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考察:好きな商品を売ること

ダイレクト出版の社員に向けて書いたレターを転載しています。

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To: ダイレクト出版のみんなへ
From: 小川忠洋

「Product out」と「Market in」という言葉がマーケティング用語にある。
「Product out」というのは、商品中心で商品を作って売るということ。
「Market in」というのは、市場(お客さん)が欲しがっている商品を作るということ。

一般的には「Market in」が正しいと言われているのだが、もしかするとウチの場合は違うかもなとも思う。なんだかんだ言って、プロジェクトが成功するかどうか、商品がヒットするかどうかってのは、担当者がどこまで頑張れるかってのが結構大きいからだ。

ソレで言うと、「市場が欲しがる商品」というよりは、「自分が好きな商品を売る」というほうが、ヒットする確率は大きい。もちろん、儲かる、儲からないの話で言うと、市場が求めている商品を売ったほうが儲かりそうな感じはする。

しかし、エクセレント・カンパニーと呼べるようなAppleやスタバといった会社は、お客さんの声をそのまま聞くということはしてないと思う。商品が出る前から「iPhoneみたいなのが欲しい」と言ってたお客はいないし、「イタリアの本格派コーヒーを飲みたい」と言ってたアメリカ人はいない。
これらの会社は、自分が好きで好きで仕方がない商品を作って、売っている。

ウチもビジネスモデルから言えば、そんな感じじゃないだろうか。
自分たちが好きで、これを広めたいと思うような商品を売っていくほうが頑張れるし、何より楽しい。
万が一、失敗したとしても、後悔はしないはずだ(嫌いな商品を売って失敗すると惨めである)。

「これめっちゃいい! という商品を作って売る」

仕事を楽しむためには、自分が好きなものに囲まれてるのが最高なんじゃないだろうか。

ダイレクト出版株式会社からお誘い
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