フクロウラボのバリューをテーマにしたメンバーインタビュー第5弾。前回インタビューでOperating Officerの有岡さんに『バリューを体現しているメンバーは?』と聞いたところ、新メンバーの菊池さんをご指名でした。菊池さんは10月入社のエンジニアで、まだ入社3ヶ月目ですが他部署とも滑らかに連携しながら開発を進めてくれています。『コトに向き合う』『配慮し合う』『当たり前をやりきる』という3つのバリューのうち、『コトに向き合う』について現在の心境を聞いてみました!
■向き合うべきはプロダクト、という当たり前の事実に向き合える環境
紙谷:菊池さん、入社からあっという間に2ヶ月が経ちましたね。記憶が新しいうちに教えて下さい。入社の前後で会社に対するイメージのギャップってありましたか?
菊池さん:ベンチャー企業の印象って、はっちゃけてて良くも悪くも無法地帯なイメージがあったのですが、そこは良い意味でギャップを感じましたかね。開発チームでは2週間のスプリントを会社単位で継続し続けていて、向き合っているプロダクトへの姿勢を感じました。良い意味で肩肘張らずに頑張ろうという空気感が居心地良いです。
紙谷:前職とフクロウラボで働き方の違いや、スタンスの違いなどは感じますか?
菊池さん:前提、リモートができるとか、フレックス制度があるとか、労働環境の質の部分の違いはもちろんありますが、のびのび働けているというのが大きいかなと思います。タスクにおいても境界線がなく取り組めますし、フラットに発言し柔軟な対応ができる環境です。
今の開発環境では顧客目線はもちろん大切ですが、エンジニアリング業務に集中出来ているため成長実感が高いです。エンジニアリングの正当性を意識しながら、技術面でも新しい開発言語などに対して理解を深め、既存のプロダクトをどう伸ばしていくかに集中できています。
■ポリシーは『プロフェッショナル』であること
紙谷:フクロウラボのバリューについて初めて説明されたのはいつですか?
菊池さん:最終面談で代表の清水さんが直接話してくれました。バリューの策定に当たり、これまでやってきてこれだと思うものを言語化し、この会社で筋を通せるものをしっかり考えたと聞きました。
紙谷:清水さんがバリューを策定するまでの経緯やそこに込めた想いについては是非コチラの記事も読んでほしいです。バリューについて聞いたとき、菊池さんはどんな感想を持ちましたか?
菊池さん:最終面談の場で、かつ社長が自らそういう話をするのが新鮮でした。僕はエンジニアなので、『コトに向き合う』で言うとプロダクト目線なのは当たり前なんですが、会社としてそういう目線で話せるのは嬉しいし、前向きに関われるなと感じました。
紙谷:『プロダクトドリブン』な考え方が浸透していますよね。フクロウラボでは採用において候補者の方に『うちで何ができるの?』『どんな経験を活かせるの?』みたいな話を聞くよりも、『フクロウラボのカルチャーを知ってもらうこと』を大切にしています。
菊池さん:はい、カルチャーをしっかり説明してもらって、方向性が一緒だなと思いました。『プロダクトがどうあるべきか論』については好きというか興味がありますし、コトには向き合いたいタチなので。エンジニアチーム全員でスクラム開発をしてスプリントを回しているので、視点がプロダクトにしっかり向いています。
『コトに向き合う』とか『当たり前をやりきる』って、プロ意識だと思うんですよね。これは自分のポリシーでもあるので、共感しました。
紙谷:菊池さんのポリシーについて詳しくお聞きしたいです。
菊池さん:前職の会社の理念が結構共感できて自分の中に根付いていて。行動指針の中に『全員当事者』というのがありました。当事者意識を持ち、常に本気で、当たり前の水準を上げていく。これはプライベートでも意識しています。フクロウラボの『コトに向き合う』『当たり前をやりきる』も同様ですね。基本的には一緒に働くメンバーのこともお客さんのように思って行動しています。
紙谷:入社してすぐ営業チームやオペレーションチームにも積極的に話しかけて、案件のすり合わせを齟齬のないように推進されていた印象が強いです。コミュニケーションにおいて気をつけていることはありますか?
菊池さん:その人の喋り方とか話の組み立て方、感情の出し方なんかでだいたい汲み取ってるんですが、十人十色という前提で接しています。例えば、人によっては完成図だけ見せればいい人とか、完成までの過程を全部見たい人とか、フォローの仕方を変えたりします。エンジニアは割と前者のタイプが多いですね。その完成図が正しいのであれば良いんじゃない、的な。
逆に営業チームは顧客に向き合った提案をするために、背景の説明やプロセスを大切にしているメンバーが多いなと感じます。フクロウラボは利益だけ取ってくれば良いスタンスではないですからね。『コトに向き合う』スタンスで、プロセスの精度を上げていこうぜ、という空気感だと思います。
■バリューが会社やプロダクトの成長に追い風となる
紙谷:菊池さんが意識的に『向き合っている』ことはありますか?
菊池さん:人でも物事でも、『何でそうなっているのか』『根本的なもの』『根拠』についてはちゃんと触れにいくように意識しています。この人が何故こういう言い方をしているのか、何故そうやる必要があるか、とか。
紙谷:では『何故それをやる必要があるか』という意味において、『バリュー』というものが果たす役割、これを実行することで事業に及ぼす影響についてはどう思われますか?
菊池さん:そうですね...。よく経営資源は『ヒト』『モノ』『カネ』『情報』って言いますよね。このうちフクロウラボのバリューは『ヒト』と『モノ』に近い位置にあると思うんです。プロダクトに向き合いすぎると人が疎かになって、精神衛生上良くない。物やお金は意識しすぎると心がすり減るんですよね。もちろん人に向き合いすぎてプロダクトを疎かにしては事業として元も子もありません。『コトに向き合う』『配慮し合う』『当たり前をやりきる』の3つのバリューは、そのバランス感覚がめちゃめちゃいいなって思います。色んな人が会社にいていいと清水さんが言っていることが投影されてますよね。
また、このバリューはビジネスとエンジニアリングの距離感を近づける大事なものになっていると思います。たとえば、町工場でイメージして下さい。エンジニアを工場の職人、セールスを職人が作った部品を売る営業マンと置き換えてみます。職人にとって大切なのは製品を作るマシンであり、目線は工場の中を見ているので、歯車を整備したりとか、きれいに仕事ができることに精を出します。でも当然工場内を整えることはまず利益にならないので、営業マンにとっては意味がない。営業マンにはどれだけ動いて部品が売れ、お金になるかが大事です。
このバリューはそんな両者の目線を近づけてくれます。フクロウラボでは、ビジネスサイドはプロダクトを理解しようというスタンスを持っていますし、エンジニアもプロセスを大切に顧客と向き合っているビジネスサイドにコミットしようとします。『プロダクトさえ作っていれば他はどうでもいい』というエンジニアはいなくて、ビジネス目線を持っているところが良いですね。僕もビジネス目線で考える思考の筋肉は細らせないように気をつけています。これから新規事業に取り組む際にも、このバリューが示す思想が実践できている限りは大きく踏み外すことはないと思います。
紙谷:では最後に、菊池さんがバリューを体現しているなと思うメンバーを教えて下さい!
菊池さん:悩みましたが、同じエンジニアの有安さんですね。社内の色んな人と上手にコミュニケーションを取っているのは誰の目から見てもわかると思います。割と当たり前のことではありますが、疑問に思ったら周りの人に聞くとか、ちゃんと確認して作業を進められるのは、ある種の才能だと思います。エンジニアの中ではその実践力が高い。
紙谷:有安さん、ムードメーカーですよね。努力家で安心感がある。次回は有安さんにバリューについてインタビューしてみようと思います!フクロウラボのカルチャーに共感していただけた方、こんな環境で一緒に事業を盛り上げてくれる方、絶賛募集中ですので一度ご連絡下さい!
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