ダイレクト出版の社員に向けて書いたレターを転載しています。
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To: ダイレクト出版のみんなへ
From: 小川忠洋
日誌に関連する話だが、以前、原田隆史さんの話を聞いたとき、とても感銘を受けたことがある。
それは「心を整える」ということだ。そのための1つが日誌をつけること。
「日誌」の効力は素晴らしいとぼくも実感しているが、「何を書くか?」というのは重大な問題だった。ぼくの場合、「ダメだったところは? 改善するところは?」というようなことを書くことが多いのだが、原田式では「今日やり直せるとしたら?」ということを書くそうだ。
「やり直せるとしたら」……か。で、早速やってみた。
おぉぉ! いろんなことがどんどん出てくる。しかもポジティブな感じで出てくる(ここで実況中継しても伝わらないのは分かっているw)。ぼくも長年日誌を書いてきたが、おかげでその書き方がすごくよくなった。
そしてもう1つ、タメになったのが「掃除」についてだ。
原田さんいわく、「心を整えるためには環境を整えるのが良い」と。ところが最近の自分を振り返ってみると、事務所も家も散らかっていて、環境整理どころではなかった……マジで。そのせいなのか何なのか、どうも集中力が低下しているような気がしていたのだ。仕事をしていても、なんだか気持ちが晴れない。自分の仕事に納得がいかないのか、あるいは失敗を恐れているのか。いいアイディアが出なくてもんもんとしてしまう。
ご想像のとおり、ぼくは今まで「トイレ掃除で業績が上がる」なんて話を聞いても、「いやいや、アホか」としか思わなかったタイプ。もちろん今回だって、「掃除で業績が上がる!」と思ったわけじゃない。
しかし原田さんが言うには、成績を出すには「心技体」が必要だと。「体」とは基礎体力、「技」は練習で積んでいくわけだが、「心」はどうするか。面白かったのが、原田さんは「掃除」や「奉仕活動」をすることで「心」はキレイになって鍛えられると言っていることだ。
「なるほど!」よく分からんけど納得してしまった。確かに掃除をしてキレイになると気持ちはスッキリする。人にいいことをすると、なんかいい気分になる。確かにそうかもな。
そこで、掃除・片付けをしてみると、まさに心が整えられた感じ。
とても晴れやかな気分になっただけでなく、仕事も以前よりさくさく進んで、集中できるようになった。とっ散らかった環境では、思考もとっ散らかってしまうのかもしれないね。
ぼくは自己啓発的なことはたくさん学んだので、これは知識として新しいわけではないが、やっぱり実践するのと知るだけでは全然違うな、小さいことを疎かにしちゃいかんなと、初心に戻った次第。
PS.
学んだこと―共感を生むコンテンツは、「コンセプト」をただ話すだけじゃなく、「経験」を話すのがポイント。経験は人が疑似体験できるものだ。そして体験すると感情が動く。それよりも、その差別化を実現しているウチの「武器」は何かってことだ。それはダイレクトマーケティングでしょ。
もっと細かく言えば、セールスライティング、オンライン広告、プロモーションやキャンペーンのノウハウ。こういうのが武器でしょ。この面で他社に追いつかれないようにしないといけない。