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大企業からスタートアップへ。物流ドメインで新規事業を手掛けるCEO室長がHacobuを選んだ理由

2024年6月、Hacobuに新しいメンバーがジョインしました!7月1日付で執行役員CEO室長に就任した横井直樹さんは、ソフトバンクで新規事業開発室責任者として、複数のプロジェクトを経験し、2020年には、ソフトバンクが日本通運と立ち上げた「MeeTruck」の代表取締役社長として、物流事業者向けアプリケーションサービスの開発を主導してきました!

今回は、なぜ物流ドメインの競合にあたるHacobuで働くことを選んだのか、その理由や、CEO室長として成し遂げたいビジョンについて、インタビューを行いました。

競合サービスの経営者から、HacobuのCEO室長へ

───Hacobu入社前は、どのようなキャリアを歩まれていましたか?

2001年に入社した日本テレコム株式会社(現ソフトバンク株式会社)では、法人営業を担当していました。この頃の日本は、ブロードバンドが普及し始めた真っ只中で、ビジネスが目まぐるしく変化していました。営業やSEを経験した後、IoTプロダクトの開発、事業開発の責任者として複数のプロジェクトを経験し、実績を重ねました。直近の10年間は、新規事業に取り組む事業会社2社の代表として企業経営に携わり、市場調査から会社設立、その後の経営まで、新規事業に必要な業務を幅広く経験する機会に恵まれました。

そのうちの1社が、日本通運との合弁会社であるMeeTruck株式会社です。代表取締役社長として、物流SaaS事業に4年間携わってきました。MeeTruckでは、中堅中小運送会社向けのTMSやマッチングサービスを展開し、1,000社以上のユーザーにサービスを提供していました。

同じ物流業界向けサービスを提供する事業者でしたから、当然、Hacobuのことはよく知っていました。

───Hacobuに入社した決め手を教えてください。

前職のMeeTruckでも、物流業界向けに配送案件サービス「MOVO Vista」のような配送案件管理サービスを提供していました。当時面識はなかったのですが、太郎さんからLinkedIn経由でご連絡をいただきました。その後、対面で挨拶をしたのをきっかけに、勉強会や会食をする機会があり、社員の方ともお話をする中で、Hacobuに興味を持つようになりました。

MeeTruckのプロジェクトから離れたこともあり、実のところ、私自身は物流以外の領域に取り組むつもりでした。4年間ですが物流業界の課題に正面から取り組み、当時の状況では大きな変化が起きづらいという実情も深く理解していたためです。

しかし、太郎さんにお声がけいただき、経営メンバーとも関わりを持ち、MeeTruckとは戦略も会社も異なるHacobuで、もう一度物流業界の課題解決に挑戦してみたいと気持ちが変化しました。

Hacobu 執行役員CEO室長 横井 直樹(よこい・なおき)

2001年 日本テレコム株式会社入社(現ソフトバンク株式会社)。法人事業において、エンタープライズ向けソリューション営業・SEなどを経験。スマートフォン黎明期の市場開拓をリードし、大手製薬会社での活用事例創出を通じて収益拡大に貢献。その後、B2Bビジネスの経験を元に、IoTプロダクト開発、新規事業開発の責任者として複数のプロジェクトを経験。VMware社との合弁会社設立、WeWork社への出資検討プロジェクトなどに参画し、主にGTM戦略の立案を担当。2020年より日本通運との合弁会社であるMeeTruck株式会社(資本金15億円)の代表取締役社長として、物流SaaS事業を4年間運営。中堅中小運送会社向けのTMSやマッチングサービスを展開し、1,000社以上のユーザーにサービスを提供。2024年6月より株式会社Hacobuに参画し、CEO室長として新規事業開発を推進。

「現場感」と「スマートさ」を併せ持っていることがHacobuの魅力

───転職に不安はありませんでしたか?

そもそも、太郎さんから最初に連絡をいただいたときは、転職経験もなく、23年間勤めたソフトバンクを退職するとは考えてもいませんでした。

気持ちに変化が生じたのは、太郎さんや経営メンバーの仕事への取り組み方に「現場感とスマート」を感じたからです。物流は現地・現物・現実と言いますが、まさにその姿勢に強く共感しました。

前職でCVCや投資なども行っていたため、スタートアップ企業との関わりも数多くあり、現場感あふれる会社はたくさん見てきました。現場感や熱量は0→1の段階ではとても重要です。しかし、1→10にするには、それらに加えて「経営」スキルが重要になります。

Hacobuが素晴らしいと感じたのは、「現場感は持ちつつ、仕組み化を強く意識して事業をスマートに推進している」という点です。スタートアップでありながら「現場感とスマートさ」を併せ持つHacobuらしい経営スタイルを体現しています。

以前に比べると、物流の2024年問題なども後押しして外部環境が大きく変化していますが、その中で社会課題解決に取り組むHacobuだったら、前職ではできなかったことを成し遂げられるのではないかという大きな期待を抱き、入社を決意しました。

スタートアップに求められる「自主性・協調性・外部性」が文化として根付いている

───大企業とスタートアップの違いを教えてください。

私はいわゆる大企業に20年以上在籍していました。

大企業では部門ごとに業務や分掌が定められていて、責任範囲も明確です。そのため、自分の守備範囲に専念するだけでも会社に貢献できる点が魅力です。

その一方で、大企業では自主性や協調性が欠けていても、他の誰かがその役割を補ってくれるため、なんとかなると感じることもありました。個人が目立った外部性を発揮しなくても、組織全体でカバーできることも多いです。

スタートアップでは少人数で事業を推進するため、線引きがない業務も多く発生します。そんな中で仕事をするには、自主性を発揮しなければいけません。同時に、少ない人数だからこそチームとして強くなるために、協調性が求められます。

また、自社だけで成長するのは困難であり、お客様はもちろん、多くのステークホルダーと連携する必要があるため、外部性も求められます。

数あるスタートアップの中でもHacobuには自主性・協調性・外部性が文化として根付いていると感じられたことも、Hacobuを選んだ理由の一つです。

「見える化」と「言語化」が文化として浸透している

───Hacobuで働く魅力や特徴を教えてください。

Hacobuの価値観を定義している”7Values”が、単なるスローガンや目標ではなく、日々の業務に取り組む上で、ベースラインになっていることを、入社初日から強く感じました。

「見える化」と「言語化」への取り組みも浸透しており、全員が意識して取り組んでいます。

例えば、Notionを活用した情報整理や課題の深掘り、会議でも業務効率化が徹底されており、参加するスタッフの意識も非常に高いです。プロダクトチームや開発チームの水準の高さ、法改正への迅速な対応、そして全体的なサービス品質の高さにも驚かされました。

手掛けているサービスや掲げているビジョンはもちろんですが、こうした組織の強さを備えるのは簡単ではないので、Hacobuの大きな強みになっています。


Hacobu 7 Values :横井さんのお気に入りは「Respect Others」

新規事業開発に向けた種を蒔く、未来志向型の組織

───Hacobuで実現したいことを教えてください。

CEO室のミッションは、新規事業を立ち上げることであり、攻めの仕事がほとんどです。トラック予約受付サービス「MOVO Berth」が急成長を遂げているからこそ、次なる事業の立ち上げに挑戦しようと太郎さんと話しています。社長を含め経営陣は常に未来志向ですから、私自身も新規事業に対して高いモチベーションで臨んでいます。

日本の物流は大きな変革期を迎えており、さまざまな課題が発生するタイミングでもあります。こんな時こそ、新規事業のための種を蒔き、「運ぶを最適化する」という企業ミッションの実現を通して、業界発展に貢献する事業を生み出すことがCEO室の使命だと考えています。

現場に脚を運ぶと、課題や悩みを抱えている方がたくさんいらっしゃいます。現場の方が、楽しく仕事に取り組めるような事業を創出していきたいですね。そのためにも、共に新規事業開発に奔走していただけるメンバーを募集しています。


「運ぶを最適化する」新規事業を加速させます(社内の資料を一部編集)

───新規事業に適している人物像を教えてください。

前職を含め、新規事業に長く携わってきた経験から得たこととして、成功パターンはないというのが本音です。挑戦と失敗の繰り返しが成功につながるため、結果を早く出すためにもまずは動くことが重要です。

現場に足を運び、ステークホルダーと会話を通して、現場の課題や一次情報を集めます。仕組み化に必要なポイントを把握することも必要です。新しいことや、自分が知らないことに興味を持ち、まずは体が動いてしまう、という方は新規事業の仕事に向いていると思います。

自主性とスピード感は不可欠ですが、ひとりで仕事に向き合っていると行き詰まってしまうこともあります。そんな時に、周囲に相談できるメンバーが揃っている環境は非常にありがたいです。Hacobuには、立ち上げから10年もの間、物流と向き合ってきたメンバーが多くいます。Hacobuで、物流ドメインにおける新規事業に携わることは、非常に楽しく、他では経験できない財産になると信じています。

株式会社Hacobuからお誘い
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