュニケーションが密で自分の成長に繋がりやすい環境だと感じました。
成長しやすい環境のなかで自分が希望する仕事にチャレンジ
―実際に入社してみてどう感じましたか?
入社してみて、実際に自分が希望する仕事ができていることや成長に向けて求める環境を実現しやすいことを実感しています。また、良い意味で入社後にギャップを感じた部分もあります。
勝手な思い込みだったんですが(笑)、スタートアップでは社内規則やルールなどがあってもきっちり運用されていないイメージを持っていました。でも入ってみたら、就業規則、人事ルール、会社独自の書籍購入制度などがきちんと運用されていました。教育に関しても、入社後はすぐに何でも自分でできるようにならないといけないんだと思っていました。でも実際はメンター制度などの教育体制が整っていました。
―悪い意味でギャップを感じた部分はありますか?
期待と違った点という意味では、コミュニケーションについては課題を感じています。コロナ禍の影響もあって仕方がない面もありますが、オンラインでの仕事が中心になるなかで、全社的に関わりの少ない部署同士のコミュニケーションが取りづらくなっていると感じています。その点については、部署をまたいで行うオンライン会議で画像を出して話すようにするなど、少しでも風通しが良くなるように社内でも工夫しています。
―現在はどんな仕事を担当されているんでしょうか?
今は、QA・PMOチームに所属しています。私の仕事を簡単に言うと、エンジニアの仕事の成果を最大化させるための環境づくりです。自ら開発をするというよりもプロジェクトの推進や人のサポートをするのが好きですし、向いていると思っていたのでちょうど良い仕事に出会えたと思っています。前職でチームリーダーだった時に、協力会社の管理などをしていたのでその経験も活かせています。
具体的な仕事としては、大きく分けて2つあります。
一つは、当社のエンジニア向けのサポートの全社的なとりまとめです。少し前まで当社では、小さなチームで小さなプロジェクトを行っている状態でした。その頃は、プロジェクトで何か使いたいツールがあれば、PMやプロジェクトメンバーが自らツールの契約やIDの発番を行っていました。でも、今はプロジェクトの数も規模も格段に大きくなりました。こうした開発の準備段階に関わるフォローをPMOチームがとりまとめて効率化するようにしています。
もう一つは、当社のメインサービスの一つであるWallet Stationの企業への導入プロジェクトの支援です。プロジェクトに入って、実際にお客様との打ち合わせにも参加しながら開発メンバーやPM、PLのサポートを行っています。例えば、お客様との会議や内部定例会のアジェンダ、議事録を作成したり、案件で発生している課題の進捗管理などです。日々発生するさまざまな種類のタスクに対して、エンジニアが最高のパフォーマンスが発揮できるように支えています。
―チームメンバーはどのように協力しながら仕事をしているのでしょうか?
PMOチームは業務委託の方を含めて4名が所属しています。会社の成長に合わせて生まれた新しい部署なので、良い意味で仕事にはっきりとした枠がありません。チームリーダーや先輩の指示をもらいながらやる業務もありますし、私から必要性に気づいて動く場合もあります。役割、業務範囲が固定化されていないので、「これをやりたい」、「これをやって」など、部門を超えてその時々で必要性の高いさまざまな仕事に関われることは面白いですし、やりがいを感じますね。
―今後仕事でチャレンジしたいと思っていることはありますか?
最近では、部門を超えてHRBP(人事・採用)部門の方と一緒にエンジニアの入社に関する対応をしたり、勉強会のサポートなども行っています。とにかくエンジニアにとって働きやすい環境づくりを行うのがミッションなので、ゆくゆくは会社の組織づくりにも関わっていきたいと思っています。エンジニア組織が最も成果を挙げられる状態になるためには、会社のなかでどういった形であるべきか、どんな環境が最適かなど、私の立場で役に立てることをいろいろ考えてみたいです。
また、今は社内ではシステム企画などさまざまなチームが、それぞれの立場から会社の効率的な成長に向けた業務改革を進めています。いずれ、こうした活動を連携できるようにしたいと思っています。各チームが業務を連携させて、さまざまな仕組みを最適化できるように動いていけると良いと思っています。
上司との1on1を通して、自分に合ったスピードで成長を目指す
―先ほど「求める環境が実現できている」とお話しされていましたが、担当する仕事はどのように決まっているんですか?
チームリーダーやメンバーと1on1などでコミュニケーションを取りながら、チームのミッションと私自身が組織に対して課題に感じてることや挑戦したいことをすり合わせて決まります。
いわゆる大企業だった前職と比べて、インフキュリオンでは働く人の成長スピードが早いと感じています。ただ、単にスピードが早いというよりは、自分のペースに合わせた成長ができています。自分で、自分の成長シナリオを描きながら前に進んでいけるという感じです。
人数が少ないので、個々の意見が大切にされたり、通りやすかったり、アウトプットの影響力が大きいのは間違いないと思います。前職では自分の仕事や環境を自分で変えることは不可能だったので、インフキュリオンに転職したことの大きなメリットだと思っています。
自分自身が「こうありたい」という指針をしっかりと持っていれば、会社もちゃんと意見を聞いてくれるので目指す姿を実現しやすいと思います。
―中長期的なキャリアプランについてはどのようにお考えですか?
転職理由のときにもお話しした通り、私自身は自分が目指すキャリアを作ることと同時に、ライフイベントを迎えても無理なく働ける環境を実現することを重視しています。その意味では、今の仕事や環境はとても恵まれています。これからも上手くバランスをとって自分が目指すキャリアを実現していけるのではないかと思っています。
―ありがとうございます。最後に、岡崎さんのような若手の求職者の方にメッセージをお願いします。
当社に入社してから気づいたのですが、インフキュリオンは本当に経験豊富な社員が多い会社です。「前職では上場企業の執行役員で200名以上の開発組織を率いていました」というような優秀な方と肩を並べて仕事ができるのは、とても刺激になります。ただし、私のように若い人もたくさんいるので取り残されるというようなことはありません。どんなスキルを身につけたいか、どんなキャリアを描きたいのかなど自分の意思をしっかりと持ちつつ、自分に合ったペースで成長を目指したいと考える方にお勧めしたい会社だと思います。