Startup Weekendとは
Startup Weekendとは、週末を利用して誰でも参加でき、またスタートアップをリアルに経験できる週末起業イベントです。アメリカで始まり、今では日本を含む全世界で開催されています。
Startup Weekendの参加者は、与えられた54時間という長いようで短いイベント時間の中で、最終日のピッチでの優勝を目指し、チームに分かれビジネスプランを詰めていきます。
ここで重要となるのが、「No talk, all action.」という言葉。
ただ議論を重ねるだけではなく本気でアイディアをビジネスにするために、実際に行動を起こすチャレンジャーを奨励するStartup Weekend の価値観が現れています。
今回の静岡市での開催は、前回に引き続きスポンサー様の協力を得て第2回を開催することができました。
イベント模様
1日目
クリスマスパーティーの様な和気あいあいとした懇親会からスタートしたStartup Weekend静岡02。
今回は静岡県内だけでなく滋賀県からの参加者も加わり、非常に多様なバックグラウンドを持った方々が参加していました。
パーティーで会場の雰囲気も温まったところで、いよいよ密度の濃い3日間が始まります。
まずは、アイディアピッチからスタート。
参加者それぞれが、自身のビジネスアイディアやビジョンについて1分間のピッチを行い、共感してくれる共同創業者(チームメンバー)を探し、チームを作ります。
ピッチの中には、記念日のサプライズ支援や、こたつカフェといった季節感のあるユニークなアイディアもありました。最終的に4チームができ、初日は終了。これから起こる化学反応に参加者全員がワクワクです。
2日目
ルールがないことがルールである、このイベント。
初日に組んだチームの中で分裂が起きるなど波乱の中、2日目がスタート。それも実際のビジネスにおいても起こり得ることです。昼を過ぎると、各々のチームの中で議論も煮詰まり、腕を組み眉間にしわを寄せる参加者が増えてきました。
そこで、私を含めた社会人や起業家の3名がコーチングをさせていただきました。
コーチングの中では、顧客のペインに十分向き合っているのか、このビジネスをやり遂げる原動力となる想い、といった点について伴走するような形で深堀りしていきました。
コーチングの末、これまでのアイディアを白紙に戻すチームもありましたが、全員が疲れも忘れ、夢中で行動を重ねる姿に最終ピッチへの期待も高まりました。
3日目
迎えた最終日の朝、参加者全員が、朝食を摂ることも忘れ、目前に迫る最終ピッチに向け作業に没頭。
夕方16時を過ぎ全作業時間が終了すると、いよいよ最終ピッチです!
今回はジャッジとして、株式会社キープレイヤーズの高野秀敏様、ニッセイ・キャピタル株式会社の伊東駿様にお越しいただきました。
優勝はチーム・クレジット!
クレジットカードのデザインをスマートフォンケースのように気軽に変更できないという課題に挑みました。課題の検証からソリューションの提案、また収支を成り立たせるビジネスモデルが評価され優勝を飾りました。
最後は、アフターパーティーで互いの健闘をたたえ合い、長くてあっという間な3日間は閉幕しました。
3日間を通じて
弊社は、静岡県のような地方でもベンチャー企業が大きく活躍できるよう、地域に根差した視座からのあらゆるベンチャー支援に日々努めています。
そういった立場から、社会人や学生といった垣根を越えて誰もが起業家マインドを持ちチャレンジを奨励し合える環境を、静岡に根付かせたいという想いで、昨年から様々な形でStartup Weekend静岡のコミュニティに協力させていただいております。
一起業家として3日間を全力で駆け抜けたプレーヤーの皆様。そのチャレンジの環境構築からアフターフォローまでを、フルサポートで尽力するオーガナイザーの皆様。関わる全ての方々の姿勢から、改めて弊社の進む道について学ばせていただけたように感じます。
ここで得た出会いや経験が、参加者の明日に、またその周囲にどんな変化をもたらすのか、静岡の未来に希望を感じる3日間でした。
このコミュニティの芽が絶えることなく、大きく成長することを願い、今後も継続して活動してまいります。
起業文化を静岡に根付かせるために
弊社は、起業文化を静岡に根付かせ、より失敗を恐れず挑戦できる社会を作っていくためStartup Weekendの活動にボランティアおよびスポンサーとして協賛しております。
今後、Startup Weekendの運営は少しずつ学生主体の運営にシフトしながら、高校生や中学生も参加できるようなイベントに広げ、起業家コミュニティを広げていきたいと考えております。