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社員インタビュー#3|厳しい道でも自分で機会を作り自己成長させてきた3年間|松本 巧

2020年に新卒で入社し、併売店※からauショップへの事業部異動、店長からサブマネージャーへの役職変更と、自己成長のために様々な環境や役職にチャレンジをしてきた松本 巧さん。 そんな彼に、今まで自己実現の為に取り組んできた、アクションについてお話を伺いました。

※併売店…au、ドコモ、ソフトバンクなどの複数の通信会社を取り扱っており、一箇所で自分に合った通信会社を比較検討出来る携帯ショップのことです。

日本を変えられるような偉大な経営者になりたい

◆|ディ・ポップスに入社したきっかけはなんですか?

就活の時の自分の状況や目指す先が、驚くほどマッチしていたからです。

お恥ずかしい話、大学時代は不真面目な学生だったので、1年留年をしてしまいました。その際に自分を見つめ直し、将来自分は何になりたいのかを真剣に考えた結果『凄い人』になりたいと思いました。
じゃあ『凄い人』って、いったいどういう人の事を言うんだろうと考えた時に、松下幸之助さんの『道を開く』という本に出会い、感銘を受け、経営者を目指そうと思いました。
ただ、当時それを人に語ると、こちらは本気で話をしているんですが、ほとんどの人が笑ったり馬鹿にしたりしてきたんですよね。すごく悔しくて、だったら「人の夢を笑うようなそんな社会すら変えてやろう!」と思い、ただの経営者ではなくて、日本を変えられるような偉大な経営者になりたいと思うようになりました。
しかし、偉大な経営者になるためには何が必要なのか具体的にはわからなかったので、当時就職活動中に利用していた就活エージェントに、どんなスキルや経験が必要かを相談したところ、ディ・ポップスを紹介してもらいました。

私は大阪生まれ大阪育ちなので、最初は東京で就職をするつもりはなかったんですが、紹介をしてくれた就活エージェントの方が本気で薦めてくださり、交通費も出してくれるとのことで、東京で開催されていたディ・ポップスの説明会に参加しました。

その説明会で、後藤社長が海外留学をした際の話を聞きました。
「海外留学を通して世界中の学生達と触れ合い、彼らのチャレンジスピリッツに感銘を受けた。日本にもそのような若者がチャレンジ出来るステージを創らなければ日本の未来はない」と考えたことが起業をするきっかけになったというお話で、まさにこれだと思いました。また、『若者にチャンスを、そして夢を与える事が出来る企業を目指す』という経営理念が、自分の状況や目指す先と驚くほどに繋がり、運命めいたものを感じ入社を決めました。



彼と本気で向き合うことが出来たのなら、これからは誰とでも向き合うことができる自信になった

◆|店長時代に印象に残っているエピソードはありますか?

毎日のようにミスやお客様への誤案内を繰り返してしまうスタッフと、本気で向き合って指導したことです。
そのスタッフとは半年ぐらい一緒に働いていたんですけど、半年経っても成長を感じられずにいました。

  • 教えたことができない。
  • 自ら知識を付けるための勉強をしない。
  • 登録前の確認をするように言ってもやらない。 etc...

なぜ彼は何度言っても同じミスを繰り返すのか、自分には全く理解が出来ませんでした。
けれどそう嘆いていてもお客様からのクレームは来てしまうので、早く改善しなければならず、そのため、自分のプライベートの時間もかなり使い彼を指導しました。
毎日のように面談をしたり、日報を付けて振り返りをさせたり、様々な仕事をさせてみたりしました。そこで結果が出たものがあれば、何故結果が出たのかを本人と一緒に深掘りをして、そうやって彼の強みや弱み、不得意や得意を並走する形で探していきました。

結果、彼は黒か白かはっきりしてることだったらできる事がわかりました。
接客ってグレーな部分が多いというか、正解が無いじゃないですか? お客様によって正解が違う。彼は臨機応変に対応するような接客は苦手でしたが、その代わりトークスクリプトを与えてお客様に架電をするなどの、型が決められているものは他の人よりできたんです。この業務なら一日中出来るみたいで、最終的には彼の架電から多くのお客様に来店頂くことができ、お店の実績向上にも貢献してくれました。
その後彼は自分の強みを活かせる夢を追って、この業界から卒業をしてしまいましたが、今でもたまに連絡を取って飲みに行く仲として、関係は続いています。

◆|この経験は自分にどのような影響を与えましたか?

この経験以前の自分は、自分と違う人を理解したり、受け入れたりする事ができなかったんですけど、それができるようになりました。そして、彼と本気で向き合うことが出来たのなら、これからは誰とでも向き合うことができると、自分の自信にもなりました。
メンバーと仕事をする上で、その人の強みだったり、逆に弱みだったりを知るためには、たくさんコミュニケーションを取り、本気で向き合い、深く知ることの大切を実感したので、この『本気で人に向き合う』という経験は、今も自分の中で生きていると思います。
あと、彼自身もこの経験があったことで、その後の人生の選択が出来たのだとしたら、自分の仕事は人の人生に少しでも貢献できる仕事なんだと知るきっかけにもなりました。


成長をしたいから異動をしようと思った

◆|今まで大きな失敗はありますか?

2022年8月に統括店長として、2店舗の店長を任せてもらったんですけど、その結果は散々なものでした。
2店舗とも少し実績が落ち込んでいるようなタイミングだったので、どちらもV字回復させてやる! という意気込みで挑んだのですが、結果は2店舗合わせて100万近くの赤字を作ってしまいました。

要因としては、先ほどの経験から、時間を使ってメンバーとコミュニケーションをとって巻き込むというマネジメント方法は出来たんですけど、逆を言えば、膝を付け合わせて時間を使って信頼を掴むようなマネジメント方法しか引き出しが無かったんです。
そこでいざ2店舗分の店長をするとなると、メンバーの人数が多いため、1人のメンバーに対して1か月で数日しか顔を合わせることが出来ない状況でした。そうなると必然的に時間を使ってメンバーを巻き込むというマネジメント方法が取れず、全くメンバーを巻き込むことが出来ませんでした。

そこで今度は数字でメンバーを管理しようと思ったんです。ただ管理と言っても、上から目標値だけ落としてそれをやらせるみたいな、ただの実績配信botみたいな状態になりました。とりあえず数字数字みたいな。今振り返ると、ただ管理者のエゴだけをまき散らす状態になっていました。
まーその結果、当たり前ですけど、メンバーは誰もついてこなくて大失敗という……。超反省しました。この経験は今に凄く活かされているので、今思うと良い経験でしたが、当時はかなり落ち込んだのを覚えています。

◆|その失敗からなぜ事業部を異動することになったんですか?

前述の大失敗から、数字だけでコントロールをするマネジメントや、時間や労力頼りのマネジメント以外で、メンバーの信頼を得るための向き合い方を学びたいと思いました。
そのタイミングで、上長に1店舗だけど、規模の大きい併売店の店長をやるか、事業部を異動してauショップの店長をやるか選択する機会を得ました。

正直このままもう一度併売店の店長に戻っても、今回の失敗の反省を活かせないし、大した成長も出来そうに無いと思いました。むしろ自分が身につけたいマネジメントができているイメージがあったのが、auショップの店長達だったので、その場でauショップに異動したいと返事をしました。迷いは一切無かったです。

今までのやり方が通用しない

◆|同じ携帯販売ですが、事業部の違いはありましたか?

携帯販売という点では同じですが、ビジネスとして全く別物でした。
これは併売店の時にも聞き及んでいましたが、実際体験すると本当に全然違います。

併売事業は全ての携帯電話会社を比較検討から契約まで行う事ができる店舗なので、携帯相談窓口としてお客様に合った携帯電話会社をご提案することが出来ます。
しかしauショップは、auとUQ mobileを専門的に取り扱う店舗なので、お客さまからの質問には何でも答えることが出来るように、深い知識が必要でした。

また一緒に働くメンバーも、僕がその時まで所属していた併売店というのは、ソフトバンクのメンバーやauのメンバーというように、それぞれのキャリアから目標を出されているメンバーで構成されていましたが、auキャリアはほとんどが自社グループのメンバーで構成されています。ですのでメンバーが自主的に目標を追いかけることはなく、こちらが1から10まで落とし込みをする必要があり、そこは難しいと感じる部分でした。
ただそのような環境だからこそ、メンバーに納得してもらうためにはどのように伝えれば良いかということを考えられるようになり、自身が身に付けたかった『数字だけでコントロールをする方法とは異なるマネジメント』を学ぶことが出来ました。

◆|事業部を異動して苦労したことはなんですか?

今までのやり方が通用しなかったことですね。
先程も述べたように、併売店ではキャリアから個々に目標を出されているメンバーが多いので、メンバーの目標数値に貢献したら感謝されることが多かったんです。なので事業部が変わっても同じ考え方で、初っ端から獲得をして印象付けるぞ! と思い、みんなに「この商材を獲得できたよ!」って言ったんですよ。そしたらただ「へーすごいですね」と言われて(笑)
あー、そっか! 個々の目標がある訳では無いキャリアショップだと、獲得をしても別に有り難がられないのか! と実感しました。
そこでこのやり方が通用しないのなら、僕は店長として何も出来ないなと思ったので、気持ちを新たに新卒と同じ姿勢になって、まずメモとペンを用意し、わからないことを全部教えてもらうことから始めました。
一般的には、登録する前の確認は店長がするのですが、当時の自分は正解がわからないのでチェックが出来ない。「この手続きの受付はお店で出来るんですか?」「こういうのってどうやって変更すればいいですか?」みたいな質問にも答えられない。
なので「よし! じゃあ問い合わせ窓口に聞こう!」と質問してくれたメンバーと一緒に窓口に問い合わせをして、窓口からの回答を一緒にメモして「そうなんだー」ってやっていました(笑)
そうしていたら、みんなが自ら窓口に確認をするようになったんです。そしてその回答を僕にも教えてくれるので、自然と一緒に学んでいくスタイルになりました。
このスタイルのおかげもあって、僕だけじゃなくメンバーの成長速度も早めるきっかけにもなったのは嬉しい誤算です。

あと、急に異動してきたヤツが店長になるのは、既存メンバーからしたらあまり気分の良いものではないだろうなと思ったので、誰よりも働こうと思いました。
「新卒と同じ気持ちでやります!」というコミットと「今は本当にまだ何も出来ないですが、3ヶ月後にはどの他の店長よりも、この店舗のこの店長と一緒に仕事が出来て良かったって思えるような環境にするので、最初は助けてください!」とメンバーに伝えました。
掃除をしたり、メモを取ったり、休憩も一番最後に行くみたいな必死な働き方をメンバーに見せた結果、特に嫌な雰囲気になることもなく、自分を受け入れてくれました。

これを見栄を張って『俺は出来るスタンス』で最初やっていたら、絶対失敗したと思うんですよね。そこを最初に気が付けて良かったと思いました。

この事業部を変えられるのは自分しかいない

◆|サブマネージャーになった経緯を教えてください。

異動をしてから最初の3ヶ月は、余裕がなくて自店舗とか自分のことしか考えられなかったんですが、余裕を持てるようになってからは『auショップでは当たり前になってはいるけど、疑問視をした方が良いと思うこと』が多く見えてきたんですよね。
でもそれは、他事業部から異動してきた、ある意味『よそ者の自分』だからこそ気付ける視点だなと思いました。auショップの固定概念みたいなものを良いものに変化させるためには、他の事業部の血が入った自分こそが適任だと思い、この事業部を変えられるのは自分しかいないと思いました。
その時に、事業部全体を見れるもう一段階上の立場になりたいなと思いました。

正直auショップの経験値でいったら僕は一番低いですし、僕よりも実績を出せる店長や、メンバーの成長を促進できる店長とかも全然いたと思います。でも僕はよそ者なので、ある程度知らない間柄だからこそズバズバ遠慮なく言えるんです。「新卒のときにお世話になったから言いにくいなぁ」とかもないし(笑)それは自分しか出来ないメリットだなと思いました。
そんな風に考えていたら、異動して半年過ぎに人事からサブマネージャーの公募が来たんです。迷わず立候補しました。

◆|店長とサブマネージャーの違いはありましたか?

やっていることは、店長の延長線ではあるなと思っています。
事業部のメンバーが60人ぐらい、店長・副店長だけでも10人20人いるので、そこの規模感は違いますが、普通に接客も入りますし、店長時に店舗メンバーと向き合った時と同じように店長や副店長に向き合ったり、店舗の改善案の吸い上げや、売り場作りなど細かいところを見ていくのも店長の時と変わりません。ただやっていることの規模がかなり大きくなってるというイメージです。

ひとつ違うところを挙げるとするなら、僕が出来ないことは店長も出来ないという責任の重みが違います。例えば、僕が目標を達成させるためのアクションの引き出しが少なかったり、目標達成の計画を立てることが出来なかったら、店長のアクションも同じように制限されてしまいます。なので、みんなの出来ることや視座を引き上げて、成長を促すことが出来るように、自分はみんなの三倍成長していくようにする必要があるなと思っています。

今日、明日、明後日とかに感謝されるより、5年後、10年後とかに感謝されたい

◆|今後の目標や目指しているものは何ですか?

店長の時からそうなんですけど、関わったメンバーには「あの職場で働いた経験があって良かった」と思ってもらいたいです。
僕は今日、明日、明後日とかに感謝されるより、5年後、10年後とかに感謝されたいんです。それを考えた上で、自分ひとりでは限界があるので、事業部全員は難しいかもしれないんですけど、店長・副店長にもそういう考え方でメンバーと向き合ってね、という話をすることは出来るかなと思っています。

入社前に掲げた『偉大な経営者になる』という夢も、入社の時よりは近づいていると思います。
入社してすぐに、入社後3年ぐらいで事業部全体を見れる立場になりたいと目標を立てていました。現状、その通りには進んでるんじゃないかなとは思っています。
とりあえず今は、やらないといけないことがたくさんあるので、自分の出来ることを常に増やす努力をすることで、徐々にではあると思うんですけど、夢に近づけると思っています。

弊社には『クレド』という、経営  哲学であり、全社員が行動する上での指針とする18か条があります。そのクレド13番に『自己実現・自立への決断』というものがあります。 内容は『現在置かれている環境で自己実現が難しい場合、現状に埋もれていくのではなく、自分で機会を作り、機会によって自らを変え、自己責任において人生を全うする強い決断力を養います。ディ・ポップスは自己実現を目指す人を常に尊重し、応援します』というものです。

自己成長のために部署を異動し、事業部を良くするためにサブマネージャーになった松本さんは、まさにこのクレド13番を体現するような人物だなと感じました。これからも活躍を楽しみにしています。

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