1
/
5

【社長ブログ】起業家8年生として意識していた15個のこと

ヒュープロは設立8年目を迎えました。

会社の生存率は、設立して3年で65%、10年で6.3%と言われています。 20年は1%にも満たないそうで、ほとんどの会社は長く続かないです。

それに対して、学生起業だった私が、 会社を丸7年間生存させることができて、心から嬉しく思います。

起業してから特に最初の3年は、 何もできず、ただただ毎日暗黙の今日を生きているだけでした。

それが、シリーズBの資金調達をし、 社員数は年間30名以上ずつ増え、 業界トップシェアといえるほどに業績を伸ばし、 そして生存率6%の壁を越えようとしている会社になりました。

あの時に比べれば、少しは、自信を持って仕事に取り組めるようになりました。

今日は、そんなノンキャリアの私が起業家8年生になって、ビジネスの世界で 身につけてきて良かった「仕事の仕方」15個を紹介したいと思います。

社会人新人の皆さん、新卒になる皆さん、これから頑張るぞ!という皆さんに、少しでも参考になったら嬉しいです。

社会人8年生のススメ

1)嘘をつかず誠実に

まだ失敗もたくさんするし、知識もない私がせめてできることは、 嘘をつかず誠実に対応すること。ずっとそう考えてきました。

でもこれは、幾つになっても、社会人として信頼を得る一番大事なことだと知りました。

悪いことがあった時、怖くなりますよね。 すると誤魔化そうとします。少しでも怒られないように、何か上手に隠そうとします。

そういう時ほど、真っ直ぐに、嘘偽りなく誠実に答えること。

それを積み重ねると大きな仕事を任せてもらえるようになります。 なぜなら「この人なら何かあればすぐに言ってくれる」から「任せても問題ない」を思えるからです。

2)報告・連絡・相談

ありきたり、かもしれないけど、一番大事なこと。

特に悪いことはとにかく先に報告する。遅れそうな時は連絡をすること。迷ったらすぐに相談すること。

こんな小さな「言う」の積み重ねは「信頼」につながります。 なぜなら自分のやっている仕事は、必ず誰かに影響を与えるからです。 特に上司がいる環境では、ほとんどの仕事が上司の仕事の結果に影響を与えます。 だから事前に、報告・連絡・相談をくれると、すごく助かるんですよね。

3)スケジュールと納期

私は学生時代の学生団体で最も大きな財産となった学びがあります。 その学びを社会人になってからも、意識してやってきて、本当によかったです。

それは、 納期を守ることと、そのためにスケジュールを立てる ということです。

タスクが決まったら納期を言う。納期は、MMDD+TIME(例:3月1日23時59分) 大雑把で良いから、スケジュールを立てる。スケジュールとは、何をどの順番でやるのか。いつ終わるのか。

これが、すごく、良いです。多分、一緒に働く人たちがすごく助かると思うので、やってみてほしいです。

なぜ納期を守らないといけないのか? さらには、なぜ納期を付けないといけないのか? それは、何事にも、自分の納期の先に、誰かの納期があるからです。

仕事はリレーです。 バトンを繋いでいって一つのものが完成します。 仕事の質をまだ追求できていない時でも、納期を守ることはできます。 すると次のバトンへ繋げることができます。

4)相手のことを常に考える

何を求められているのか、何をしてあげると助かるのか。 仕事には、自分にかけられている期待が常にあります。

良い仕事(=アウトプット)とは自分の今やりたいことをやるんじゃなくて、 相手が今求めていることに応えることです。 だから相手のことを常に考えられる人は、きっと良いアウトプットを出すことができます。

5)お客様ファースト

そもそも仕事とは、お客様あって、仕事があります。 だから、仕事とは、お客様で全てが始まる。従って、私たちもお客様を起点に仕事に取り組むと、 結果はついてきます。 (※お客様は神様、という考え方とは異なります)

6)ハードに

何事もハードに、一生懸命取り組む。 年齢と共に、脳の回転も体力も落ちていきます。常に今日が一番吸収できるんです。

それは誰かのために、じゃないです。自分のために、です。 ハードに取り組むと言うことは、時間を沢山費やせば良いと言うことではありません。 沢山のことをやってみると言うことです。後もう一歩を重ねると言うことです。チャンスがあれば手を挙げるということです。 そうすると、同じ10年間を過ごしても、経験の量に差がつきます。

得られるうちに得ておくと、自分の財産が増えます。 自分の言葉で語れるものが増えます。 これを早いうちに蓄積しておくと、将来使える武器が増えて色々なことを対処できるようになります。

だから今働くことを通して一生懸命自己投資をすれば、結果的に得るものは大きいです。 そしてそれができるのは今のうちしかないと思います。

7)文章は分かりやすく

文章とは、誰かに何かを伝えるためのツールです。 一方で文章を書くとき、誰に何を伝えるのか、なんのために伝えるか、忘れることがあります。

文章を書く最大限のゴールは 伝わること です。 だから私は、社内チャットツールでも、 なるべくわかりやすく、伝わりやすい文章を書く、ということを意識しています。

8)結論から

言葉を集中して聞けるのは最初の7秒と聞いたことがあります。 だから、今から話すことは 何が言いたいのか 結論から伝えましょう。

最初から「何が言いたいの?」と思われると、その方の脳は「何が言いたいの?」で埋まってしまって、 本当に伝えたかったことがその方の頭に入ってきません。

だから、結論から始めましょう。 伝えたい先の人の最初の7秒を 一番伝えたかった事(=結論) で埋めましょう。

9)お金は一円単位

お金は1円単位で大切にする思考を持つ。創業期からとにかく意識していました。

私には、1円を大事にしないと、1億円も大事にできないと思ったからです。 1円くらいいいや、10円くらいいいや、100円くらいいいや・・・1億円くらいいいや。

1円を大切にできないと、1億円は大切にできません。

さらに、なぜそのお金があるのか、を常に考えること。 必ずお金の「入」には、誰かの「出」があります。 入金が実現するまでに、あらゆる人の労力がかかっています。 それは当たり前のことではありません。

会社のお金を使うとき、1円から、大切に考えられる人は、 大きなお金を使うことも任せることができます。

10)物や備品は大切に使う

会社にある物を大切に使える人って信頼できるんですよね。 こう言う小さいことを自然にできる人って、あらゆることを大切にできることの最大の表れだと思います。

11)本を読み教養をつける

7年間社会人と話して感じます。色々な人と話していて感じます。

本を読んでいる人は使う言葉が多いです。 本を読む人は、そういえばこんな考えもありますよね、と会話を次の話題にリンクさせることができます。

人の深みは、知識と経験から。 その深みは、自らつけていくことができます。 本を読んで知識を身につければ、それを使ってみようと日常生活に活用することができます。 すると、経験が増えます。

だから、常に本を読み知識をアップデートして行っている人は話が豊富です。

12)プロフェッショナルとして仕事する

特に上司のいる環境では、仕事を振られるケースは多いです。 すると、振られた事に思考停止でただ着手をする、ということになりがちです。

仕事一つ一つを適当にやらない。与えられた仕事でも、自分の考えを持つこと。 これをするのと、しないのでは、仕事の質は変わります。 そして常にこの仕事の「最高の完成形」を考えながら仕事を進めることです。

お客さんにとって私達がその職についた瞬間に、その職のプロとしてお金を支払うから、 私たちは常に最高のアウトプットに向けて磨きをかけていくべきだと思います。

13)ゴミが落ちていたら拾う、シミがついていたら拭く

目の前にゴミが落ちていたら捨てる。 テーブルにコーヒーの染みがついていたら拭く。

シンプルに、それだけです。 それが仕事環境を気持ちいい場所にします。 ゴミが落ちていたら拾いましょう。シミがついていたら拭きましょう。

なぜかこんなシンプルなこと、社会人になったらあまり教えてもらえないんですよね。

14)レスポンスは早く

仕事が早い人はレスポンスも早いですよね。 その時答えられなくても一言、後でお返事します、それだけでいいと思います。

一緒に仕事をしていてレスポンスが早いと助かります。 キャッチボールを滞留させないこと。それが仕事をスムーズに進める秘訣だと思います。

私も注意されることはあるので、まだまだテーマです。

15)「ありがとう」と「ごめんね」

ありがとう、と、ごめんね、とは人間関係の接続語だと思います。 人間関係が良好な人は、ありがとう、や、ごめんね、を沢山言います。

なぜなら、何か悪いことをしてしまった時、「仲直り」という良好な関係につなげる際に必ず「ごめんね」という言葉が存在します。 誰かに何かをしてもらった時、その人が「良かった」と思う時、そこには「ありがとう」という言葉があります。

だから、ありがとう、と、ごめんね、は人間関係を繋げる、大切な接続語です。

最後に、伝えたいこと

私は、ずっと「学生起業だから」と言われるのが嫌でした。 年齢バイアスを受け、話に入れてもらえないことがとても悔しかったです。

所詮学生起業だから責任感はないでしょ。すぐに辞めてしまうんでしょ。 仕事の仕方なんて、わからないでしょ?

陰でそう言われ、

こっそり仕事を任されない理由は 若いが故に「プロフェッショナルじゃないだろう」と想像できるから。

それが悔しくて、絶対に、一流と思われたい、とひっそり思い続けてきました。

そんな私でも、今ではある程度のことは自分の「気力」と一緒にやる「仲間」がいれば成し遂げられると自信を持てるようになりました。

しかしそれらは特別なスキルや力があるからではありません。 学生起業家だから、と自分に言い訳をせず、当たり前のことを当たり前にやること、を磨いたからです。

毎日仕事をしていると、意外に当たり前のことを当たり前にできていなかったりします。

だから、その当たり前を突き詰めるだけで、圧倒的な差別化をつけることができます。

仕事ができる人は、そんな当たり前を磨き続けていて、自然にやっています。 だから仕事がスムーズに進みます。 その結果「あの人は仕事ができる」という印象になると思うんです。

私はまだまだ未熟です。 だからもっと、当たり前のことを当たり前にできるように、磨いていこうと思います。

そんな私からの、社会人8年生のススメでした。

8年目も、やっていくぞ💪 これからもヒュープロを、よろしくお願いします。


株式会社ヒュープロからお誘い
この話題に共感したら、メンバーと話してみませんか?
株式会社ヒュープロでは一緒に働く仲間を募集しています
14 いいね!
14 いいね!

同じタグの記事

今週のランキング

山本 玲奈さんにいいねを伝えよう
山本 玲奈さんや会社があなたに興味を持つかも