当社のオリジナルサービスであるストーリーファンディング「SPIN」。
SPINを作り上げたCEOのToshi Asabaの想いや、資金調達をせずにサービスを立ち上げた理由、そしてSPINの特徴など、様々なストーリーを4回に分けてお届けします♪
前回の「開発編」は、サービスを通じて実現しようとしている「Sustainable eco Society」の仕組みや、SPIN開発までの道のりについてのストーリーでした。
第3弾となる今回は、最先端技術やSDGsなど、様々な観点を取り入れた、これまでなかった新しいクラウドファンディングの仕組みとして、SPINの特徴などをご紹介します。
それでは、SPIN開発秘話「特徴編」お楽しみください!
―SPINは「地球の才能を育むストーリーファンディング」
SPINは「ストーリーファンディング」という今までになかった仕組み。世界中のあらゆる「才能」をサポートすることができるグローバルなクラウドファンディングサービスだ。
「才能」は、人間に限らず、動物、植物、芸術といった目に見えないものも含めて「地球に生かしたい才能」を指している。
ステークホルダーは大きく以下の3者に分けられる。
1. 現地の才能を直接支援するプロジェクトのオーナー「メンター」
2. 才能を資金提供によって支援する世界各地の「ソーシャルペアレンツ」
3. 応援メッセージやシェアを通じストーリーを広げる「レコメンダー」
メンターはサービスを通じて、才能のストーリーに共感してくれる仲間(ソーシャルペアレンツやレコメンダー)を集め、才能を育むための資金を調達することができる。
世界の最前線で才能を支援しているメンターには、社会課題解決に取り組むNPO法人やNGO法人だけでなく、動物園や水族館、CSR/CSV活動を行う企業や組織も含まれる。
―SPINが大切にするのは「人とのつながり」と「見える化」
このサービスが最も大切にしていることが「人とのつながり」と「見える化」だ。
「ストーリーを知れば世界が変わる! 考えたこともないプロジェクトを、自分の人生の1ページに
さあ、ストーリーを見つけて参加しよう!」
をテーマに、人々の心に訴える「ストーリー」としてプロジェクトを世界に届け、メンターとソーシャルペアレンツをつなぐ参加型の新しい仕組みを生み出した。
通常のクラウドファンディングでは、「購入型」が多く、1回支援(購入)しただけでその関係性は終わってしまうことが多いが、SPINは「寄付型」で本当にストーリーに共感してくれた人同士がつながれるオンラインサロンのような場所を目指している。
メンターは、本当の仲間を集めることができ、ソーシャルペアレンツも普段の生活の中では出会うことができないような人たちと、SPINを通じてつながることができるのだ。
また、「見える化」についてもSPINは重要視している。
まるで映画のエンドクレジットのように、誰がそのプロジェクトに参加しているのかが見えるようになっており、プロジェクト自体のSDGs関連項目や社会的インパクトスコアも表示されるようになっている。
ソーシャルペアレンツになる人たちは、こういった情報を元にどのプロジェクトを支援したいかを選択することができる。
また、日本で寄付文化が定着しない理由の1つに、「自分の寄付したお金がどこに使われたのかがわからない」という問題がある。それを解決するのが、ブロックチェーン技術だ。
自分の寄付したお金がいくらメンターの元に届いたのか?それがすべてブロックチェーン上に記録され、サービス上でも見えるようになっている。
ブロックチェーンの仕様上、改ざんされることは絶対にない。
メンターは集まった資金をどのように使ったか報告する義務があり、必ず活動期間が終わったらレポートと利用明細をソーシャルペアレンツに報告する仕組みになっている。ソーシャルペアレンツたちは、このレポートを通じて自分たちの支援する才能がどのように育っているかを知ることができる。
―ソーシャルペアレンツが得られるリターン
ソーシャルペアレンツがいなければ才能は育たない。「ストーリー」を通して知った社会課題やメンターの思いに対して共感し寄付を行うことで、メンターとチャットルームで会話ができるなど、非日常のつながりを持つことができる。期間限定のオンラインサロンに参加するイメージだ。動画や文書でのレポートを通じて、才能の成長を見守り、時にはメンターに対してコメントやチャットで意見や情報提供もできる。
ソーシャルペアレンツがレコメンダーを兼ねることも多く、レコメンダーとして才能への応援メッセージがプロジェクトページに掲載され、ストーリーを世界中にシェアすることができる。
ログインしたプロフィール上には、自分が参加したプロジェクトがまるでポートフォリオのように一覧で表示される。どのようなプロジェクトに参加していたかは、社会的な信用の向上にもつながっていき、将来的にはサービス内でジョブオファーなども受け取れるようになる予定だ。
これまでのクラウドファンディングでは「物」がリターンになることが多かったが、SPINにおけるリターンは、「地球に残すべき優れた才能を育てる一員になる」という社会的な意義だと言える。
―他のクラウドファンディングサービスとの大きな違い
SPINは他のクラウドファンディングサービスと競争するために立ち上げたサービスではないので、出発点となるコンセプトも機能も全く異なる。
まず、このサービス単体で収益を上げるつもりがないので、手数料は業界でも最安値の9.6%から利用が可能だ。入金も会社側でプールすることはなく、達成したら決済システムによって自動的に口座への振込が行われるので、日本国内であれば目標達成してから最短2日で入金されたケースもある。
ブロックチェーンを活用してお金の流れのトレーサビリティ(追跡可能性)を保証しているのはもちろん、寄付金額の1%はソーシャルペアレンツにコイン還元され、森の苗木に変わっていく、Sustainable eco SocietyにつながっているのはSPINだけだ。
還元されたコインは、SPINの別のプロジェクトに寄付することも可能であり、将来的にストーリー性を重視したエシカルな商品を取り揃えるエシカルオンラインマーケット「tells」での買い物に利用でき、弊社が提供する他サービス上でも利用することができるようになる。
共感したプロジェクトに参加したり、商品を買ったりするだけで、無意識にSDGsの目標達成に貢献できる。
会社の利益ではなく「愛」から始まるサービス。我々は「愛のサービス」として日本から世界に向けてこのサービスを提供している。
「人とのつながり」と「見える化」が搭載されたサービス、SPIN。
次は、いよいよSPIN開発秘話シリーズ完結!「現在と未来編」をお届けします。
実際に、SPINを通じてどのようなプロジェクトが立ち上がって来たのか。そしてこの先の未来で具体的に何を実現しようとしているのかをご紹介します。どうぞお楽しみに!