sakana baccaグランスタ丸の内店
毎日の食卓に感動と冒険を。 sakana baccaは、食べて美味しいだけではなく、見て、知って、食べて楽しむ体験型の鮮魚店です。いつも新しい発見のあるお店作りを目指しています。
https://sakanabacca.jp/pages/gransta-marunouchi
こんにちは、フーディソンの広報です。
本日は社内の制度も活用しながら、フーディソン内の2部署で活躍しリーダーとしても活躍する近井さんにお話を伺いました。
編集者:本日はよろしくお願いします!本日は近井さんのフーディソンでのキャリアについてお話しお伺いできればと思います。まずは、現在の部署でのお仕事を教えてください。
近井さん:sakana bacca事業部でリーダーを務めています。主に担っている業務は大きく2つあります。
1つ目は、新規出店担当の仕事です。sakana baccaの新たな出店エリアのリサーチや物件探しから、デベロッパーやビルオーナーとの条件交渉、社内外へのプレゼンを行い、出店・オープンまでの新規出店業務全般を行っています。
2つ目が、既存の店舗の店長をマネジメントしているSV(スーパーバイザー)と連携した売り上げ作りです。SVが現場の売上を主に管理していますが、私は本社目線でデータ分析や改善点を共有し、SVと二人三脚で店舗の売上を上げる施策に取り組んでいます。
編集者:近井さんはそもそもどのような経緯でフーディソンへの入社に至ったかを教えてください。
近井さん:フーディソンが2社目となり、前職は食品スーパー、鮮魚売り場で魚を捌いていました。
元々、大学で街作りや地域コミュニティなどを勉強していて、街を動かす仕事をやりたいなと思っていました。建物を通じて街を作るという観点で不動産や、商業施設を通じて街を動かすということにも興味があり、縁あってスーパーに入社しました。
鮮魚売場への配属はたまたまで、入社時は全く魚を切った経験は無かったですが、最終的には売場のサブリーダーで魚を捌くだけでなく売場の管理全般を担うようになりました。
入社して3年働く中、販売業にやりがいはありましたが、来店されたお客さんに販売をするという部分に少し物足りなさを感じていました。それよりも根本的に自分でお客さんを作るマーケティングや営業的なポジションでの仕事をしたい。という思いが湧き、転職活動を始めました。
転職活動の軸としては営業職でしたが営業は未経験でしたので、前職との親和性が高い食や魚の現場での経験を活かしたいと考えている中でフーディソンに出会いました。
編集者:当時フーディソンに魅力を感じた部分や、入社の決め手になった理由を教えてください。
近井さん:転職した最初の部署がフード人材バンクという「スーパーや魚屋で働いている技術者を、よりよい環境に」というコンセプトをもとにした人材紹介の部署でした。
その時の私がまさにその事業における求職者だったんです。キャリアコーディネーターとして求職者の立場に共感できるという部分において、営業職は未経験ながらも、これまでの経験を活かすことができるのではと思いました。
編集者:ちなみに近井さん自身、もともと魚や水産業界に興味があったのですか。
近井さん:大学に入学するタイミングに東日本大震災があり、その夏に岩手県の釜石市にボランティアに行ったり、青森県の八戸市で行われている音楽ライブに毎年友達と行ったりして、よく海鮮丼を食べていました。さらにサークルの先輩の縁で岩手県の陸前高田でワカメ漁をしたこともあったので、スーパーでの鮮魚売り場の担当になったのは何かの縁なのかなと思っています。
編集者:魚にまつわるエピソードの数々に縁を感じますね。少し話を戻すのですが、入社当初の「フード人材バンク」でのお話を聞かせてください。
近井さん:当初は求職者の方に仕事の紹介をするキャリアコーディネーターと求人を出している企業様に採用紹介する営業の両面の仕事を3年ほどしていました。最後の1年はマーケティングの業務を行なっていました。
WEBマーケで大半の登録者を集めており、そのWEB広告作りや求人企業とのやり取り、登録者と実際にアプローチできる数とのバランスの調整などをしていました。
編集者:そんなフード人材バンクでの一番印象に残っている仕事やうまくいかなかったこと、喜びと挫折などがあれば教えてください。
近井さん:入社して1ヶ月半くらいが経った頃、一番最初に求職をサポートした方の成約決定の時のことはものすごく覚えています。その方はTHE職人のような口数が少ない方だったのですが、野球好きという共通点から打ち解け心を開いてくれたのを覚えています。
面接同行ができなかった時に、地方への行き方を事前に道案内をしたり、地図を用意してサポートしました。入社後しばらくは「楽しくやってます」という近況報告をもらえたことも記憶しています。求職者の方と関係性を構築し入社とその後の活躍に至るまでお手伝いできたことが大きな自信と喜びになりました。
一方、悔しかったエピソードは、大阪にある飲食店様へ求職者様をご紹介したときのエピソードです。
結果無事内定となり、内定の連絡を手書きのFAXで丁寧に送ってくださるような企業様ですごく喜んでいただきました。私自身、初めての地方での人材紹介だったので印象的だったのですが、結果的に一ヶ月ほどで離職となってしまい、内定時に喜んでいただけていた分このような結果になったのは申し訳ないなという気持ちになりました。
色々な企業様・求職者の方とのやり取りの中で、双方向に良い結果になるように徹底してコミュニケーションを取り続けることの大切さを学び、そこは部署が変わった今でも心がけています。
編集者:次の部署が現在のsakana bacca事業部になるとのことですが、異動はどのような経緯でしたか。
近井さん:入社したときからチャンスがあればsakana baccaや魚ポチで働いてみたいという気持ちはありました。2022年の春にsakana baccaの新規出店担当の公募が社内で出たタイミングで手を挙げました。
編集者:社内公募はどのような選考方法なのでしょうか?
近井さん:通常の転職のように志望動機、現在の部署での成果や、新しい部署で実現したいことなどの質問に回答、簡単な面談、その後sakanabaccaの事業部長と出店担当に向けて具体的な出店や販促予算の使い方に関するプレゼンテーションを実施しました。
人事からは、当時社外向けに採用広告を出して募集も募っていたが、中々採用がうまくいかないという状況だったと聞いてます。社内公募での部署異動も初だったとのこと。
私自身、前職の経験もあり魚が捌けること、sakana baccaの最大の繁忙期である年末年始に店舗応援に入ったりもしていて馴染みがあったことも異動においてスムーズに決まった一因かもしれません。
編集者:2022年の6月からsakana bacca事業部に異動したとのことですが、最初はどのような仕事をしていましたか。
近井さん:もともと1人の出店担当だったのですが、私が入り部署が2名体制になりました。最初にいた方が地方創生関連の業務に集中するようになったため、出店系の仕事を私が徐々に主体となって行うようになりました。
sakana baccaの店舗は間口が広く、加工場も道に面したというポイントがあるため、このような条件に合致する物件のなかから候補地の選定をしていました。
それと並行して、異動後1ヶ月経たないくらいで自由が丘で1週間ほどの期間限定の催事をやることになりました。海鮮丼を中心で販売する店舗で、売場が狭かったこともあり、新鮮な魚をお届けするための売り場作りや現場のオペレーションを試行錯誤したことを覚えています(笑)。
編集者:店舗の出店関連で、特に印象に残るお仕事を教えてください。
直近の丸の内での出店は印象深いですね。2022年10月から翌年1月まで4ヶ月間の期間限定出店をして、その催事が好評をいただき、ディベロッパー様から常設店舗としてのお誘いがありました。この時は嬉しかったですね。
▼sakana baccaグランスタ丸の内店
パートさんや派遣さんとお店作りをし、近隣の東京駅の店舗と一体となって運営した丸の内の地下のスペースで、期間限定から常設店舗へのお声がけをいただけるというこの流れ。「sakanabaccaの価値が認められた」という大きな喜びと自信につながりました。
もちろんいい話もあれば、うまくいかないエピソードもあります。昨年の秋に、ディベロッパー様からのお誘いをいただいて、出店の準備を取りまとめました。経営陣への上申も進めたのですが、事業部状況との兼ね合いもあり頓挫になってしまったことがありました。現実的な判断で致し方ないのですが、いつかまた機を見て新規出店をしたいと考えています。
編集者:そんなエピソードもある中で、約1年でsakana baccaのリーダーに昇格されたんですね。新リーダーになられて、「JUMP」というフーディソン特有のマネジメント研修プログラムを受けられているとお伺いしています。こちらについて教えてもらえますでしょうか。
近井さん:JUMPは昨年度からスタートした新しい社内制度です。学びたい、成長したいという意欲のあるメンバーの成長の機会をフォローアップすることが目的です。頻度は、月1で1回1時間程度、他部署の上司(部長や社内役員など)と1on1や研修をおこなうことができます。
全社視点を持って働くことの重要性や、それに取り組む上でのアクション策定。また社会人として今後どうなっていきたいかという中長期的な壁打ちもおこなっています。
実際にJUMPを受けてみて、これまで部署内で取り組んできたこととは違った切り口での施策ができそうな手応えを持っています。
普通に仕事していると、自部署以外の人と日常的に話すことが難しい環境なんですよね。
各事業で働くリズムもバラバラで、市場にいる人、店舗を支える人、本社で働く人など、ある意味3事業というか、3つの会社がひとつになっている感じに近いなと思っています。
そんな中で、このJUMPを通じて真摯に他部署の事業のトップと語り合うのは学びが多く、自らのキャパシティを広げてくれている感覚があるなと思います。
編集者:素晴らしい気づきに溢れてますね!社内で様々な経験をしてきた近井さんの思うフーディソンで働くおもしろさを教えてください。
近井さん:これまで私は「フード人材バンク」と「sakana bacca」を経験してきました。それぞれの事業や業務内容は違いますが、前部署での経験が今の部署に活きていることを強く感じます。
例えばですが、sakanabaccaの店舗の社員と話している際は、フード人材バンク時代のキャリアコーディネーターのような視点でアドバイスしたり、人事と話す時は、社内にいる人材エージェント的な立ち位置で壁打ち相手役になったりもします。時に事業の求人の出し方について助言をすることもありますね。また、新規出店の商談では、前部署の時に培った現場での営業力やコミュニケーション力が生きています。
人材紹介の部署は、さまざまな経験やバックグラウンドの人が在籍しています。sakana baccaでは魚好き、飲食や料理好きの方が集まっている印象です。この2部署だけでも色が違って個性があると感じますね。
こんな風に部署を異動しながら、フーディソンの中で経験を重ねながら、キャリアを積み上げていくこともできると強く感じています。
編集者:今所属されているsakana baccaの事業の魅力はどう感じていますか。
近井さん:sakana baccaでは「これ売ったら面白そう」という考えでみんなでお店を作っていて、そこが多くのメンバーがやりがいを持って働けている理由だと思います。
ただ、私も本部の立場で店舗に対して数字や売り上げ目線で細かいことを言わなければいけない、そこと面白さの両立はずっと葛藤していますね(笑)。店舗で働く人のモチベーションや、sakana baccaらしい魚への好奇心を尊重することには気をつけています。
また、sakana baccaに限らず3つの事業部(sakana bacca、魚ポチ、フード人材バンク)があるのは、転職しなくても自らの意思でキャリアを築いていけるフーディソンならではの魅力だと感じています。
今後は自分自身がフーディソン内でのキャリアのロールモデルの一例となる、そんな背中も見せていかなければいけないかもしれませんね。
編集者:近井さんのこれからのビジョンを教えてください。
近井さん:引き続きイベントや期間限定の催事に積極的に出てより多くの人にsakana baccaを知ってもらいたいという思いは強いです。また街の魚屋としてのsakana baccaの出店にもこだわっていきたいです。
出店が実現する喜びはやはり大きく、ここにsakana baccaがあったらと構想を練りながら思い描いていた画が、実現することの喜びは何ものにも代え難い経験です。
また、sakana baccaにとどまらず、フーディソンを軸に考えると、今後は魚ポチなどの違ったビジネスにも挑戦していきたいと思います。2つの部署を経験して掛け合わせの可能性があるということは十分わかっているのでその可能性を広げたい気持ちもあります。
また、これもまだまだ具体的なものではないですが、「魚を捌く人」「水産業界で活躍する人」を育てる学校や教育事業にも憧れがあります。社外から魚を捌ける経験者を採用し活躍していただくこともあれば、社内で人材を育てることもできるかもしれません。「世界の食をもっと楽しく」できる人材を自社から輩出することで、水産業界で働くことの価値向上や憧れの職業にしていくことにも寄与できるかもしれません。
編集者:最後に、近井さんがフーディソンで働く上で仲間になってほしい方はどんな方か教えてください。
近井さん:フットワークが軽い人ですね。「やりたいです!」って口に出したり、機運が高まったら形にするという風土があるので、お店でもこれを売ろう!や、求人紹介をしてみよう!など具体的に行動するパワーを持っている人が多いです。
動きながらカタチにすることが当たり前の環境にあるので、「やりたい」で終わらずに「誰がどうやる」を形にするのが上手い人が多く、それがフーディソンらしさの魅力だと感じますね。
そんなパワーを持っている人にぜひ仲間に入って、一緒になってフーディソンを盛り上げてもらいたいです!
近井さんいい笑顔!📷✨ ありがとうございました!
参考)公式noteも更新中!ぜひご覧ください✎
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