こんにちは!デザイン部の永島です。
関西地方で地震がありましたが、みなさま地震の影響はありませんでしたか?フェンリル大阪本社では、当日は自宅待機となりましたが、現在は通常業務に戻っております。まだ余震の心配もありますので、みなさまもお気をつけくださいね。
そして今回は、フェンリルで働く個性的なスタッフをご紹介する『フェンリル社員インタビュー』をお届けします。
(前回のフェンリル社員インタビュー#2はこちら)
今回ご紹介するのは、大阪本社でデザイナー として活躍している入社4年目の安達です!安達はイラストやキャラクターデザインも得意としていて、楽しい話をたくさん聞くことができました!
自分は何がしたいのか、模索しながらの成長
ーフェンリルに入社したきっかけは?
私の場合、はじめはアルバイトとして入社しました。美大卒業後の夏、当時の上長に就職の相談に乗っていただき、その時にフェンリルの話を伺ったのがきっかけです。
その時のポートフォリオにはイラストをメインに載せていて、「ウェブデザインに興味ある?」と質問されたのですが「特にはありません」と正直に答えました(笑)。
在学中にクリエイティブな仕事の種類について学びはしたものの、自分が具体的に何をしたいのかが見えていなかったんですね、視野の狭さゆえに。あと、ものづくりならなんでも楽しかったので、あまり深く考えていなかったのだと思います。
だからこそ、縁があったフェンリルで経験と知識を会得しながら、ゆっくり好きなものを見つけようと考えたんです。ただ、絵を描くことは大好きなので、それだけはしっかりお伝えしました。
というわけで、もともとはウェブやアプリのデザインをしたかったわけではありません。ちょっと変わっているのですが、今ではしっかりと楽しんで仕事していますよ!
ーフェンリルではデザイナーとして主にどんなお仕事をしていますか?
自社開発のプロダクトチームにしばらくいましたが、そこでは「Picky-Pics」という、Web上でデザインできるブラウザツールに携わりました。UIのリデザインや素材の拡充をしたり、販促のための印刷物制作などが主でしたね。この部署ではデジタルな世界に関わらずに様々なアイディアをチームで出し合う場が多かったので、柔軟な考え方を学べました。
他には Brushup という子会社のサービスに携わったりしていました。マスコットキャラクターや、展示会に使う漫画など、得意分野を担当させてもらえたので嬉しかったです。
ー現在のお仕事について聞かせてください
現在はデザイン部で共同開発案件を扱っています。多くのサービスに触れることができるので、それらすべてがデザイナーとしての肥やしになっている実感があり、充実しています。最近は、クライアントへ「こんなアプリ作ります!」とアピールするためのビジュアルづくりを数件やりました。それをクライアントの方に気に入っていただき契約開始となると、すごく嬉しいです。もしそうならなかったとしても、後で他のデザイナーにレビューしてもらう材料になるし、多くのものを得られる機会になります。
ユーザーに満足してもらえるものを常に考える
ーアプリデザインの難しさやおもしろさは何ですか?
ユニバーサルデザインは、「老若男女、どんな人でも理解できるデザイン」を目指すものですよね。主に建築や教育の分野で基準とされていますが、私たちの業界にも取り入れられるテクニックが多分にあります。
ですが、これをそのままアプリに応用することは難しいと思っています。「誰に対しても等しい印象を与えるアプリ」が満足度を上げ、訴求力や購買力を促進させるとは限らないので。
たとえばニュースアプリで、年配の方のために記事の文字を大きくしたら画面に収まるコンテンツの密度が減ってしまいますよね。そうすると何度もスクロールしなければ最後まで読めなくなって、空いた時間にサクッと読みたい若い世代が不満を感じてアプリを閉じてしまうかもしません。だから、何を作るにもまずターゲット層を定め、対象とする人たちに一番使ってもらえるように構想します。これにいつも悩んでしまいますが、チャレンジ精神を刺激されて楽しいんです。
ー入社して、一番やりがいを感じた事はなんですか?
散々UIデザインの講釈を垂れたのですが、やっぱり絵ですね。UIデザイナーとしてはちょっと特殊なんですが。隙あらば描かせてくれとお願いしているので、ありがたいことにちょこちょことお話をもらえています。
2015年のエイプリルフール特設サイト用の狼、ブログで取り上げた仏像、営業資料に載せるイラスト等、結構ガチンコで描いているのでどれもお気に入りです!
一度だけデザイナーを集めてデッサン会を開きました。デジタルな世界に直接関係はないかもしれませんが、興味深い取り組みだったのでまた機会を持ちたいと思っています。
個性を尊重してくれて仕事に活かせる環境
ーデザイナーにとってフェンリルってどんな会社ですか?
存分にデザインにこだわることができる会社です。予算や期間、クライアントの要望に合わせて案を練り、社内のエンジニアと何度も相談して「三者が納得できるものにする」のが大きなミッションですが、譲れないポイントがあれば大いにプレゼンをすることができます。
そして個性を尊重してもらえ、仕事に活かせます。ある時、「他人ができる作業を率先してカバーするのではなく、他の人にできないことを突き詰める方がかっこいいじゃん」と先輩に言われました。実は私、こんな見た目のくせに真面目すぎるところがあってかなりの不器用なんですが(笑)この言葉で一層胸を張って仕事ができるようになりました。自分の強みが他の人の支えになっている実感が湧いたんですね。
こんな風にどこか尖っている人がフェンリルに来てくれるとすごくうれしいです。
ー今後挑戦していきたいことを教えてください!
まだまだ勉強中ですが、動画やUIアニメーション制作に取り組んでいます。
あとは、文章力・プレゼン力をつけることで自分のデザインを人に伝えたり、形にすることをスムーズにできるようになりたいです。
ツールでいえばLive2Dに挑戦したいです。イラストを動かす目的で使われることが多いのですが、どのようにフェンリルのアプリデザインに活かせるかを考えながら、色々と試したいと思っています。
最後までご覧いただきありがとうございました!
今後も引き続き、個性豊かなスタッフを紹介していきますので、ぜひご覧ください!