こんにちは。デザイン部新卒の榧谷です。
特に何も考えず「新卒の〜」と書いてしまったのですが、この肩書きも来月いっぱいで使えなくなってしまうということに今気が付きました。
時の流れの速さを感じずにはいられませんが、再来月にはフレッシュな新卒さんが入社されるということでわくわくします!
デザインと技術をアップデートする社内勉強会
さて、フェンリルのデザイン部では、『デザインと技術でユーザーにハピネスを』という理念のもと、日々アップデートされるデザインや技術を習得すべく、“Design Technology 勉強会”と題した勉強会を定期的に開催しています。
毎回、勉強のテーマは様々で、主にデザイナーが学びたいと思った話題が取り上げられます。フェンリルにはいろんな分野に詳しいスタッフがいるので、そのスタッフに講師をお願いしたり、専門的な知識をお持ちの社外の方に講師をお招きするなど、趣向をこらした勉強会となっています。
今回の講師は....
今回は、freee株式会社 プロダクトマネージャーの伊原力也さんを講師にお招きし、ワークショップを行いました。このワークショップは、先に東京支社で開催され、今回大阪にも来ていただきました!
東京での開催時には、頭を使いまくるこのワークショップの後に熱を出してしまうスタッフがいたという噂も…(カバー写真は東京での開催時のものです)
そんなワークショップのテーマは
「正しい情報設計によるデザインプロセス」!
正しい情報設計とは一体....
伊原さんはまず「みなさんはUIデザインをする時どのように進めていますか?」と問いかけました。
ターゲットユーザーを決めてペルソナを作って...そして....とそれぞれに進め方があると思うのですが、ここではオブジェクトベースUIにするためにどのような手順や考えで組み立てていくのが良いのかということを教えていただきました。
当日のスケジュール
伊原さんのレクチャーを受けてワークをするという流れで、休憩をはさみながら丸1日かけて学びました。
フェンリルでは、こうした勉強会やワークショップを業務時間内に開催できるのもありがたいです。
・10:00〜10:10 : 概要説明
・10:10〜10:40 : UIデザインの進め方?+ミニワーク
・10:40〜11:10 : 理想のシナリオ+ミニワーク
・11:20〜13:00 : 情報構造設計+ワーク×2
・13:00〜14:00 : ランチ
・14:00〜15:30 : インタラクションデザイン
・15:40〜16:40 : ワイヤーフレーム作成
・16:40〜17:30 : 成果発表
ペルソナのゴールだけを考える
ワークショップは婚活アプリを題材にペルソナの”小林さん”の要望を満たすためのアプリを作成するという目的を持ち、伊原さん指導のもとあーだこうだと盛り上がりながら進んでいきました。
「もっと効率的に価値観の合う人と出会って、はやく結婚したい!」という20代会社員の”小林さん”を満足させるべく、午前中はみんなで”小林さん”になりきり、彼女がしたいこと・欲しいと思っているものをグループで考えました。
このワークショップでは、費用や工数、クライアントの都合など、現実的なことは考えないように進めるという前置きがありました。『ペルソナのゴールに全振りした案を考える』ということが目的です。
実際に手を動かして考えることで見えてくる課題
年齢や趣味、住んでいる街など、思いつくことをどんどん付箋に書いていき、みんなの案が出揃ったところで、ジャンル別にマッピング。こうして“小林さん”が求める相手について絞り込んでいきました。
午後からはオブジェクトベースのUI設計について話を聞き、午前中に行ったアウトプットを整理してUIに落とし込んでいきます。考え方は理解したつもりだったのですが、いざワークに戻ってみると分からないところがたくさん出てきました。
伊原さんは分かりやすく説明してくださっているのですが、やってみると理解が追いついていないことを実感します....もっと勉強したい....
私のグループは、価値観の合う人と出会える確率を高めるために条件を詳細に絞り込めることや、タグの機能で探しやすいというUIを設計しました。
ここの検索軸を探す作業はグループのメンバー全員で書き出していったのですが、中でも”小林さん”が使いたいと思えるものを探すことと、書き出したものの中から彼女が使いたいと思えるかどうかで分類を進めたところが個人的には楽しかったです。
1日がかりのワークショップで頭をフル回転させていたため夕方にはヘトヘトでしたが、実践的な内容だったためとてもいい勉強になりました!
今後もこの勉強会ではジャンルにとらわれず、知りたいこと、やってみたいことを学んでいきます。
こうして内部でも外部でも様々な方と交流して、自分ができるデザインの領域をもっと広げていきたいなと思っています。