1
/
5

[Webデザイナー]チーフデザイナー経験を活かして、社内のクリエイティブを牽引|藤巻 嗣能

Gizumoの小松です。
みなさまにGizumoのことをさらに知っていただきたいと思い、メンバーのインタビューを行っています。

今回は、Webデザイナーの『藤巻』にお話をお聞きしました!

藤巻さんはGizumoの開発事業部にて、受託開発や自社プロダクト開発のWebデザインを担当しています。”Webデザイナーになった経緯”や、”Webデザイナーとして必要なスキル”などをお話していただきました。

Webデザイナーを目指す方はもちろん、エンジニアとしてデザインスキルを習得したい方にも参考にしていただける内容です!

▍Webデザイナーになった経緯やスキル習得について

Gizumoに入社するまでの経緯を教えてください。

大学卒業後、制作系の受託開発企業で3~4年、ライブチャット系の自社プロダクトを制作している企業で10年ほど勤務しました。WebデザインやアプリのUIデザインをメインで行っていて、直近ではチーフデザイナーとして後輩デザイナーの育成や新規サービスの立ち上げにも関わりました。

社内の体制が変わり不安定になったことから転職を決めたのですが、そこでGizumoと出会い、デザインチーム立ち上げに携われる点に魅力を感じました。自分自身、チームで相談しながらプロジェクトを進めたり、それぞれの能力や考えをまとめて良いサービスを作っていくことを理想としていて、面接で社長や事業マネージャーと話す中で、Gizumoであればそれを実現する環境をつくっていけると感じ入社を決めました。

Webデザイナーとして働き始めたのはどういった経緯からですか?

もともと絵をかくのが好きだったので美大に進学して、大学では紙媒体のデザインを中心に学んでいました。紙媒体のデザインができる会社への就職も考えていたのですが、僕が大学卒業するくらいのタイミングでWeb媒体が急激に発展してきて、廃業するデザイン事務所も多かったんです。デザイン業界全体がITの波に飲まれていくように感じて、IT業界でスキルを伸ばしたいと思いWebのデザインに転向しました。HP制作などは社会人になってから勉強しました。

Webデザインスキルはどのように習得されたのですか?

とにかく実践ありきでした。紙のデザインは決められたサイズに従って制作することが多いのですが、Webデザインはデバイスのサイズによって見た目が異なるので、ある程度柔軟性をもって制作する必要があります。本を読んでいてもそういった柔軟性や実践的なスキルは身につかないので、自分でお気に入りのサイトを見つけて模倣したり、そのサイトがどうやって作られているのか説明できるくらいまで理解することを意識していました。

「なぜここに、なぜこのサイズで、なぜこの色で」を”言語化する力”ってデザインをする上で欠かせないと思っていて、感覚で作ってしまうとそれはアートになってしまいます。デザインはその先にクライアントやユーザーがいるものなので、お客様に説明できることはもちろんですし、見てくれる人にいかに訴えかけるか、いかに効率よく効果的に刺さるものを作るか、という部分を意識して作っていくことが必須だと思います。

「絵を描くのが好きだからWebデザイナーを目指している」という方も見かけますが、自分で絵を描くのとデザインするのとではギャップがありそうですね。

駆け出しWebデザイナーがまず最初に悩むポイントはそこかもしれないです。自分が良いと思うものではなく、お客様が求めているものを汲み取った上で+αの提案をすることが求められるので、ある程度自分らしさは抑えないといけない部分が出てきてしまいます。そこが悩みに繋がることも多いので、前もって覚悟しておくといいと思います。

藤巻さんもそういったギャップに躓いたタイミングはありましたか?

逆に僕はプライベートで物を作ったり自分のやりたいことを落とし込んでいたので、仕事としてWebデザインをすることと自分の作りたいものを作ることを上手く棲み分けられたと思っています。もともとやっていた紙のデザインをもし今でも続けていたとしたら、こだわりや好きなことを今以上に出したくなっていた気がするんです。そういった点でも、Webに転換したのは良い選択だったように感じています。

▍現在の業務内容

現在はどのようなプロジェクトに携わっているのですか?

メイン業務としては、受託開発案件のWebデザインを担当しています。クライアントからいただいた要件を社内ですり合わせて、それをもとにディレクターと相談しながらデザインを制作しています。プロジェクトによって期間は様々ですが、1ヶ月くらいで終わるようなものもあれば半年くらい関わっていることもあります。

他にも自社プロダクト開発に関わっていたり、Gizumoがやっている様々な事業のLP制作や改修なども行っています。自社事業に関しては、現状の課題を解決するためにマーケターと連携してUIを提案することもあります。社内のデザインに関すること全般に携わらせていただいているので、タイミングによってはバナー制作やロゴ制作、会社のグッズ制作なども行います。

幅広いプロジェクトに参画していますが、ユーザビリティを考えながら、使いやすさや見やすさを意識してデザインすることは自分の強みだと感じています。

クライアントと直接やりとりする機会も多いのですか?

デザインの比重が大きいプロジェクトだと、クライアントとの打ち合わせにも参加しながら一緒にプロジェクトを進めることが多いです。

例えば「青を使ってください」という依頼があったとして、「青をメインで使ってほしい」のか、「青が少し入っていると良いよね」なのかによって、デザインに起こした際に印象が全然違いますよね。クライアントの温度感は直接お話した方が把握しやすいので、なるべく打ち合わせには参加して細かくヒアリングするようにしています。Webデザイナーを目指す方の中には折衝が苦手な人もいるかもしれませんが、できるようになった方が仕事はやりやすいです。

働く中でやりがいを感じる瞬間を教えてください。

この仕事に就いて最初のころは、自分の作ったものがリリースされて世に出ることにやりがいを感じていました。ただ長くデザインに関わっているうちに、リリースされたものの効果がどうだったかという部分を重要視するようになりました。自分が改修に関わったHPでの売上が上がったとか、数字への影響を実感できるときが今は1番嬉しいです。最初から数字だけを気にする必要はないですが、デザイナーとしてより高みを目指したいのであれば数字をもとに改善できる力も必要だと思います。

どんなときに大変だと感じますか?

Gizumoはまだまだこれからデザインチームを作っていくというフェーズです。自分以外に専属のデザイナーがいないので、アイデアの幅をもたせることは大変だと感じます。

僕は男性である程度年齢も重ねていますが、例えば若い女性のデザイナーだと自分とは全然違う視点で物事を見ていたり持っている色味も違うと思うんです。いろいろなメンバーがいるほどクライアントが求めているものに対しての意見交換がしやすくなると思うので、ゆくゆくはデザインチームのメンバーを増やしていきたいです。

藤巻さん自身の今後のキャリアの展望を教えてください。

まずはチームの規模を拡大して、一緒により良いものを作っていくことが直近の目標です。会社に所属して働く醍醐味って、チームで協力してクオリティの高いものを目指したり、会社のカラーを作っていけることだと思っています。チームとしてのクリエイティブをさらに担保していけるよう、今後も動いていきます。

▍Webデザイナーとしてのスキルアップについて

さらにスキルを磨くために意識していることはありますか?

その時々で良いと言われているWebサイトを見て分析したり、トレンドは常に追いかけるよう意識しています。HPなどはリニューアルすることもありますし時間が経つとトレンドも変わってしまうので、ブックマークはせずにその場で良さを言語化するようにしています。

また、プライベートでも仕事でも、物を作り続けることは大切だと思います。例えば僕の場合は学生時代にバンド活動をしていたのですが、音の緩急の付け方はデザインの緩急(密度や空間の使い方)に活かせますし、お客さんがどう感じるのか考えながら制作する点や経験を重ねるほど精度が上がる点も似ていると感じています。アートや料理でも同じですよね。天才は別かもしれませんが、誰かのことを考えて作ったり相手の気持ちを汲み取ることはWebデザインにも通じる部分が大きいと思います。

Webデザイナーになるためには、どういったスキルが必要ですか?

まずAdobe製品などデザイン系ツールは使いこなせる必要がありますし、HTMLやCSSなどのコーディングスキルもあったほうがいいと思います。「レスポンシブ(※PCやスマートフォンなど画面サイズが異なるデバイスに柔軟に対応して表示させる方法)のデザインを作りたい」というプロジェクトがあったとして、レスポンシブの構造を知らないとデザインを形にしづらいですよね。アプリ制作にもルールみたいなものはいろいろとあるので、それを把握しておくとスムーズに業務が進められます。

ヒューマンスキルとしては、細かい所を詰めて考えられる人はWebデザイナーに向いていると思います。アートだと大雑把なこともプラスになるのですが、Webデザインは1ピクセルのズレも許されないような仕事です。”神は細部に宿る”という言葉もあるように、細かいところにこだわりを持てる人は強いです。チームでプロジェクトを進めたりクライアントの想いや意図を引き出すことも求められる仕事なので、コミュニケーションスキルもあるに越したことはないですね。

Gizumoには、Webデザイナーとしてスキルアップできる環境はありますか?

最近社内でデザイン部というサークルが立ち上がりました。Webデザイナーを目指しているメンバーやエンジニアとしてデザインスキルを習得したいメンバーがたくさん所属していて、自発的に活動を進めている印象です。学校みたいに指導するのは違うと思うので、僕は必要最低限のフォローだけ、例えばバナーの講評などに関わっています。社内のデザイナーが増えてきたら、ゆくゆくはセミナーなど経験を共有できる機会をつくるのも良さそうだと思っています。

Webデザイナーを目指しているエンジニアメンバーからご連絡をいただいて、直接教えたこともあります。課題を出したり制作物にレビューをしたりもできるので、希望があれば是非ご連絡いただけたらと思います。

Webデザイナーを目指している方にメッセージをお願いします!

大変なこともありますが、物を作る楽しさや自分のデザインしたものが形になる嬉しさを感じられる仕事です。継続してやり続けることで面白さややりがいが見えてくるので、途中で諦めず頑張ってみてほしいです。

Gizumoはプログラミングスキルを習得したうえでWebデザイナーを目指せるので、Web制作への理解を深めやすいですし、理論的にデザインを考えることに面白さを感じていただきやすいと思います。しっかりフォローはしていきますので、安心して学びに来てください!

今後さらに盛り上がっていくことが予想されるGizumoの開発事業。
藤巻さんを筆頭に、Gizumo全体のクリエイティブもさらに拡大していきます!

Webデザインにご興味がある方、一緒にチームを盛り上げていきたい方、エントリーお待ちしております!

株式会社Gizumoからお誘い
この話題に共感したら、メンバーと話してみませんか?
株式会社Gizumoでは一緒に働く仲間を募集しています
5 いいね!
5 いいね!

同じタグの記事

今週のランキング

小松 奏恵さんにいいねを伝えよう
小松 奏恵さんや会社があなたに興味を持つかも