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[研修講師]新卒入社経験を活かして研修生のスキルアップをサポート|木原 凌

Gizumoの西村です。
みなさまにGizumoのことをさらに知っていただきたいと思い、メンバーのインタビューを行っています。

今回は、教育部にてメンター(※研修講師)を担当している『木原』にお話をお聞きしました!

木原さんは、2020年度に新卒として入社したメンバーで、Gizumoのプログラミング研修を受けてエンジニアになり、現在はメンターとしてエンジニアを目指すメンバーの教育に携わっています。

”研修を受ける側”と”教育する側”、双方の経験をお話しいただき、Gizumoの研修の特徴を深堀りしました!

▍新卒入社時の研修について

エンジニアになりたいと思った経緯を教えてください。

父がCADを使った設計関連の仕事をしていた影響で幼いころからPCに触れるのが好きだったため、大学進学時は情報系の学部を選びました。大学で情報技術を学ぶ中で、「自分でアプリケーションを作りたい」「Webサービスや美しいサイト、LPを作りたい」と感じるようになり、それがエンジニアを志すきっかけとなりました。

Gizumoに入社した決め手はなんですか?

就活の際は「情報系の大学で学んだ内容が活かせること」「更にスキルアップできる研修制度があること」の2つを軸に企業を探していました。

研修中のメンタリングとしてコードレビューを行っている企業はありましたが、”ペアプログラミング”という手法を取り入れている企業はGizumoだけで、それが決め手の1つになりました。メンターとペアを組んでディスカッションしながら開発を進める手法で、もともと説明することに苦手意識を持っていたこともあり、開発スキルを習得しながら苦手を克服できる点もマッチ度が高いと感じました。

最終的には、周囲の意見も取り入れながら各企業のメリットやデメリットを慎重に比較して決断しました。Gizumoは入社前から研修を受講して実践的なスキルを身につけられることも魅力的で、いち早く成長して会社や社会に貢献したいと思いました。

入社前はどのようにプログラミングを学びましたか?

大学の授業でPython、Java、C言語を学びました。

Gizumoに内定をいただいてからは、入社前研修としてプログラミングの研修カリキュラムを受講しました。大学の卒業論文と並行しての学習でしたが、毎日30-40分はカリキュラムを進めることを意識していました。学習時間を設定して勉強することが苦手なので、卒論に詰まったらカリキュラムをやる、という感じで交互に取り組んでいました。

実際にGizumoのプログラミング研修を受けてみてどうでしたか?

まずは想像していた以上に手厚くフォローしていただけることに驚きました。1人でカリキュラムを進めるだけでなく、自身が書いたコードについて細かく指摘していただけるので、理解が曖昧になることなく研修を進められました。

オフィスに出社して研修を受ける際も、メンターの方が気さくに声をかけてくださったり同期と進捗を共有しあえたりと、コミュニケーションが取りやすい環境でした。リモート時にチャットで質問した際もすぐに回答していただけて助かりました。

研修を受ける際に意識していたことはありますか?

研修で学んだことは、すぐにアウトプットして理解を深めるよう意識していました。

例えば、HTMLやCSSを学んだ後カリキュラムを一時中断して、「このサイトを模写して作ってみよう」と自分で課題を設定して実践していました。研修で学んだことの理解度を自分でも確認しながら進められたのでやっておいて良かったと思っています。

エンジニアになった今でも、こういったアウトプット型の学習を続けています。実際にプロジェクト先で使用されている技術スタックを用いてオリジナルのアプリケーションを作成してみたりと、研修時に習慣化できた学習スタイルが現在のスキルアップにも繋がっていると感じています。

▍メンター視点から考えるGizumoの教育

研修後はどのようなプロジェクトに参画しましたか?

政府機関の方々が使うWebシステムの開発を行いました。プログラマとしてコーディングを担当し、内部処理の詳細設計にも携わらせていただきました。開発言語としては、Vue.js、Node.js、TypeScriptを使用しました。

どういった経緯でメンターになったのですか?

自身が研修を受けた際にメンターから手厚くサポートしていただいたおかげで、プロジェクトに参画してからも大きな問題なく開発業務を行うことができました。その経験を通して、「自分も同じように研修生をサポートできる存在になりたい」と思うようになりました。定期面談のときにそういった話をしていたこともあり、メンターの方から声をかけていただきました。

現在の業務内容について教えてください。

エンジニアを目指す研修生をサポートするメンターとして、HTML、CSS、JavaScript、React.js、PHP、Laravelといった技術を教えています。研修の終盤である実践演習のフェーズを担当していて、研修生がプロジェクトに参画する前の最終チェックを行っています。

並行して、開発部での受託開発や自社プロダクト開発にも携わっています。受託開発では、広告データ管理システムや校務支援システムなどの開発プロジェクトにジョインしています。使用する技術は、Laravel、Node.js、React.jsなど様々です。開発業務だけでなく、プロジェクトによってはPLとして設計やクライアント対応を行うこともあります。自社プロダクト開発では、研修で使用しているカリキュラムサービスの機能改善や新機能開発、社内通貨サービスの保守運用を担当しています。

メンター業務の中で心がけていることはありますか?

研修生の方が、学習を楽しみながら本質的な理解をできるように意識して教えています。

カリキュラムに沿ってコードを書いて「上手く書けたね」で終わってしまうと、本質的な理解には繋がりません。例えば、「先人たちはなぜそのような名前で関数を作ったのか?」という歴史を掘り下げてみたり、「どうしてそのように動くのか?」と分解して仕組みを考えてみたりと、様々な角度から深堀りして理解することを楽しんでもらえるよう努めています。

研修を受ける方が躓きがちなポイントはありますか?

研修では「口頭レビュー(※自分が書いたコードをメンターに説明しながら確認すること)」をメインに学習を進めています。頭では理解していても実際に説明するのは難しいので、研修生の方も最初は躓きがちですね。私自身も研修を受けていた際はレビューに苦戦しました。

Gizumoの研修では、フレームワークや言語の構文の理解だけでなく、Web全体の仕組みや関連技術にも焦点を当ててレビューをしています。例えば、「ユーザーがこのアクションをすると通信の流れやブラウザの挙動はどうなりますか?」といった部分まで深堀りして確認するイメージです。最初は特に躓く方が多いのですが、技術的なスキルだけでなく全体像を俯瞰して開発を進める力も身につけることができると実感しています。

▍スキルアップとキャリアについて

木原さんの得意とされている領域を教えてください。

私は開発する上で、デザイン的な思考や感覚的なアプローチも大切にしています。単にロジックを構築するだけでなく、デザインにも触れながら進められるフロントエンドの領域が得意であり、興味を持っている分野だと思います。

更にスキルアップするために、現在取り組んでいることはありますか?

技術的なキャッチアップは常に意識していて、自身が学んだ内容は研修生にも積極的に伝えることを心掛けています。私が新卒の頃に研修を教えてくださったメンターの方には今でも部署の先輩としてお世話になっているので、技術的なお話をたくさん聞かせていただいています。

現在個人的に勉強している内容としては、React.jsのフレームワークであるNext.jsや、JavaScriptを静的に記述できるTypeScriptです。また、バックエンドやインフラにおいては、AWSやSupabaseについて学習しています。

今後のキャリアの展望を教えてください。

クライアントとGizumoの双方にとってより大きな価値提供をしたいと考えています。そのため、まずはPMやPLとしてさらに成長しマネジメント能力を伸ばすことに注力したいです。現在は自分に任せていただいているプロジェクトを円滑に進められるよう意識して動いています。

木原さんが考える”良いエンジニア像”とは?

”コミュニケーションスキル”と”提案力”を持ち合わせているエンジニアです。

AI技術が発展している現代において、”コードが書けるだけ”のエンジニアのニーズは今後も減ってくると感じています。技術的な問題はAIを使えばある程度は解決できます。ただ「このシステムはこうしたらもっと使いやすくなるのでは?」といった提案ができるのは、実際にシステム開発に関わっているエンジニアだけです。

エンジニアならではの視点で提案できる方、それをクライアントやチームメンバーに積極的に伝えられるコミュニケーションスキルを持っている方は、エンジニアとして重宝されると思います。

最後に、エンジニアを目指している学生の方に一言お願いします!

先述したとおり、エンジニアに求められるのは”提案力”です。就職活動をしている今のタイミングから、普段使っているアプリケーションやサービスに対して「どうしたらもっと使いやすくなるのか」「他のサービスと比べてどこが良いのか」ということを意識しておくと、エンジニアになってからもご自身の価値を高められると思います。

今はまだサービスを改善するスキルは持ち合わせていないかもしれませんが、ユーザー視点でサービスの内面について深く考える習慣をつけることで、将来的に自身のスキル向上にも繋がります。

また、新卒の強みは何と言っても熱量の高さです。新しいことに挑戦する意欲や、失敗を恐れずに前に進む姿勢は、これからのキャリアにおいて大きな武器となります。同じ新卒として、熱い信念を持ちながら目標に向かって一緒に頑張りましょう!

新卒入社当初から”本質的な理解”に重きを置き、前向きにスキルアップし続けている木原さん。「研修生にも楽しみながら学んでもらいたい」というお話が印象的でした!

ぜひ就活や会社選びの参考にしていただけますと幸いです。

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