当社は2024年2月、ママ向けの在宅ワーク支援スクールを立ち上げ、初期から高い満足度を得られているということで、skimama事業責任者の大草綾音に開発秘話とサービスに込められた想いについて話を聞きました。
大草さんのプロフィール:1994年生。新卒から理学療法士として病院で勤務。2020年からグロースバリュにオンラインアシスタントとして加わり、1年半後に前職を辞めてカスタマーサクセス責任者に就任。2022年11月に会社役員にも就任。
ママ向け在宅ワーク支援スクールskimamaとは
2ヶ月のカリキュラムで構成されるオンラインスクールです。
忙しいママが育児や家事、仕事と両立しながらスキルアップを目指せるよう、パソコンスキルの習得からWebライティングやSNS運用などの実践的なスキルを習得できるようになっています。
—受講生はどのような仕事ができるようになるのですか?
オンライン秘書、SNS運用代行、Webライターなどの在宅ワークをやられている方が多いです。それぞれの分野で活躍されてますね。
受講生の約8割が、パソコン仕事をしたことがない完全初心者ですが皆さん頑張ってくれています。skimama受講を決めてからパソコンを購入された方も多いです。
—完全初心者でも仕事ができるようになるのはすごいですね。
経験豊富なメンター(全員在宅ワークママ)が、ママが抱える不安や疑問に寄り添いながら、丁寧に指導しているので完全初心者でもスキルアップが可能になっています。
skimamaメンター陣
また、受講生同士が交流できる活発なコミュニティも魅力の一つだと思っています。
ここでは、日々の悩みを共有したり、励まし合ったり、共に成長できる仲間を見つけることができます。
このコミュニティは、2ヶ月のカリキュラム終了後も無制限で利用可能。卒業後も安心してキャリアを築けるよう、継続的なサポート体制を整えています。
skimama誕生のきっかけは子育てママの悩みから
しゅふJOBの調査によると、主婦の約7割が、仕事と育児の両立に困難を感じているとのことです。
しゅふJOB調べ
私自身前職や周りで働くママを見たり、相談を受ける中で
- 「子どもとの時間を大切にしたいけど、経済的な不安もある」
- 「社会との繋がりを感じたいけど、外に働きに出る時間がない」
- 「自宅で仕事をしてみたいけど、できる自信がない」
そんな不安を抱えている現実を知りました。
同じように悩むママたちも多いはず、また在宅ワークスキルがあればこれら全ての悩みが解決できると考えました。そのような経緯から忙しいママでもスキマ時間を活用してスキルアップできる「skimama」を立ち上げることとしました。
モニターで直面した想像以上の現実
しかし、サービス開始当初は、思い描いていた理想と現実にとてもギャップを感じていました。
モニターに参加してくれたママの中には、
- 「パソコンの電源のつけ方すら分からない」
- 「Zoomを使ったことがない」
- 「キーボード入力が苦手」
という方も多く、そのスキルギャップは想像以上でした。
また、日々の育児や家事に追われ、自分のための時間を取ることすら難しいという現実も突きつけられました。そして何より、多くのママたちが「自分にできるはずがない」と自信を失っている姿を見て、心が痛みました。
もっと自分を好きになれる場所へ
そこで私たちは、「ママがもっと自分を好きになれる場所」というコンセプトを改めて掲げました。
スキルアップはその一手段だと気づいたのです。
スキルアップすることによって、自信も付き自分のことが好きになれるのではないかと。
スキルアップはもちろん重要ですが、スキルアップだけでなくママたちが自分自身を肯定し、自信を持って一歩を踏み出せるような環境づくりを目指しました。
自分を肯定するためには、自分自身の理解も深めないといけないので、自己分析をカリキュラムに追加したり、お互いを肯定するようなコミュニティカルチャーを作ったり...。
ママが「もっと自分を好きになって輝ける場所」というのを目指しました。
満足度99%!その裏側にある「少人数グループ伴走型」サポート
少人数グループ
そのコンセプトを実現させるために、私たちは「少人数グループ伴走型」サポートに力を入れました。
1対1の指導では、視野が狭まるし、クライアントワークをする際のトラブルを回避する力も育まれない。
大人数や動画学習だけでは細かな悩みに対応できない...。
ただ「少人数グループ伴走型」であれば、手厚いサポートを実現しつつ、周囲との良好な関わり、クライアントワークの練習の場にもなります。
- パソコンの選び方、操作方法も丁寧に解説
- オンラインツールの使い方シェア会を開催
- 少人数のため置いてけぼりにしない環境
- 育児中の急なトラブルにも対応できるよう、柔軟なスケジュール調整とアーカイブ公開
- 質問ができ、子育て中のママ同士が交流できるオンラインコミュニティの開設
- 苦戦する初案件のお仕事保証
そして何より、ママたちの気持ちに寄り添い、励まし、時には一緒に悩み、喜びを分かち合えるグループ専属メンターの存在が、大きな支えとなりました。
その結果としてメンター満足度99%、ワークショップ満足度95%という結果が出ましたし、一つの指標であるお仕事獲得率も、卒業前の段階で83%という脅威の数字を叩き出しました。
skimama受講生の声
skimama受講生の声を聞いて、「私たちの想いが伝わっていた」ととても嬉しく感じました。
受講生Aさん(30代:7歳,3歳,1歳のママ)
「育児と家事に追われる毎日で、自分のことは後回しになっていました。skimamaで在宅ワークについて学び、初めて在宅で収入を得ることができたときは、本当に嬉しかったです。今では、オンライン秘書として活躍しながら、子どもとの時間も大切にできています。」
受講生Bさん(40代:13歳,3歳のママ)
「スキルも経験もない私でしたが、skimamaのサポートのおかげで、Instagram運用代行者としての一歩を踏み出すことができました。コミュニティでの交流も楽しく、同じ目標を持つ仲間と出会えたことで、モチベーションを高く維持できました。」
受講生Cさん(40代・大学生のママ)
「結婚を機に仕事を辞めましたが、子育てもひと段落し、何か新しいことを始めたいと思い、skimamaを受講しました。パソコン購入からはじめましたが、今ではInstagram投稿作成、社長秘書として活動することができています。skimamaは、私の人生を変えてくれた場所です。」
skimamaが描く未来:ママの笑顔があふれる社会へ
卒業後も「skimamaコミュニティ」で繋がり、共に学び、励まし合いながら成長を続けるママたちの姿は、私たちにとって大きな喜びです。
また受講開始時は自信なさげな0期生がスキルアップして、今や後輩受講生をサポートする姿なども見受けられてとても感慨深いものがありました。
中には、ワンオペで卒業前に月収5万円達成した方、未経験からシングルマザーで副業月収14万円を達成した方、海外在住しながら日本企業と提携し月収15万円を達成した方など、様々な形でキャリアを築いている方もいらっしゃいます。
私たちは、これからも「ママが自分らしく輝ける社会」を目指し、全力でサポートしていきます。
今後の取り組みとして具体的には、
- 多様な働き方を実現できるスキルアップの機会の拡充:さらなるコンテンツの追加、多様なイベント勉強会などを企画し、ママたちが自分の興味やスキルに合った仕事を見つけられるよう支援します。
- ママの心の拠り所となるコミュニティの創出: オンラインだけでなく、オフラインでの交流イベントなども開催し、ママたちが悩みや喜びを共有できる場を提供します。
- ママたちが安心してキャリアを築ける社会の実現: 企業との連携も視野に入れ、ママたちが安心して働ける環境づくりを推進します。
これが、私たちskimamaの描く未来です。
skimamaで新しい一歩を踏み出し自分のことを好きになる方が一人でも増えたら嬉しいと思っています。そしてそれが日本社会を豊かにすることに直結すると信じています。