1
/
5

”直感”を信じる勇気を持て

”「あなたの時間は限られている。だから、他人の人生を生きることで時間を無駄にしてはいけない。
ドグマ(教義、常識、既存の理論)にとらわれるな。それは他人の考えた結果で生きていることになるのだから。
その他大勢の意見という雑音に自分の内なる声を溺れさせてはいけない。最も重要なのは、自分の”心と直感を信じる勇気”を持つということだ。
どういうわけか、、心や直感はすでにあなたが本当になりたいものを知っている。それ以外のことは全て二の次でしかない。」”
スティーブ・ジョブズ


ジョブズはとても多くの名言を残しているが、中でもこれは、僕がとても好きなものの1つ。なぜなら、この教えを知る前、、僕はこれと真反対の行動をしてしまい、大きな失敗をしたことがあるから。そして、これを信じて行動したことで、、人生がガラリと変わるような体験をしているから。

あれは今から10年近く前、就職活動をしていた時のこと….

僕は実家の長野県を離れ、東京で一人暮らしをしながら、明治大学という私立大学に通っていた。実家は自営業で、それほどうまく行っているとは言えない状況… 兄弟が3人いたので、僕はかなり無理を言って東京の大学に行かせてもらった感じ。ただ、奨学金を借りて、バイトやインターネットを使って稼いでいたので、普通に大学生活を謳歌した。

そして、大学3年になり、就職活動の時期がやってきた。正直、当時はそこまで将来のことをしっかりと考えてなくて、周りのみんなと同じようなタイミングで、なんとなーく就活を始めた。

まあ先輩の話を聞くと、かなりの売り手市場だし・・大丈夫だろう。 ぶっちゃけ、「え、こんな人が?」という感じの先輩でも、外資の大手IT、メガバンク、大手メーカーと10社近い内定をもらってたので、まあ余裕だろうと思っていた。そんな矢先、、、天地がひっくり返るような大事件が起きた…

そう、「リーマンショック」

そこから一気に流れが変わった。企業は採用を一気に絞り、、1人も取らないと決めた会社もたくさん。内定が決まっていた会社が倒産したり、内定取り消し、、、なんて先輩もいた。

「これはヤバイ…」

と、すごく焦りました。時間も選択肢も限られる中、、いろいろと考えた。多分100社くらいは見たのかな。僕は親が自営業という話はしたけれど、よく親から、「自営業は大変だから、辞めた方がいい。」そんな風に言われて育った記憶がある。

さらに、大学の友達の親を見ると、、都内の大手企業の部長クラスが多く、肩書きも良くて、年収も1500万円〜2000万円くらい。そんな人たちが多いことに気づき、当時は”やっぱり大きな会社のサラリーマンが一番いいんじゃないか。” ”周りの友達もみんなそういう考え方だしな。” こんな感じの考えを持っていた。

プラス、、自分の親と同じような自営業、中小企業の社長のサポートができたら良いんじゃないか。そんな漠然とした思いはあったので、、大企業に絞りつつ、業種は問わずに自営業、中小企業の社長と関われるところの面接を受けることに。

3社ほど内定をもらったところで、、割と行きたいなと思っていた銀行から内定をもらったので、もういいかな。と、そこに決めた。

このとき僕は、、自分の心の声・直感を無視してしまった。

この決断は、頭で考えた理屈・選択としては、ほぼパーフェクト。東証一部上場の会社で、地方銀行の中では日本でもトップクラスの規模。年収もそこそこ高いし、8000円で住める社宅があって福利厚生も抜群。社会的地位やブランド力もある。

論理的に考えたら、、パーフェクトな選択。でも、どうも僕の心の中はザワザワしていたのです。

「本当にこれでいいのか?… なんか違うんじゃね?」 と。

でも、僕は当時ひたすらその心の声・直感を抑え込んでしまった。親から家族から、親戚から、そして友達から「いいね!」と言われ、喜んでもらって。もう何も心配はない、不自由はないような状態。多分、苦労して大学に行かせてもらったし、なんとかして親の期待に応えたい。僕の中ではその気持ちが強く、不景気という状況とも相まって、、ついつい自分のためではなく、他人のための決断をしてしまったのかもしれない。

「これでいいんだ。」

と自分の心をごまかして臨んだ入社式。その間違いに気づくのはとても早く、、その後、1ヶ月ほど働いてみて、「やっぱりここは俺のいる場所じゃない。」ということがはっきりとわかった。

同期と喋った時に感じた違和感…「この会社なら安心だね。これでもう一生安泰だね。」と口々に言う人たち。僕はこれからがスタートと思っていたが、彼らにとっては就職=ゴールだった。

先輩を見ても、上司を見ても、、なんか違う。人間的にはもちろんいい人ばかりだけど、ハッキリ言って「この人カッコいいなー! この人みたいになりたいなー!」という人が1人もいない…

会社案内のムービー、パンフレットや説明会。そこで出てきたような人たち、活気のある雰囲気があまり感じられない…

いやいや、なんでそんなこと入社前に気づかなかったの?と言われると、、本当にその通りだな。と思うし、本当に恥ずかしい限り。 不景気と言われて切羽詰まってたのはあるし、、奨学金とかもあって、何としても決めないと。。という気持ちが強すぎたとか、、いろいろとあるけど、やっぱり自分の直感・心の声を無視したのが一番の原因、頭で考えてしまったことが失敗の始まりだったと思う…

一生をかけて成し遂げるべきことは、いったいなんなんだろう?

ここからしばらく、僕は自分が本当に進むべき道はどこなんだろう? と、、約3年くらい、長い迷いの道に入った。振り返ると、なかなか苦しかった。

とにかく、たくさんの本を読んだ。初任給は額面20万円くらいだったけど、45万円する営業のスクールに入り、そこから社外の人。社長さんとか、同じような年齢で、自分でビジネスをやっている人とか、たくさんの人に会うようになった。

男として生まれてきたからには、きっと一生をかけて成し遂げるべきこと。使命みたいなものが何か1つあるはず。でも、それってなんだろう? 俺は何をやるべきなんだろう?と、色んな人の考え方や、生き方に触れる中で探し続けた。さらに、教材やセミナーに参加したり、、実際に副業など、ありとあらゆることをやってみた。

ブログ・メルマガを使ったアフィリエイト、自己アフィリ、せどり、オンライン教材の販売、ネットオークション、ブランド服やバッグの海外転売、、いわゆるネットビジネスと呼ばれるものはひととおりやってみた。実際に稼げるものも、稼げなかったものもあったけど、、共通して思ったのは、どれもピンとこないということ。金は稼げたとしても、、自由になれたとしても、、これ本当に一生やるのか? という問いへの答えは全てNO。

よく、ネットで稼ぐ系の人たちは、最初はなんでもいいからとにかく稼げ。そしたら外注とか使って自由になれるぞ。とか言ってるけど、、全然しっくりこない。ベンツやフェラーリ、キャバクラで豪遊、ロレックスとかの高級時計、、こういういわゆる”成功”イメージでテンションが上がるのは一瞬だけ。なんか、どれも他人の人生を追いかけているような感じが消えなくて、全然パッションが湧かなかった。

迷走を始めてから3年くらい経ったころ、、どこでだったか忘れたけど、僕はジョブズの名言を知った。その言葉を元に振り返ると、自分の就活での失敗。今、直面している状況がなぜ起きているのかが、、とてもよく理解できた。

そして、そのことを念頭において、確か神田昌典さんの「非常識な成功法則」という本に書かれているワークをやって、自分がやりたいこと、やりたくないこと…素直な気持ちを全部書き出してみた。

すると、、しばらくしてたまたま流れてきた1通のメールが目に止まった。それが「セールスライティング」との初めての出会いだった。その感覚を明確には説明できないけど、今までとは何かが違う。「これだ!」と感じるものがあって、始業してすぐにもかかわらず、会社のトイレにこもり、急いで2日間で25万円のセミナーに申し込んだのを覚えている。

今思えば、ここが1つの人生のターニングポイントだった。

後日、このセミナーに出て、あの時に感じた直感は間違っていなかった…と確信した。自分の人生にとって。もともとぼやっと思っていた、自分の親のような自営業社・中小企業の社長をサポートしたい…という想いにとって。その全てが実現できる、繋がるのが「セールスライティング」、そして「DRM」だった。 そのセミナーの当日から、セールスレターを手書きで写す写経というものをやり始めた。

そしてこの日から、一切ブレることがなくなった。俺が一生を進むべき道はこれだ。と、細かい理屈は抜きにして、すごくしっくりきた。他人の人生に目移りしたり、美味しそうなノウハウや儲け話には目もくれなくなった。

もちろん、そのための行動はたくさんしたが、、自然に結果は出て、、副業ながらもクライアントが1人、2人、3人と増えていき、それに伴って副業の収入も、10万、15万、25万円と増えていった…

本業の営業にも、セールスライティングのノウハウを使ってみた。金融業界は規制が激しいので、思う存分使えないのが残念だったが、、それでも十分に効果があった。 飛び込みセールスで1億円、2億円という大きな契約が取れるようになり、、3ヶ月前倒しで半期の目標を達成。自分が辞める最後の月には過去最高の利益を稼ぐことができた。本業も副業もあって、めちゃくちゃ忙しかったけど、、学んだことを実践するのがとても楽しかった。

そして、そんな時にまたしてもターニングポイントがやってきた。

それは「ダイレクト出版」という会社のメールで流れてきた1本のビデオセールスレターだ。夜、疲れて帰ってきたときにたまたまそのビデオをみたけど、疲れは吹き飛び、食い入るように一気に観てしまった。

「なんなんだこのビデオは…」と、まるで自分の頭の中を読まれているような感覚に襲われた。「日本にこんなすごいコピーをかける人がいるんだ…」 と、セールスライティングに出会ったとき以来の、スゴい衝撃を受けたのを覚えている。

なぜ、そこにたどり着いたのか覚えていないのだが、いつのまにかダイレクト出版のホームページを見ていて、「求人募集」のこれまた強烈なセールスレターに出会った。笑 本業をやりながらだとなかなかキャパがないから、独立してセールスライターになろうと思っていたけど、、そこにはセールスライターの募集案内が載っていた。

そして、その手紙を読んでいるうちに、、きっとこの環境に飛び込んだ方がはるかに早く成長ができる。俺もここで修行したい。 と、心の声が言っているのを感じた。だから、、またそれを信じた。気づけば、2〜3時間後にはメールで履歴書を送っていた。笑

そこからのことは長くなるので割愛するが、、気づけばこのダイレクト出版で、憧れていた人たちとともに働ける機会をもらい、メルマガを書いたり、会報誌を作ったり、セールスレターを書くことができている。

あのとき紙に書いたやりたいことは9割近くが実現。そして何より、俺が助けたいと思っていた、自分の親のような自営業者、中小企業の社長といった、多くの人たちの人生が「セールスライティング」、「DRM」という素晴らしい「知識」によって変わるのを目の当たりにすることができている…本当にありがたいことだ。まさに、全てはジョブズのいうとおりだった。

”「その他大勢の意見という雑音に、自分の内なる声を溺れさせてはいけない。最も重要なのは、自分の”心と直感を信じる勇気”を持つということだ。どういうわけか、心や直感はすでにあなたが本当になりたいものを知っている。それ以外のことは、全て二の次でしかない。」”

この成功法則を知ってしまったから、、もう僕はごちゃごちゃ理由をつけて、自分の頭で考えたものを自分の心の声や直感に優先させることはしない。もちろん全く考えないというわけではないけれど、最終的な決断は、絶対に自分の心に聞いたものを優先させる。親とか友達に相談したり、決断を委ねるようなことはしない。

もし、これを読んでいるあなたが就職活動や、進むべき道に迷っているなら、、、自分の直感・心の声を信じてみよう。これまでの経験から断言できるけど、給料とか、会社のブランドとか、、肩書きとか、福利厚生とか、他人からどう見えるかといったことで会社を選ぶと”1000%”後悔する。

これから残りの人生、新卒なら40年以上。その仕事をし続けるとして、、本当にそれだけで続けていけると思うだろうか? 僕は最初に入った大企業を入社から4年半で辞めたけど、その時点で大学時代の友人の6割は転職していた。そのときに、自分の直感に従って会社を選んだ人はすごく幸せそうだし、、うまくいっている。

なので、頭で考えた結果パーフェクトな選択だとしても、、論理がバッチリと成り立ったとしても、、”心がざわざわするなら、それはやめたほうがいい。答えは多分、あなたの心の中にすでにある。

あとは、それを素直に聞き、信じる勇気を持つだけだ。

萩原 敬大

PS.
僕が大好きな高橋 歩さんの名言をいくつかピックアップ。彼の生き方がとてもカッコよくて好きです。

”「何をやるにしても、気持ちのよくないことは続かない。自分を偽りながら 無理に続けていると、性格は曲がり、顔がひきつり、しまいには病気になってしまう。自分のやりたいことで、いい仕事をすること。それが、一番、世の中のためになる。」”
”「好きだから」「やりたかったから」「楽しそうだったから」行動の理由はこれで充分だ。動機がシンプルなほど、エネルギーは強い。ぐちゃぐちゃ細かい理由などいらない。」”

まさに、、この通りだと思う。

12 いいね!
12 いいね!

同じタグの記事

今週のランキング

萩原 敬大さんにいいねを伝えよう
萩原 敬大さんや会社があなたに興味を持つかも