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西に訊く②社名の由来とターニングポイント

西に訊く①では、ホテルマンを目指していた西がどうしてオーランを創業することになったのかを取材しました。


西に訊く①オーラン創業までのストーリー | オーラン株式会社
高校生の時に働いていたレストランの店長からとある本を勧められたことをきっかけに、ホテルマンを目指し、最終的には静岡にある旅館の女将になったという異色の経歴を持つ代表の西。この記事ではそんな西が、...
https://www.wantedly.com/companies/hu-rang/post_articles/528978


西に訊く②では、オーランを社名の由来に始まり創業当初の様子、現在に至るまでのターニングポイントについて掘り下げます。


プロフィール
西 ゆきの
代表取締役。静岡県出身。

人が軸になる組織を目指して

ーまずはオーラン株式会社という社名の由来について教えてください。

SESの仕組みを利用して個々のキャリアの選択肢を広げることができる会社を作りたいと思っていたので、日本語に訳したら「ひと株式会社」となるような社名にできればいいなと考えていました。そのため、色々な言語の「ひと」を調べていて、目に留まったのがインドネシア語で「ひと」を表す「オラン(orang)」です。

響きもいいし、oをhuに変えたら「ヒューマン(human)」との掛け合わせにもできるし、huに変えてもオと読むことができるので、直感的にこれだと思いました。あとは「ひと」をメインにするために後株にして、ひとを軸にしたオーラン(HURANG)株式会社という社名が誕生しました。

               オーランちゃん(会社のロゴマーク)

ー新しく生まれたオーランと、西さんが元々所属していたSESの企業にはどのような違いがありましたか?

私が勤めていたSESのスタートアップ企業は、受託の営業もしていたのでSESで経験を積んで、最終的には会社の受託案件を手がけるというキャリアアップの仕方が一般的になっていました。そのため、そこで働いている社員は、大型受託案件を受けるためにSESでスキルを磨くという発想になりがちで「SESより受託が上」というような考え方が生まれていました。

一方の私は、受託とSESに上下はないと考えていて、社員が個人のキャリアのために会社を利用し、個人の成長が会社の成長に繋がる会社を理想に掲げていました。そのため、オーランと元々所属していた会社では、受託案件を目指すのか、個人のキャリアのためにSESを活用するのか、置いているゴールに違いがありました。

ー初めは何人くらいの社員でスタートしたんですか?

元々の職場から希望を募り、10人ほどの社員がオーランに移籍することになりました。会社として掲げているのは個人のキャリアアップだったため、個々のモチベーションをどう作るか、個々の希望と案件をどう結ぶかを考える日々でした。

個人を重視する考えと、そこへ向かうための仕組み

ーここからは、オーランのターニングポイントについて教えてください。

まず創業時に「個人のキャリアアップ」をゴールにおいて分社化したことが大きかったと思います。あとは創業から2年後の2019年に、人事の千代田が入社したタイミングだと思います。

当時は、営業をやりながら社内業務に取り組んでいたので、制度などを整える余裕がなく、会社としてのメッセージをどう社内に伝えていくのか、個人のモチベーションをどう作っていくかという課題を抱えながらも、そこまで手が回らないという状態でした。

そこに千代田が入社して、私が実現したい方向を理解した上で社内の体制や仕組みを整えてくれたので、組織らしくなるためのターニングポイントだったと思います。

ー千代田さんはどのような役割で、どのように動いていたのでしょうか?

千代田は「個人が成長できる組織」にするための制度や「オーランの考え方」を浸透させるための仕組みを整えてくれました。私が「〇〇のようにしたいと思っている」と伝えた考えがきちんと社内で機能するように、1on1の仕組みを作ったり、面談の時に使うシートを作成したり、評価制度を見直したりと様々な角度から改善を進めてくれました。

また、メンバーの相談役も今までは全て私が担っていましたが、まず千代田がメンバーの相談を集め、そこにある課題を把握した上で、必要に応じて私へ報告が上がってくるという流れを作ってくれました。

そのおかげで、私はクライアントの開拓に集中することができ、組織として大きくなっていくイメージが持てるようになりました。自分以外にも会社の未来を考えて自走してくれる存在ができたおかげで、ようやく組織らしい形になっていく兆しが見えましたね。

強い組織であるために未来をつくる

ーその他に、ターニングポイントとなった出来事はありますか?

組織の仕組みを作っていくという点で考えると、コロナ禍であったことがいい方向に作用したと言えるかもしれません。オンラインで会話することが当たり前となったおかげで、時間的な余裕が生まれ、生産性が高まりました。

また、私自身この期間に出産を経験したのですが、オンラインのおかげで妊婦でも遠隔で営業活動が問題なくできて、運が良かったと思いました。「休まなくても、方法があるじゃん」と新たな選択肢を見つけた感じでした。

ー最後に、これから訪れるであろうターニングポイントについて教えてください。

これから組織を大きくしていくにあたり、企業理念の浸透が重要だと考えています。そのために、MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)を改めて言語化したので、その浸透とオーランという組織の見せ方に注力したいと考えています。

年齢層が高めなメンバーも増えてきたので、オーランでマネジメント層としてのキャリアを描ける状態にするために、仕組みやきっかけ作りを行っていく予定です。今後も、より多くの選択肢をオーランが提供できる状態を目指しています。

おわりに
西に訊く②では、社名の由来からオーランのターニングポイントについてお話いただきました。

西に訊く③では、MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)を策定することになったきっかけやそこに込めた想いなどを取材します。

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