こんにちは、エレファントストーンの渋井です!
さて、“社員の想いを象る”シリーズと題して連載企画でお届けしている弊社の社員インタビューですが、今回は経営戦略室 コーポレートデザイン課の鈴木にインタビューしました。
普段の業務でのこだわりや、コーポレートデザイン課としてかける想いをご紹介します。
【経営戦略室 コーポレートデザイン課/鈴木 彩 プロフィール】
神奈川県出身。早稲田大学在学中は、留学の為にカナダへ2度渡る。卒業後もワーキングホリデーで渡加し、田舎でのんびりしつつイーコマース事業を行う。2019年に帰国後エレファントストーンへ入社し、現在は経営戦略室 コーポレートデザイン課にて経理・会計、法務、システム管理、総務、人事労務などを幅広く担当。趣味は猫と散歩、料理、ハイキング、映画鑑賞。好きなドラマは「Money Heist」、お気に入りの映画は「Sing Street」「Julie & Julia」「Chef」。仕事中によく聴くのはGipsy Kings、Vampire Weekend、mxmtoon、boy pablo。
「経営戦略室 コーポレートデザイン課」とは
ーーまず始めに、現在どんな業務に携わっていますか?
鈴木「主に経理/財務、総務、人事労務、法務など領域を問わず色々な業務に携わっています。
こうしてざっくりとお伝えするだけでもかなり幅広いですよね。笑
この半年間は特に、これまで税理士さんに依頼をしていた経理の上流業務を自社で完結する(自計化する)ため、業務を整理したり、実際に税理士さんから引き継いだ業務を自力で進行したりすることに力を入れていました。」
ーー確かに全く違う分野の業務を担当されていますね。幅広い業務を担う中でコーポレートデザイン課の役割はどんなところにあると感じますか?
鈴木「私たちの役割は、健やかな企業活動を続けていくための基盤をつくることにあると考えています。
コーポレートデザイン課は、会社全体に関わるルール、フロー、制度、システムの構築など、会社の基本的な土台となる分野の業務を担っていますが、その土台がしっかりしていないと企業活動が円滑に進まないと思います。
例えば、毎月発生する経理業務が滞ってしまったら会社の運営自体がストップしてしまいます。逆に、先ほどお伝えした自計化ができれば、経営判断のために必要な情報をスピーディーに提供できるようになります。
社内で経営の数字を見て将来の方向性を探ることができれば、社員の増加、事業の規模・幅の拡大が進んでいる今のエレファントストーンの変化のスピードを加速させるきっかけになります。
こうした会社の経営を続けていくための基盤づくりはコーポレートデザイン課が任せてもらっている業務なので、“会社の根幹に関わるところを担っている”という責任感は常にもっていなきゃなと感じますね。」
ーー組織の基盤づくりってすごくかっこいいです。
会社の基盤をつくるために欠かせない“やりきる”意識
ーー先ほどお伝えいただいた自計化のための業務など、コーポレートデザイン課は企業のフェーズに合わせて業務が変化する印象で、初めて経験するものが多いのではないかと思いました。
鈴木さんが初めての業務への向き合い方でこだわっていることはありますか?
鈴木「“分からない”をいかに無くすか、というところにこだわっています。
やっぱり、初めての業務は“理解しなきゃ!”というところから始まるので自分の中で全体像を知るための情報収集は欠かせません。いつもセミナーを受けてみたり、知見のある人に質問してみたりするところからスタートしています。
最初の段階からしっかり情報を収集・整理して自分の中に落とし込むと、ワクワクするスイッチが入るんです。情報収集の中で分かることが増えるのが嬉しいのかな?とか自分なりに思っているのですが。
逆に“漠然と理解はしたけど解決への明確な道筋が見えていない……”っていう状態だとどこか不安に感じて、具体的にやるべきことが見えていないことに対して焦ってしまいますね……。
なので、最初の“分からない”の段階で“自分なりに興味をもって理解を深めていく”ようにしています。
そうして業務全体を理解・消化して、実際に自分の中に落とし込まれた状態をつくれば、その後の業務の道筋を楽しんで立てていけますし確信を持って進められることも多いなと思っています。
一見とっつきにくそうだなと思っても、業務の解像度が上がれば上がるほど楽しめますし、どうせやるなら楽しむためにも理解したいですね!」
ーー“分からない”を無くすための行動がワクワクにも繋がっているのが素敵です!
ーー初めての業務がある一方で、ルーティン的に行う業務も多いのかなと想像しているのですが、ルーティン業務に取り組む中でのこだわりはありますか?
鈴木「言い方が悪いですが、“どうやったらより楽になるかな?”を意識することですね。
ルーティン業務には正確性とスピードが求められると思っていて。自分だけでなくチームや社内に共有する業務は特に“もっと効率的にスムーズに進めるにはどうすると良いだろう?”ということを常に考えています。
例えば、スプレッドシートの使い方・入力ルールを見直してみたり、情報共有の仕方・ルールを改良できないか考えてみたり。
ちょっとした作業一つをとっても、どう改善できるかを考えることで自分にとっても社内メンバーにとってもプラスに働くかなと思って業務にあたっています。」
ーー初めての業務に対してもルーティン業務に対しても“どうしたら現状より良くなるのか?”を考えられているんですね! それは鈴木さんが働かれる上で大切にされているスタンスなのでしょうか?
鈴木「そうですね。あとは、スタンスと呼んで良いのかは分からないのですが、“やりきりたい”っていうのはいつも考えていることかなと思っています。
普段の業務では自分が方向性を決めたり、やると決めたりすることが多い分、一度始めたら最後までやり抜きたいと思っていますが、それは誰かに任せてもらった業務も同じで。
“この仕事を任せたい”と思ってもらえるってことは、“自分の何かを見てくれて、やってくれそう”と期待してもらえているってことだと思います。
そうやって任せたいと思ってくれている人がいるなら、やりきってその気持ちに応えたいと思っています。きっと、そういう部分の積み重ねが、自信とか、より大きな責任感にも繋がっているのかなと。
だからこそ、コーポレートデザイン課で複数の分野に渡って会社の経営基盤をつくる今の仕事へのやりがいも強く感じます。」
ーーなるほど。鈴木さんがベストフィロソフィー賞を受賞されている理由が、より分かったような気がします。(※ベストフィロソフィー賞とは、エレファントストーンのフィロソフィーを最も体現しているメンバーに贈られる弊社独自の賞です。)
ーーそうしたこだわりをもって働く中で、鈴木さんご自身が難しさを感じる場面はあるのでしょうか?
鈴木「“現状を正しく把握しなければいけない”というところに難しさを感じています。
コーポレートデザイン課の業務は、冒頭でもお伝えしたとおり、経理/財務、総務、人事労務、法務などの分野を問わず組織の状況に合わせて進めることが必要です。
これは会社のこと、社内メンバーのことをきちんと知って現状を把握できているからこそできる業務ですが、“知ることを止めない”って意外と難しくて。
現状を正しく知って、“偏った見方をしていないか”“最大公約数的に平等を保てているか”を自分で見極められるように、普段からアンテナを張って情報収集してみたり、実際にお話を伺ってみたりする必要があるな〜と日々感じています。」
ーーエレファントストーンのことは鈴木さんに聞けばなんでも教えていただけるという印象をもっていたのですが、そんな背景があったとは。組織を知ることが会社をつくることにも繋がっているんですね。
ーーここまで色々なこだわりや葛藤を伺いましたが、エレファントストーンで働く中でご自身の意識に何か変化はありましたか?
鈴木「昔と比べて、“会社にとって、チームにとって、社員にとって何が良いのか?”という視点を持つことを意識するようになったかもしれません。
以前だったら目の前の業務を正しく進めることに意識が傾いていた気がするのですが……最近、会社からのチームへの期待に応えていくためには“仕事をちゃんとやる以外の視点”も持たなきゃいけないなと思うようになりました。
あとは、自分に対してもチームに対しても“どんな期待をしてもらっているか”というところにもっとアンテナを張っていく必要があるなと意識する瞬間も増えてきていますね。」
ーー視点が広がったイメージでしょうか。視点を広げるために取り組んでいることはありますか?
鈴木「“少しでも気になったら、そのままにしない”ことですかね。単純ですが……!
自分が疑問に思ったことをそのままにせずに知見をもっている人に確認することで、自分の解釈と他の人の解釈を一致させるように意識しています。
そうすることで、今まで自分が見えていなかった視点を取り込めていたらいいな〜という気持ちでいます。」
これからエレファントストーンで挑戦したいこと
ーーこれからコーポレートデザイン課として、どんなところを目指していきたいなどのイメージはありますか?
鈴木「自分達の意義を正しく理解して正しく届けられるチームを目指していきたいです。コーポレートデザイン課って、業務的にも立ち位置的にも“あって当たり前”と思ってしまいがちかなと思っているんですが。
ただ、“あってあたり前の仕事をしているんだ”と捉えるのではなく、“日々の業務が会社・社員にどんな影響を与えられているのか”ということを胸に、誇りをもって仕事に取り組めるチームでありたいです。自分も他の社内メンバーも“コーポレートデザイン課は会社をつくる一員なんだ”ということを意識せずに感じられるようになると嬉しいなと。
“チームの存在意義を自分達が言える=縁の下に隠れ続けないで意義を社内に正しくアピールできる”チームを目指していきたいですね。
あと、先見性をもったチームっていうところも目指していきたいです。
会社の基盤をつくっているからこそ、会社が今いる場所の“一歩先を見据えて、会社が向かいたい将来を実現するために必要なことを見つけて、変化を起こしていきたい”です。」
ーー鈴木さんがこれから挑戦したいことについてもお伺いしたいです。
鈴木「コーポレートデザイン課が描いている理想像に近づけるためのチーム作りに貢献していきたいです。実は複数名のチーム体制となったのが最近(2021年8月)で、チームとしてまだまだこれからな部分が多いです。
チームの体制づくりは今まで経験したことのない部分なので、先ほどお伝えした初めての業務に向き合うのと同様、勉強して、仮説を見つけて、挑戦して、チームを組み立てていきたいなと思っています。」
ーーコーポレートデザイン課、これからどんどん変化していきそうですね!
鈴木「そうですね。これから入社いただく方には、“お堅い仕事に見えるかもしれないけれど案外楽しいよ!”ってお伝えしたいです!
この仕事を楽しいって思う人、絶対いるんだよな〜って最近思っています。笑
拡大フェーズにある企業だからこそのスピード感とか、自発的に色々な変化を起こせるところとか。
もちろんコツコツやらなければいけない業務はありつつも、会社の基盤づくりを色々な面からできるので、思ったことを形に起こすのが好きな人にはコーポレートデザイン課を楽しんでもらえるのではないでしょうか……!」
まとめ
今回のインタビューでは、鈴木の普段の業務でのこだわりや、コーポレートデザイン課としてかける想いをお伝えすることができたのかなと思います。鈴木さんの「仕事を任せたいと思ってくれている人の期待に応えたい」という言葉が印象的でした。
“社員の想いを象る”シリーズ”はこちらからご覧ください!