「いつ・何を・どれだけ」準備すればよい?
こんにちは、ヒトカラメディア プランニング事業部の杉浦です。5/12に公開した「『beの肩書き』をやってみた」、5/27公開の「メイキング オブ オフサイトミーティング(makeing of off-site meeting)」と続いたプランニング事業部のオフサイトMTGシリーズも今回で最後です。
本日は、「オフサイト ミーティング ハック(off-site meeting hack)」と題して、「いつ・何を・どれだけ準備すればよいのか」をまとめてみました。これから「オフサイトMTG」を考える方が、具体的なスケジュールやグッズの準備を考えるときの参考になれば幸いです。
※「参加者約20人(内進行役など3名含む)・7時間連続」で、オフサイトMTGに参加する場合を想定しています。
【2ヶ月前】開催日程を決める
□候補日時を2~3個あげる
「四半期末・月末・月曜&金曜」をさけて設定する(宿泊をする場合は、あえて金曜や月曜にする場合もあります)。チームで共有するカレンダーを確認しながら、予定が入っている日時を避けて、参加できるような日時候補を探します。
□時短メンバーに日時の相談をする
メンバーがお迎え担当の場合、候補日のお迎えを家庭内で調整できそうか確認。できなければ「最長何時までオフサイトMTG会場」にいることができるかを確認します。
まだ、この時点では会場は仮予定でいいですが、「オフィス近郊か、都を出た場所で行うか」までは、決めておきます。終了・解散時間のめどを立てるためです。
□参加メンバー全員に対して、日時を広報する
これでやっと日時の広報を行います。部署ごと連絡がつきにくくなるので、他部署の方にもお知らせをしておきましょう。
【2ヶ月前】会場をおさえる
□会場の探し方
私の場合「移動時間+コンテンツ時間=10時間」を目安にして会場を探します。予算は3万円〜5万円程度。会場は「スペースマーケット(SPACE MARKET)」などレンタルスペースのポータルサイトで探したり、社内で人事総務や他部署の人にオススメを聞いたりします。
<会場見学のチェックリスト>
◯予約方法
・会員登録が必要か
・事前見学(下見)必須か
・メールのみで予約完了か、発注書形式か
◯キャンセル・ペナルティについて
・キャンセルは可能か、キャンセルペナルティはいつ発生するか
・時間超過の扱いはどうなるか
・振替可能か(台風などで予約日に開催できない時)
◯支払い方法について
・当日現金精算か、会社あてに請求書送付か
・総額でいくらか(コースとレンタル備品合計)
◯会場内について
・プロジェクターの投影が可能か、どれくらいのサイズで映るか
・プロジェクターへの接続のしかた、変換ケーブル要不要
・テーブル(紙に書き込むのか、PCをのせるのか)
・いすとスペースは足りているか
◯トイレについて
・数(15人で1つだとワークが早く終わった人から利用してもらうとよい)
・場所(他の会社が使うスペースを横切らないか)
・男女トイレ別か
◯音響について
・BGMはどう出力するか
・マイクはあるか。
◯レンタル備品について
・ホワイトボード(グループの数)
・マグネット(なければマスキングテープ)
◯使用方法について
・壁にマスキングテープで紙をはってもいいか
・外出時の施錠について
・コピー機の有無(なければ近くのコンビニを把握)
・注意事項
◯その他
・飲み物の提供の有無(施設内になければ近くのコンビニを把握)
・おすすめのランチ場所(可能なら)
・いざという時の文房具購入先(可能なら)
【1ヶ月前】コンテンツ(ワークショップなど)を作る
2019年4月15日のオフサイトMTGのコンテンツを作った流れをまとめると、
◯現状と理想の把握。ギャップ=課題
◯このオフサイトMTGが終わったらどういう状態になっていてほしいか=オフサイトMTGの目的
◯オフサイトMTGの目的と、コンテンツを照らし合わせて考える
◯コンテンツのアウトライン(テキスト)
・時間を具体的に入れ込む
・時間が押したときに、どこで調整するか考える。15分の長い休みを差し込むなど。
・成果物を何にするかを決める(紙のワークシートなのか、パソコン作業か。作業テーブルをどうするかが変わるので)
◯当日の役割を決める
・他部署の人に協力をお願いするなら早め早めに
◯コンテンツのスライド中間レビュー(絵がない状態)
◯コンテンツのスライド完成
※詳しくは5/27公開「メイキング オブ オフサイトミーティング(makeing of off-site meeting)」をご覧ください。
【1週間~前日】持ち込みグッズの準備
◯参加者に「日時・場所・目的・準備するもの」を伝える。
下書き用のペンは、各自持ち込みの方が使いやすく紛失の心配もない。フリクションがおすすめ。
◯持ち込むものを準備する
・電源コード(PC、スマホ)
・変換ケーブル(プロジェクター用。会場にあれば不要)
・USBメモリ(急なコンビニや会場印刷用)
・マスキングテープ
・模造紙、ワークシート用紙、はがき用紙など(20%は余分を持っていく)
・A4裏紙
・プロッキー(プロッキーは模造紙への書き込み用。油性ペンはテーブルに色が付くのでNG)
・ふせん(人数✕束)
・ストップウォッチ or キッチンタイマー
・画板(机が足りないとき)
◯参加者用アンケート(NPS)フォームをGoogleフォームであらかじめ作っておく。
NPSとは「Net Promoter Score(ネット・プロモーター・スコア)」の略で、顧客ロイヤルティ(企業やブランドに対する愛着・信頼の度合い)を数値化する指標のことです
【当日】
◯タイムキーパーと進行(10人以上のワークであれば、できれば別がいい)
◯午前と午後休憩のお供
・おやつ
・のみもの
・プラスチックコップ
・ウエットティッシュ(食べながらのPC作業のときは必須。)
◯写真撮影
・オフサイトMTG中の写真を時々で撮影
・最後の集合写真
◯グループワークの介入
・手が止まっている班の様子を観察する
・言葉をかける場合1 目的に立ち返る
・言葉をかける場合2 違う角度から質問を投げかける
・言葉をかける場合3 連想しやすいたとえを出す
◯進行係は時間の調整も兼ねる
◯参加者へアンケート
・回答のお願い
・集計
※詳しくは5/27公開「メイキング オブ オフサイトミーティング(makeing of off-site meeting)」をご覧ください。
【後日】
◯振り返りMTG(オフサイトMTGを企画したメンバーで行う)
・良かった点
・改善した方が良い点
◯アンケートの結果共有
◯成果物のスキャンと原本の配布
◯グラフィックレコードの共有
準備のしかたの例として
全体像がわかれば、ほとんど仕事は終わったようなもの。初めての試みで生じる不安は、知らないことが原因です。全体を見渡すことができたなら、次は協力する人を集め相談しながら、手を動かしてみましょう。はじめてのオフサイトMTGを企画する方、応援してますよ!