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「なぜ圧倒的な成長とチャンスがここにあるのか」CTO・技術顧問経験エンジニアが語るキャリア観と新たな挑戦

今回はCTO経験者かつ、技術開発顧問を経験された荻野さんによる入社エントリーです。

ぜひご覧ください。

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荻野 秀晃プロフィール

大学卒業後、日立にて、工場の遠隔操作を行うシステムを開発。2014年には経費精算システムを運営する株式会社ラクスに入社。システム開発チームでテックリードを務め、チームを牽引する。その後、株式会社TABILABO創業期のメンバーとして参画し、CMSやアドテクノロジー等のシステム開発全般から採用までを担当。2017年からはCTOや技術顧問等を勤め、事業開発から開発チーム作りまで様々な分野で活動。VRによる学習能力にアプローチしたアプリ開発やIoTデバイス研究を行う。また、技術だけでなくファイナンス等のビジネス面も牽引する。前職ではカスタマーサクセスプラットフォームを運営する株式会社Asobicaにて、サービス開発のエンジニアチームを牽引する。

2022年ファストドクターに入社。

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20代は成長できる環境で、ドメインエキスパートとして幅広く携わる経験を

私はこれまで「世の中にイノベーションを起こすものを作る」を仕事のミッションとし、さまざまな経験を積んできました。100人いたら100人が「〇〇のサービスといえば〇〇」となるようなものを生み出したいとも考えてきました。それは、大学生の頃にロボットを中心としたプロダクト作りや業務システムなどのツールに触れていくなかで、本質的な価値を作り続けているサービスがあまりないという課題感を持っていたからです。ただ、圧倒的なサービスを生み出すには、自分がまずはその業界に興味を持ち、詳しくなる。そして、自分自身で使うサービスをゼロから生み出すことも大事だと考えています。そして、ITサービスを作るなら、エンジニアもドメインエキスパートになるべきだとも思います。

特に20代の頃は、自身のミッションをもとに「成長をとるべきか、安定をとるべきか」と、どのような環境に身を置くかで前者を選び、最も成長できる環境やメンバーを探していろんな会社を渡り歩いてきました。具体的にこれまで挑戦した分野としては、メディア、医療、物流、カスタマーサクセス、VR、ブロックチェーンなどがあります。業界が違っても仕事のノウハウやマインドは、やはり"人から学ぶ"ことが大事だと実感しました。

そして、ストイックにさまざまな分野のプロダクト開発に携わってきて思ったことは、基本的に『次に繋がる失敗は、失敗ではない』ということです。ビジネスを始めるときはそこに成長市場や勝機があるからであり、そこで大きく失敗をするのはリスクマネジメントができていないからではないでしょうか。私は小さな失敗を経験し、振り返り学んでいくように、次に繋がる『失敗』は失敗ではないと考えます。これまで、さまざまな業界でスタートアップのエンジニアとしてやってきた仕事でも、小さな失敗はありました。しかし、ドメインエキスパートとして必要なスキルは幅広いものであり、それが経験として着実に積み上げられてきたと思っています。

私のこれまでの経験は少し特殊かもしれませんが、エンジニアに限った仕事だけではなく、エンジニアだけどファイナンスに回ることもあれば、人事を行うこともあり、ときにはマーケティングや営業に近い仕事も行いました。これらの経験を通して、知識だけの机上の空論ではなく、実際に知ることのできる職種の視点や考えの違いを肌で感じられたことは、私にとって大きな財産となりました。

20代はこのように、「1に行動、2に振り返る、3に活かす」を意識して仕事に向き合ってきました。自分がここまで成長できたことの要因と考え、そこで培ってきた濃い経験を30代以降でどんどん活かしていきたいと思いはじめました。

誰よりもプロダクトを理解したい、その気持ちで仕事ができる場所

転職の際には10社ほど選考していた中から、一番自分の考えや価値観にフィットしそうだと感じ、ファストドクターに決めました。ファストドクターの『生活者の不安と、医療者の負担をなくす』というミッションと、社会インフラを作っていくためにできることをやっていきたい自分の想いが一致していたからです。また、医療法人とヘルスケア企業は求めるものが違うので、しっかりと本来の目的を考えて、できることにアプローチする姿勢がとてもいいと思いました。さらに、ファストドクターとしてプロダクトを作ったエンジニアが「誰がどのように使って」「何が起こるのか」と現場以上に話ができること。この技術開発部のカルチャーが面接時にもすごく伝わってきて、自分のやりたいこととフィットしそうだと実感しました。

私はプロダクトを作るなら、誰よりもプロダクトを理解したいと思っています。現場での業務経験とオペレーション理解をした上で、ものを作っていきたいからです。それが、真の意味で「プロダクトを作った」と言えるのではないでしょうか。ファストドクターでは、自分の思い描く「誰よりもプロダクトを理解したい」という気持ちで仕事ができると魅力を感じて、最終的に入社を決めました。

医療の現場を身近でみながら、問診自動化のプロダクト開発に参画

医療現場はいまだにシステムのあり方が決まっていない業界だと感じます。他の業界でよくある予約、顧客管理、販促ツール、在庫管理などを含めて医療現場に特化された「これだ」というものが存在していません。医療現場自体がそれぞれのフィールドで医療の提供方法が個別化されているため、今後は日本のインフラとして活用されるようなプロダクトをエンジニア側からサポートしていきたいと思います。

私は新しい医療サービスは現場から生まれると考えているので、現在は医療の現場を身近でみながら新しい挑戦をしています。なかでも、DXチームが取り組んでいる『問診自動化プロジェクト』というものがあり、そこにエンジニアとしてプロダクトの開発で参画しています。問診自動化のメリットとしては大きく2つあります。

1つ目は患者が呼吸苦や咽頭痛、嘔吐などの症状がある場合などは通話が困難であるため、オンライン上で問診することができれば会話の時間を短縮することができます。

2つ目は、名前や住所などをオンラインで入力してもらうことで、情報を正確に取得することができます。

オミクロン株が流行した第6〜7波では、咽頭痛により発声困難な方が非常に多く、そうした現場の問題を受けて迅速にプロジェクトが立ち上がり、プロダクトのローンチに至りました。まだまだプロトタイプで大規模ローンチには至っていませんが、このプロダクトの精度を上げていくことが、現状の課題です。加えて、問診自動化はあくまで救急用のプロダクトなので、この問診機能を慢性期の患者さんや、そもそもの医療相談の一つとしてピボットさせていき、プロダクトを組み合わせて患者さんが相互に必要な医療を手に入れられる環境作りをシステムサイドから推進していきたいと思っています。エンジニアとして、こうしたアーキテクチャ周りからも参画していく機会を増やしたいです。

将来的には、自分や周りの人が当たり前に使うようなサービスを作っていきたいです。そのためにもまずは、医療基盤と現場に自然と入り込み、日々現場で使う人が自然と手に取って、負担が少なくスムーズに使える医療サービスを実現を目指したいです。開発は作って終わりでなく、使ってくれる人がいることで、価値が出てくるもの。そのための環境がファストドクターにはあるからこそ、叶えたいこと、やりたいことを突き進めると思います。

ドメインスペシャリストへの道がここにある

ファストドクターでは、現場を通して医療知識を学べる場があり、さまざまな環境で起こるトラブルを含めたナレッジが集約されています。また、医療は今後の成長も見込まれ、日本の基幹産業の一つでもあり、業界のスタートアップ企業には可能性しかありません。自身を成長させるには、チャンスを掴み成功していくことが必要になり、圧倒的な成長とチャンスがここにあります。

技術開発部には、医療業界でやりたいことがある人はもちろん、医師や看護師、薬剤師などの医療従事者とディスカッションをしながら、新しいプロダクトを作っていける人が向いていると思います。作ったものはそのまま医療サービスとして現場で使われ、速いサイクルでフィードバックをもらえる環境になっています。現場を知って良いものを作っていくためには、とても重要なことだと思います。一緒に日本のインフラとして活用されるようなプロダクトをエンジニア側から作っていきましょう!


※ファストドクターの技術開発部の募集はコチラからご確認ください。

※荻野さんの上長である技術開発部 部長 宮田 芳郎さんの連載記事は、コチラからご確認ください。

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