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多角的な視点を持つこと×提案し続けること (前編)/デジタルコンテンツ事業部

こんにちは!dsc採用担当です。

大学スポーツチャンネル(以下、dsc)のデジタルコンテンツ事業部で、横浜F・マリノスを担当する我妻想さん。今のお仕事から過去の経験まで、お話を伺いました。

目次 -前編-

1. 好きなものと、仕事にすること
2. チームに対して出来ることは何か
3. 多角的な視点を持ち続ける

好きなものと、仕事にすること

ー今のお仕事を教えてください

 主に横浜F・マリノスのお仕事を担当しています。横浜F・マリノスの担当の方と話し合いながら、練習取材に週に一度程度行き、コンテンツを出したり、試合日のSNS担当をしてます。

ーありがとうございます。我妻さんのこと、そしてこれまでの経歴も教えてください

 美術大学でデザインを学んでいて、大学3年生の終わり頃、偶然SNSの投稿を見たのがきっかけで大学スポーツチャンネルを知りました。ちょうどコロナになって一年経つタイミングで、リモートでできるバイトを探していたのと、サッカーが好きなのもあって興味を持ってエントリーしたのを覚えてます。そのときは会社のことを全く知らなかったです…。

 インターンでは、サッカー関連の動画制作や画像制作をやらせてもらい「好きに作ってみていいよ」と任されて、自分が今まで制作してこなかったクリエイティブの分野だったので面白かったのを覚えてます。大学でPhotoshopの使い方は教わっていましたが、がっつりと作る機会が足りていなかったので、dscの仕事を通して、スキルアップにつながっていく感覚がありました。

ーその後、フリーランスを経て、dscに入社されたのですね

 そうです。dscのインターンを受ける段階で、大学卒業後の進路として就職を考えておらず、すでにお手伝いしていたSHUKYU Magazineのお仕事や、知り合いの繋がり、またもっと幅広い場所で修行しようと思ってフリーランスで仕事をしてました。なので、この1年は他のお仕事と並行しながら、dscに業務委託として関わっていました。今期からは正社員としてお世話になることになりまして、dscに軸足を置いてます。

ーそこに至る心境の変化を教えてください

 いつかはサッカーを仕事にしたいと思っていましたが、就職後すぐにというよりは、違う側面を経験したうえで関わりたいと思っていました。ただdscに関わる中で、サッカーの様々な側面を知ることができただけでなく、スポーツのクリエイティブについても理解が深まりました。そこでは一般的にかっこいいと言われるものと、自分のかっこいいと感じるものに違いを見つけることができました。
 "もっと自分の視点から見たかっこいいと感じるものを提案していきたい"という考えが強くなっていく中で、提案を受け入れてくれる環境がdscにあったので、ここでもっと挑戦したいと思えました。

サッカーはもともと好きなものとして捉えていた”とありますが、仕事として捉えることとの違いはどういったところにありましたか

 違いというよりは、そこまで考えきれていなかったです。実は自分の思い描いていたビジョンの中には仕事としてやるイメージはありました。ただ、若いうちに、様々なデザインやその周辺のお仕事の経験を積んだ上で、30,40代でそのスキルをサッカーに活かせていたら面白いな、と考えていたので、こんなに早く経験できているとは思ってなかったです。なので今もまだ少し不思議な感覚ですね。周りの方からはサッカーの好きをお仕事に出来ていいね!と言われるので、好きだからこそ分かる視点を活かしていきたいと思っています。

 考えも深まっていく中で、今の一番の目的は、「SNSを通じてリアルな場のパッションを感じてほしい」というのが一番の目的です。そのようにしてスポーツを盛り上げたい。私はリアルなところに一番楽しい瞬間があると思っていて、たとえばスポーツをファッションに繋げていくことも一つの手段だと思っています。そこに繋げることが自分にできることだし、得意なことだと思うので、リアルなところに繋げて盛り上げていくことを強みにしていきたいと思ってます。

チームに対して出来ることは何か

ー少し前のお話にもどりますが、我妻さんの思う”かっこよさ”は言語化できるものですか

 自分の中で全てを伝えないことに美学があると思っていて。サッカーだからプレー中の写真を使うだけではなくて、たとえばサポーターの後ろ姿を告知で使って、次の試合情報を発信する。そこに面白さが詰まっていると思っています。

 ただ、今はまだ自分の色が出せたものは少ないと思っているので、もっと成長する必要があると思っています。 今は自分の担当する業務が増えて、横浜F・マリノスのInstagramの運用も任せてもらえているのですが、ファン・サポーターが変化に気づいてくれて好評なのは嬉しいです。今まで他のクラブがやれていないことが多く、このような取り組みを他クラブよりも先にできたというのがよかったです。

ーマリノスのinstagramはこれからどう進めていきたいですか

 今はやはりチーム全体が流れに乗っていて、チームとして勝てているので、投稿したら喜んでくれるものが多いです。これからを考えると、何年も勝ち続けるチーム、優勝していくチームに対してどういうことが出来るのか、そうなったときに投稿が似通って飽きてしまうのではないかと思うことがあります。その為には飽きないものを今からでも出していくことが必要だと思っていて、そこを考えていくのがやはり難しいですね。

ーサポーターのために進めるプロモーションの他にも、新たにファンを獲得していく流れについてはどう考えていますか

 その点も考えていて、自身の経験で小さいときから横浜F・マリノスの試合を見に行ってたので、その時感じた面白さを伝えたいし、ファンが体験しに行きたいと思えるものとして繋げていきたいです。

多角的な視点を持ち続ける

ー我妻さん自身はこの一年をどうしていきたいですか

 一人で任せてもらえる業務が多いので、その一つ一つをしっかりやり切っていきたい。その為には心の余裕も必要なので、その点の成長も目指していく。やはりクライアント側の立場にたって考えると、相手が1,2年目というのは関係ないので、年齢関係なく何でもできる人だと思われる人になる。あとから、2年目でしたと言える人になりたいですね。

その後も常に新しいことはしていきたいと思っていて。流れに乗ってしまったら負けだなと思っています。それはdscもそうだし、考え方も人に合わせるとかではなく、多角的な視点を持ち続ける、その心は忘れずにいたいです。一人ではできないことがたくさんあるので、その中で人の意見を聞いたり、耳を傾けるのも大切なので、まだできることは多いと思います。

ー確かに歳をとって経験を重ねていくと何か行動しようとしても、結果が想像できてしまって考えが狭まることがありますね

 美大の経験ですが、デッサンは描くときにすぐに手を動かすのではなく、対象を数分観察してから手を動かします。その行為がないと、球体を描くときに目の前の対象ではなくて、今までの経験上蓄積されていたり、概念から本来はあり得ない球体を形にしてしまいます。それなので”見る”行為が必要だと思っています。

 歳を重ねていけばいくほど、頭の中に入ってしまって、固定観念があるから良いものが作れない、そういった状態になってしまうことは避けたいです。

まさに近い話で、バスケ班の制作MTGでも「新しい動画の撮り方や、編集の仕方をやってみよう」と話していたことが、最近減ってしまっていることに気づいて「新しいことをやっていこう」と話したばかりです。これまでの挑戦で成功したものがスタンダードになって、自分たちのやり方が出来てしまったこともありますが、そればかりだと感じてしまったので、今の話は重要だなと感じますね。

 自分はバスケを知らないので、その視点でバスケを撮ってみるとどうなるのかもやってみたいです。逆も然りで、バスケ班でサッカーを撮ることもやってみたい。先ほど話したファンを増やすところに繋がると思っていて、別の立場からみて良いと感じるプレーにフォーカスすることが、初めてサッカー観戦にいきたいと思う人を増やすことに繋がる、ユーザーに近い感覚だと思っています。

そうですね。色々な現場があるので、そのときに来てもらったり、やってみてほしいです。
我妻さんの視点をもう少し詳しく見るため、後半に続きます。


多角的な視点を持つこと×提案し続けること (後編)/デジタルコンテンツ事業部 | 株式会社大学スポーツチャンネル
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