農業用ロボットの自律走行に何が必要か。どんな課題があるかについての理解はできました。
では、動いて、発見して、画像で認識して、次の作業。
「雑草を取る」
どうやってロボットが雑草を取るのか。
ブレストレベルで考えると、いくつか方法があります。
1,ロボットアームで掴んで取る
一番現実的っぽい、かつ実現できそうな方法です。認識した雑草をアームが取りに行って摘んで回収する。ただ、本当にそんなことができるかどうかはサッパリ分かりません。
2,レーザーで焼き切る
ロボットアームが野菜を避けながら雑草を取るのは難しそうだから、もっと直接的に雑草をなんとかできないかと考えて出てきたアイデアです。このレーザービームで焼き切る案ですが、調べてみると2012年にドイツの大学で研究して実証されていました。
ただ、どう考えても、コスト面で見合わなそうなのと動力が大変そうです。
・除草剤を噴射する
雑草を画像認識したら雑草に目がけてピンポイントで除草剤を噴射します。これなら、無駄に除草剤を撒く必要もなくなります。ただ、調べていくと野菜が生育を始めたら除草剤を撒くこと自体がNGだそうです。少量でもその除草剤の成分が野菜に浸透してしまうからとのこと。
アームで掴みたい
上記のように検討してみたのですが、やはりロボットアームで掴むのが一番現実的な気がするし、実現可能性が高い気がします。ということで、ロボットアームを現実的に動かしている人が誰かいないのかと思って調べ始めました。
産業用のロボットアームとして工場に入っているものから、ホビー用途で使えるロボットアームまで。既に世の中にいろんな形で出てはいるのですが、その中で親和性が高いのではと思いついたのが医療用のロボットアームです。