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どれだけ時間を投資できるか?

ダイレクト出版の社員に向けて書いたレターを転載しています。

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To: ダイレクト出版のみんなへ
From: 小川忠洋


先日、若手新人くんたちとメシに行った。ぼく自身は、まだ2個上くらいの意識ではいるんだが、よくよく考えると、一回り以上も年をとっている^^;
そうなると、気持ちは同じくらいの気分でも、知ってる情報に大きな差がある。なので、自分より歳の離れてる人と話すほど、とても勉強になることが多い。

やっぱり自分の知らない事を知っている人と話すのは、年上だろうが年下だろうがとても大切だね。おそらく、普段は話さないくらい離れてる人がいいんだろうね。


ところで、一回り以上先輩のぼくから若い人たちに(若くなくても一緒だけど)アドバイスがある、、、

アドバイス、それは「時間を無駄にするな」ってこと。

結局のところ、
その人がある専門分野で成功するかどうか、というか、大成するかどうか、は、
それに対して投資した時間による。
才能はあまり関係ないみたい。これは今ではあらゆる調査で証明されている。

なので何かの分野で日本一になりたいとか、圧倒的なスキルを身に付けたいとか、
代わりの効かないような能力を持った人物になりたいなら、、
それに徹底的に時間をかけることがもっとも大切なわけだ。


そして、若い人の大いなる勘違いが、「時間」だけはたくさんあるって思うこと。
金はないけど時間はある。若い時はこういうもんだと大抵の人は思ってるんだが、実際は時間も、そんなにたくさんある訳ではない。しかし、30代、40代あるいは家族持ちに比べれば明らかに時間がある。
その時間を遊びに使うのか、何かの鍛錬に使うのか、で、その後、ずぅーーーっと大きな差が出るわけ。

20代はある意味、自分の好きなことが好きなだけできる時期とも言える。(他の世代に比べてね。)

ぼくのイメージでは
社会的な責任がそんなにない「空白」の時期
みたいな感じ。

その時期を何によって染めるかによってその後が決まると言っても過言ではない。


ちなみにぼくの個人的な話で言うと、ぼくは20代前半は正直、無駄にした。非常にもったいない事をしたと思っているが、当時のぼくにはそれが分からなかった。教えてくれる大人もいなかった。しかし、20代後半からは、ひたすらマーケティングの勉強をした。

そしてフと最近、気づいた事がある。

最近、いい感じの音楽を見つけて、iPhoneで音楽を聴く事がたまにある。
昔のぼくは音楽が好きで、高校、大学の頃は毎日のように夜中まで音楽を聴いていた(主にハードロック)。それが、久々に音楽を聴いたなぁ〜って思ったわけ。どういう事かというと、あんなに大好きだった音楽を、20代後半から今までは、ほぼ一切聞いてなかったわけ。

でも、常にヘッドフォンはしていたので、常時、何を聞いてたかってぇ〜と、いわゆるセミナーの音声とか、オーディオ教材とかです。それを片っ端から聴いていた。ほとんど英語だったので、今ほど聞き取れないから、なんども繰り返して、ちょっとだけ分かるみたいな事を繰り返していた。

要するに好きだった音楽を捨てたわけだ。音楽を捨てた事で、たくさん学習時間が確保できた。てか、今、久しぶりに音楽を聴いて、「これは時間が取られるなぁ」なんて無粋な事を考えている次第でもある^^;

仕事を始める前に、毎朝スタバで英語の広告見たり、それを写経したりしてるので、店員(現嫁)から不審がられた(笑)土日はスタバにDVDプレイヤーを持ち込んでセミナーとかよく見てて、自分的には満足してたんだけど、よくよく考えると周りから見ると、相当、イヤな客だったんじゃないだろうかと、、そんな事を思い出す。

要するにそんな感じで、ひたすら学んで、学んだ事をすぐに実行してって事を繰り返していた。
すぐに試せたのでとても面白かったってのもある。

今でも、常に学習は続けているけど、やはりあの時の蓄積というのはとても大きいわけ。今ではなかなか、良い広告の「写経」なんて時間も取れないからね。ぼくは元々が職人気質のセールスライターなので写経はもっとやりたかったんだよね。


そんなわけで、時間は無限にあるようでも、実際には有限だということを忘れないでほしい。
そして何かにおいて、人よりも秀でた能力を持ちたいと思うのであれば、それに大量の時間を投資しなければいけない。

時間ってのは、余ってる人はいない。必ず、何かに使っている。そうすると、大量の時間を投資するってことは、ぼくが音楽を捨てたように、ある一定期間は、何かの時間を捨てないといけないってことでもある。

時間さえかければ、誰だって一流になれると思う。これは小学生で掛け算が出来ない子がいて、頭がいい、悪い、向き、不向き、なんて言ってても、実際は、20歳になったら誰でもできてるわけで、要するに時間かければ誰でもできるわけだ。

仕事もそれと同じで、時間さえかければ誰でもできるし、一流になれるだろう。でも、世の中にはそれを邪魔する誘惑がいっぱいで、ほとんどの人は「時間をかけること」が出来ない。ある程度までやっても途中で諦めて、道を変えてしまったりとかもね。

ポイントはその時間の密度とも言える。50歳の人ができる事が、27歳で出来たら、やっぱりそいつはスゴいやつだ。これって要するに時間の密度の違いだよね。


成長したければ、分野を絞って、たくさん学んで、たくさん実践して失敗して、経験を積み、学習をすること。

時間を無駄にしないように!

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