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新規開発にどんどんチャレンジできるのが魅力/ファストドクターのエンジニア組織(3/4)

ファストドクター事業をテクノロジーの側面から担うエンジニア組織の今とこれからについて、技術開発部長である宮田芳郎さんに4回にわたって伺う本インタビュー。

第3回の今回は、エンジニアとしてファストドクターで働く魅力について伺いました。

 >第1回の記事はこちら
 >第2回の記事はこちら


宮田芳郎|ファストドクター株式会社 技術開発部長
私立開成高校、東京工業大学情報系学科大学院卒。製造業系のコンサルティング会社インクスに入社しソフトウェアエンジニアの経験を積む。2009年にインクスの同期4人で株式会社ガラパゴスを創業。 Qubena小中5教科の開発責任者を経て、2021年12月、ファストドクター株式会社に技術開発部長として入社


──エンジニアの方にとって、ファストドクターで働く魅力はどんなところにあるとお考えですか?

(1)フルスタックエンジニアたちが集まる環境で、(2)エビデンスベースで開発に取り組むことができ、(3)右肩上がりの組織の中での「ゼロ→イチ」が体験できる、ある、の3点が魅力になると思います。

ほぼ全員がフルスタックエンジニアという開発チーム

1つめは、フロントエンドからバックエンドまでできるフルスタックエンジニアがそろっているということです。直近の採用でもフルスタックのエンジニアを選りすぐって採用を進めています。ソフトウェア開発において「コード」は一次情報になります。コードが読める人は限られますので、多くのシーンでは変換のためにコミュニケーションが必要となります。フロントもバックも見られる人たちでチームを組成することで、変換のためのコミュニケーションが不要となります。ただでさえ関わる職種が多く複雑になりがちなソフトウェア開発なので、開発チームは一枚岩をイメージして組成して行きたいです。ほぼ全員がフルスタックエンジニアという開発チームは中々少ないと思っていまして、ファストドクターならではの開発者経験を体験頂けると思います。

エビデンスベースの開発意思決定

2つめのエビデンスベースでの開発に取り組むことができることについて。ファストドクターでは、新しい機能を開発する際、その必要性を数字で説明することが当たり前の環境です。共同代表の水野も、技術開発部とともに動くDXチームも元々そういう考えで、開発による効果を納得できる数字で示すことができなければ、開発に着手することはありません。もちろん、だれかの思いつきだけで開発を行うこともありません。

また、共同代表の水野さんにエンジニアに対する理解や知識があり、会社全体がテクノロジーの重要性を認識している点でも、開発しやすい環境だと思います。トップをはじめ、社員のだれもが「なぜやるべきか」を明確にして働いています。

右肩上がりの組織の中での「ゼロ→イチ」が体験できる

ファストドクターには、医療のプラットフォームになりたいという思いがあります。タケノコのように新しい事業がすくすくと育っていく環境になっていきます。右肩上がりの組織の中での「ゼロ→イチ」が体験出来るフェーズです。今はメガベンチャーになっているどの会社も、50人前後の時期はありました。これは仮説なのですが、このフェーズでの体験はとても質が高いのではないかと考えています。このフェーズでのコードが一番サービスに与える影響が大きい気がしています。

今後、会社として新しいサービスをどんどんつくっていくことになりますので、個々のエンジニアが書いたコードが新しいサービスに与える影響は大きいでしょう。力のある人は、すぐに開発責任者にもなれると思います。

コードが仲間の役に立っている「手応え」のある仕事

さらに、コンタクトセンターや医療統括の担当など、つくったシステムのユーザーがすぐそばにいるので、反応をダイレクトに受ける事ができます。そして、自分が工夫して開発した成果が、人の健康や生命の安心という「手放しに良い出来事」につながります。「これは自分がやった仕事だ」という「手応え」はトップクラスに高い仕事だと思います。

──開発環境や教育体制はどうなっていますか?

開発端末はM1 CPUのMacです

今年に入ってから、M1 CPUで開発出来るようになりました。開発マシンはM1 CPUのMacになります。キーボードの種類については、ご希望をお伺いします。

開発体制としてはイテレーションベースでタスクを分けてGitHub上でコードレビューをしてマージしていくような形です。メインバックエンドシステムについては2週ごとにリリースを実施しています。アプリはデザイン改修など大きめなアップデートに合わせてリリースをしていっています。

エンジニアとドメインスペシャリストが一緒に研修を実施

現在当社は毎月メンバーが増えていっている状況です。そのため、毎月/隔月で各部署の研修を実施しています。その研修はエンジニアに限らず全部署の新入社員が参加します。一緒の時期に研修に参加する人たちは同期みたいな感じです。

そこでドメインの基礎的な知識を身に着けて頂きます。

医師や看護師などのドメインスペシャリストとエンジニアリングのFusion(融合)は、会社にとって常に重要なテーマだと思っています。

少しでもその状態に近づけられるように、職種をまたいで実施する研修を企画しています。エンジニアがドメインに歩み寄るとともに、ドメインスペシャリストがエンジニアリングに歩み寄っていける文化にしていきたいなと思います。私は、前職が教育系で、教育心理学や研修方法はかなり勉強しました。社内教育の施策については積極的に組み上げて行きます。

オンボーディング用のミニプロジェクト

エンジニアのオンボーディングについては、Asanaのプロジェクトテンプレート機能で1つ1つタスクを実施していく形式で進めます。メンターが2名(技術系、ビジネス外)つきます。2名が伴走しながらオンボーディングのミニプロジェクトを実施していただきます。2週間〜1ヶ月程度で、みなさん開発に合流して頂けています。


※最終回は、技術開発部の今後の方向性について伺います。

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フルスタックエンジニア
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5,000名の医師・350名の看護師が活躍する、日本最大級の時間外救急プラットフォーム「ファストドクター」を運営しています。 テレビや新聞では医療風景とともに報じられることが多いため医療法人と捉えられがちですが、ITのチカラで医療を支援するヘルステック企業です。 「生活者の不安と医療者の負担をなくす」という企業理念のもと、① 救急往診事業 ②地域医療支援事業 ③行政支援事業 の3つの事業を展開しています。 ①救急往診事業ー生活者のためにー 「夜中、具合が悪かったけれど行き場がなく朝まで耐え抜いた」 「休日の体調不良に、どうしていいかわからなかった」 ご家族やご自身に、一度はこのような経験をした方もいるのではないでしょうか。 ファストドクターは医療機関が開いていない時間帯に “かかりつけ医の代理” として存在し、看護師による救急相談や、必要時には夜間・休日の救急オンライン診療、救急往診を行っています。患者はスマートフォンひとつで診療の申し込みから保険証の登録・お支払いまで完結でき、必要時には医師が最短30分で自宅に伺い、診察を受けることが可能。 医師は診療以外の煩雑な業務を全てスマートフォンで行うことができ、独自のシステムで診察に集中することができる環境作りを提供。 患者・医師ともにスマートな医療体験をしてただけるよう、支援しています。 ② 在宅医療支援事業ー医療機関のためにー 規制や業界の体質によってデジタルシフトが進みづらい課題に対して、様々な診療業務・診療外業務をRPAによって効率化を図り、医療資材の調達やロジスティクスなど診療前の現場業務を代行しています。これにより、医療機関にとって “参入に躊躇してしまう夜間・休日診療” を可能にする支援を行っています。 また、日中はかかりつけ医の先生が、夜間・休日はファストドクターが代診することで、切れ目のない医療を提供できる環境作りをしています。 診察情報はファストドクターの「クリニックポータル」というセキュリティの担保された独自システムからリアルタイムに主治医の元へ共有され、申し送りから往診結果報告までワンストップで行われます。 ③ 行政支援事業ー自治体のためにー 地方自治体の医療提供体制の強化を図る支援を行っています。このコロナ禍においては、発熱診療の受診困難によって多くの患者が診察を受けるまでに時間を要したり、病床の逼迫から適切な処置を受けられないコロナ肺炎患者が自宅で重症化する事態が社会問題となりました。ファストドクターはこうした状況においても大いに活用され、生活者からの医療相談だけではなく、かかりつけ医からの発熱患者の診療委託・地方自治体からの自宅療養者の診療委託などを通じて、多くのコロナ対応を行ってきました。有事には大きく・平時には小さな体制とするなど従来のハコ型とは異なる、柔軟性のある医療体制を構築することで需要に見合った供給を行っています。
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▍プロダクト 患者と医療機関をつなぎ、夜間や休日の救急相談・救急オンライン診療・救急往診をIT技術で支援する時間外救急プラットフォーム。「ファストドクター」を運営しています。 医療業界は今後高齢化などで需要の増大が見込まれる一方で、規制や業界の体質によってデジタルシフトが進みづらいという課題があります。その多岐にわたる診療業務・診療外業務をITによって効率化し、1日2,000件の医療相談や、1日500名の患者と医師を最短30分でマッチングを実現しています。この効率化技術は、同時に患者体験のデジタル化でもあります。生活者は24時間にわたって医療にアクセスし、スマートフォンひとつで診療を受けることができます。 ▍実績 <受賞歴> ●10回アジア太平洋高齢者ケア革新アワードにて新型コロナ感染症への取組みが最優秀賞を受賞 ●Forbes JAPAN「日本の起業家ランキング2022」 ●経済産業省主催「ジャパン・ヘルスケアビジネスコンテスト(JHeC)2021」優秀賞 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000031533.html ●東洋経済 すごいベンチャー100に選出 https://premium.toyokeizai.net/articles/-/28030 ●ICCサミット KYOTO 2019 STARTUP CATAPULT 優勝 https://jp.techcrunch.com/2019/09/03/icc-summit-kyoto-2019-catapult/ https://industry-co-creation.com/news/47378 <皆さまからの応援の声> https://readyfor.jp/projects/fastdoctor/comments <政府による視察や意見交換> 参考:首相「在宅医療の体制整備」 訪問診療サービス代表と面会(2021年9月12日) 新型コロナ「第5波で機器不足」訪問診療2法人、小池都知事と面会(2021年9月25日) <社会インフラを実現したフランスの民間救急との顧問連携> https://www.sosmedecins.fr/ <ニュース> ●世田谷区独自の新型コロナ感染症対策「世田谷区自宅療養者健康観察センター」2月より運用開始。ファストドクターら民間4社が共同受託。 ●東京都板橋区とファストドクター、⾃宅療養中の新型コロナウイルス感染症患者へ夜間・休⽇の電話相談・救急往診体制を整備 など <メディア掲載歴> ●日経新聞1面 ●テレビ東京「WBS(ワールドビジネスサテライト)」 ●TBS「ビビット」 ●日本テレビ「真相報道 バンキシャ!」「news zero」 ●フジテレビ「Live News IT!」 ●NHK「シブ5時」 など
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▍事業内容 【救急往診・オンライン診療事業】 「夜中に具合が悪くなったけれど、行き先がなく朝まで我慢した」。 そんな夜間・休日の急な体調不良やケガを 24 時間対応。電話での医療相談をもとに緊急性を判断し、119やかかりつけ医受診の案内、緊急度の高い場合は最短 30 分での救急往診やオンラインでの診療を手配します。現在、救急往診は11 都道府県に対応し、今後全国に展開していく予定です。 <実績> ・1日約4,000件の医療相談に対応 ・コロナ禍では24万件を超える患者をサポート ・公式アプリダウンロード数2,300%UP ・App Store評価 4.7/5(2022年11月時点) 【在宅医療支援事業】 在宅医療を担う医療機関の安定的な24時間体制を支援することを目的に、夜間・休日といった負担の大きい時間帯を対象にオンコール・救急往診や看取りなどを代行する 「ファストドクターfor Medical」を展開。診療情報は独自システム「クリニックポータル」で主治医と共有され、申し送りから診療報告までオンライン上でワンストップで行えます。 <実績> ・2021年7月比で売上高20倍増 ・患者情報や診療情報の連携をオンライン上で円滑に行うための  WEBツール「クリニックポータル」を自社開発 【自治体支援事業】 超少子高齢化の進行・医師や病院の偏在・医療災害など、地域医療課題への対応が急がれる今日、地域の中だけの解決には限界があります。私たちはそうした社会情勢に応じて医療体制を柔軟に再編し、自宅療養者の診療委託、移動困難者を対象とするワクチンの訪問接種、救急と連携した救急車の適正利用など、地域に応じた様々なソリューションを提供しています。 <実績> ・コロナ禍で36自治体に医療支援 ・2022年10月までで6万人以上の相談に対応 ・平時の5疾患6事業に向けた自治体支援の実証的取り組みを開始 【企業提供事業】 ファストドクターのプラットフォームを活用し、「医療」をキーワードにした、新しい課題解決・価値提供の創造に取り組んでいます。 <実績> ・サービスの充実、会員特典・福利厚生として250社以上に導入 ・従業員の負担軽減、フルサービス、保育園など ・新サービスの提供、メンタルヘルス(KDDI)・ファストチェック(富士ロジテック)など ▍受賞歴 ●Forbes JAPAN 「日本の起業家ランキング2023 」1位受賞 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000059.000031533.html ●2022年度グッドデザイン賞ベスト100金賞(経済産業大臣賞)W受賞 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000052.000031533.html ●10回アジア太平洋高齢者ケア革新アワードにて新型コロナ感染症への取組みが最優秀賞を受賞
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