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世界まるわかり!グローバルキャリアを歩むための心構えインタビュー

皆さん、こんにちは!

COUXU株式会社の人事担当、川﨑です。

「グローバルに働きたいな」って憧れることはありますか?昔から海外ドラマばっかり観ていた私は【グローバル=憧れの的】なんて思っていた時代もありました。憧れかどうかは置いといて、やはり日本に限らずグローバルな環境で培う経験はその人自身のキャリアに大きく影響を与えると思います。インターン生への説明会や面談を通してもやはり漠然とグローバルな仕事を視野に入れている人は多い気がします。

しかし、「グローバルに働きたい」と言ってもルートは数えきれないほどあります。外資系企業、海外の現地企業、日系企業で海外駐在員、海外向けサービスを展開する日系企業などなど、、、。これら全てを吟味して自分に合う働き方を見つけるってとても難しいことですよね。

私たちは、そんな「海外で働きたいけど不安が大きいという方の力になりたい」と思い、グローバルに働く2名の方にインタビューをいたしました。今回インタビューに協力して頂いたのは、弊社メンバーの西川と外資系を経て日系IT企業で働くT.Sさんです。

簡単にご経歴の紹介

西川千晶さん COUXU株式会社 海外営業部

元々看護師として活動していたが、学生時代に行なっていた個人事業やマーケティングに挑戦したいと思いCOUXUに入社。当初は国内営業として日本企業向けにアプローチしていたが、今年4月より海外営業部に異動し地域問わず様々な国にアプローチしている。

T.Sさん 日系IT企業 Slerオペレーションチーム

前職は外資系のIT企業に従事していたが2020年3月に転職。海外案件に挑戦したいと思い現職の日系IT企業に転職。昨年の4月からは海外駐在員としてインドネシアに赴任している。


ちなみにCOUXUはクロスボーダービジネスを支援している日系企業で、従業員22名のうち7名が外国籍という非常にグローバルな環境です。COUXUメンバーについて知りたい方は是非、以下の記事も覗いてみてください。
COUXUで輝きたい人必見!MVPの選定基準大公開SP | COUXU株式会社
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今回のインタビューでは、自分が海外で働く場合「どのような環境が想定されて、どのようなスキルが必要なのか」という部分を日本と海外のギャップを交えながらお伝えいたします。

「現地で働くには言語力以外に何のスキルが必要なのか」

「自主的に動けないとダメっていうけど、どのくらい自主性が必要なの?」

など実際に働いてみないとわからないようなお話を通して、自分のキャリアプランと向き合うきっかけになれたら嬉しいです!

それではインタビュースタート!

ーなぜ今の会社に入社しようと思ったのですか?

西川 私は看護師からの転職だったので業種業界の軸というより「インターナショナルに働きたい」という思いがまずありました。あとはビジョン・ミッション・バリューとか、会社の大切にしている企業理念と自分の人生観と一致しているところがいいなと思ってました。

川﨑 そうなんですね。海外に直接行っちゃおうかなっていう選択肢はなかったですか?

西川 特になかったですね。完全に未経験での転職だったので、海外に行くってなると学校に通い直すところからスタートになっちゃうんですよね。今は20代はバリバリ働いて経験積んでからやりたいことやっていこうと思っています。

川﨑 確かに、何事も経験積んでから考えた方が良い方向に行きそうですよね。T.Sさんはどうですか?

T.Sさん 私はやはり海外案件に挑戦したいという思いがあったので、海外の現地法人のある会社かつ赴任プログラムが充実しているという点で選びました。

川﨑 なるほど。海外案件に挑戦したい場合、外資系の方がチャンスはあるように思いますが日系企業を選ばれた理由は何ですか?

T.Sさん やはり赴任プログラムが確実にあるという点ですね。外資系企業だからと言って必ずしも海外案件にアサインされるわけではないと思うんですね。前職も同じ外資系の会社だったんですけどちょっとチャンスがなかったという事があったので、確実に挙手制で参加できるプログラムがある会社にエントリーしたというところです。

川﨑 ではT.Sさんの経験上は日系企業の駐在員としてプロジェクトに参加した方が海外案件に参加できる確率は高いんですね。

ーちなみに海外駐在の選考面接とかってあるんですか?

T.Sさん そうですね、うちの場合だと書類選考と面接が2回あって、人事の方との面談が1回、役員の方と3対1の面談を1回して合否を貰います。

川﨑 応募した際の通過率ってどのくらいなんですか?「行きたい」と立候補したらどのくらいの人が行けるんですか?

T.Sさん ビザの関係もあって毎年受け入れできる企業さんがころころ変わったりするので年によって変わるのですが、大体1年に1〜2名で優秀な人がいればそれ以上って感じですね

川﨑 なるほど、でも言い換えれば1年に1回は毎年チャンスがあるんですね。毎年応募してても行けないケースとかってあるんですか?

T.Sさん いやー、ないと思います。応募自体そこまで多いわけではなくて、自分の応募した年に落ちたメンバーは翌年通過してました。

川﨑 おおー、行きたい人が無理なく行ける仕組みになっているのは良いですね。

ー海外と日本のギャップは何ですか?

T.Sさん 私の場合だとオペレーションチームなのでお客さんと直接関わることがないんですけど、内部の話でいうとインドネシア人のメンバーと一緒に働いているので、指示の仕方とかフォローアップの仕方が日本と異なるかなと思います。

日本だと、阿吽の呼吸で話せて「細かい業務は言わなくてもできるよね」っていう雰囲気があるんですけど、インドネシアだと細かい業務もはっきり言わなきゃいけないっていうところが大きく違うかなと思います。

多分どの国もそうなのかもしれないですが、言われてないことはやらないっていうところはあります。ただ彼らは言われたことはきちんとやってくれて本当に熱心な人が多いです。だからこそ指示する時は”暗黙の了解”みたいなものはない様に明確な指示を伝えることが大切だなと実感しました。

川﨑 なるほど、難しいですね。西川さんは国内営業から海外営業への部署異動で一緒に働くメンバーもクライアントもガラッと変わったと思いますがT.Sさんの話で共感できる部分とかありますか?

西川 そうですね、COUXUでしか経験していないので比較対象が限られているんですが、私 が個人的に感じたことは、マネジメント面が大きいかもしれないです。

国内営業部の時だと、週1で目標設定をして現状の稼働・数字進捗の確認とネクストアクションについてミーティングをしていたのですが、海外営業部に行くとそういうのはなくて結構自由だなと思いました。だからこそ目標管理とか自分でできるようにしないといけないと思います。

川﨑 たしかに、自己管理を徹底していかないといけないですね。

西川 あとは、海外メンバーは仕事は仕事、プライベートはプライベートで結構分けていますね。ちゃんと定時で終わらせてワークライフバランスを大切にしているなって思います。

T.Sさん うん。確かに海外メンバーはそんな残らないですもんね。もちろん、作業とかがあれば残ることはあるんですけど、インドネシアの方はイスラム圏になるので、特に金曜日になると早めに帰って家族を大事にするという考えが多いですね。


※インドネシアでの生活、サテライトオフィスの様子

ー研修の手厚さって違いますか?

川﨑 やっぱり仕事への向き合い方とかも少し変わってくるんですね。T.Sさんは外資系企業と日系企業、駐在先に従事経験がありますが、日本と海外の研修の手厚さってやっぱ違うなって思いますか?

T.Sさん うちの会社の場合は基本がOJT形式なので、目立って研修を行うってことはないです。ただ、本社の場合は3-4ヶ月くらい座学の研修をやってOJTに入るやり方ですね。ただ、インドネシアでいうと“新卒”という概念がないのでインターンシップを通してスキルを磨いてから正社員で働くというやり方をしています。

川﨑 なるほど、では言語力とは別で元々のスキルや自分で考える力がないと、海外のメンバーといきなり働くっていうのは結構難しいところがありますかね。

T.Sさん それはありますね。やっぱり自主制っていうのは求められます。確かにジョブディスクリプションに基づく契約の中で稼働していて、それ以外のことはしなくていいんですが、その中でどうやるかっていうとこですかね。

川﨑 まさに西川さんが感じたギャップの状況ですね、

西川 そうですね、「何がどういう目標で何をしなければならないか」を自分で考えて自分で動かないといけないというのが、色々な意味で自由って感じですね。本当に自由度は高いです。

T.Sさん まあ、ある程度の指示はマネージャーから頂けるけど、そこをどう処理するかっていうのは自分で考えないと行けないですよね。

川﨑 結構、仕事への向き合い方が大事になりますね。西川さんの場合だと、営業先も日本から海外に変わって対応のギャップとか感じますか?

西川 そうですね、私は結構いきなり海外企業に電話して営業しているんですけど対応のされ方が違うなと思いますね。日本とかアジア圏とかであれば比較的丁寧に対応してくださるんですけど、欧米・ヨーロッパははっきりしてますね。

T.Sさん それは私も感じます。前職でヨーロッパ系のお仕事をやっていたことがあるんですけど、チャットとかも自分のやり方に合わせてくれみたいに巻き込んでいるような方も時々います。結構、粘り強さというか必要になりますよね。

西川 そうですよね。まあその電話かける国によって割とその日のメンタルが変わってきますね

※COUXUのオフィス、社内イベントの様子

ー何かアドバイスするなら何を伝えたいですか?

川﨑 割とその国の国民性を実感しやすい環境ですね。もしお二人が海外の人と働きたいって思っている人に何かアドバイスするなら何を伝えたいですか?お勧めの環境とかあればそれも聞きたいです。

西川 どちらかを勧めるというよりかは人によると思います。物事を自分で考えて進めていける自主性のある人は、海外で働きたいって思ったら働いていいと思います。 外資系って能力重視みたいなところがあると聞くので、自主的に行動して結果を出す自信があればいいと思います。自分の物差しでしか測れていないので断言できないですけど。

T.Sさん もうこれは人それぞれとしか言えないのかなと思います。いきなり海外でやるのはハードル高いなって思うのであれば、例えばグローバル事業部とかで仕事をするとかでもいいのかなと思います自主的に行動できる人とか現地の人と密に仕事をしたいという思いがあれば現地に行ってもいいのかなって思います。

ーどのくらいの自主性があればいいと思いますか?

川﨑 結構、“自主性”が鍵になりますね。少し難しい質問ですが、海外で活躍するためにはどのくらいの自主性があればいいと思いますか?

T.Sさん そうですね。まず「自分の責任範囲とかを理解できる」っていう事が第一かなと思います。お金とか契約のことは個人では決められませんが、その中でどの範囲を誰にどう依頼するべきなのかを自分で解釈して実行する必要があるかと。例でいうと『令和の虎』のプレゼンみたいな。「何の課題があってどういう風に変えなきゃいけないからお金を出してほしい」みたいな交渉ができるといいのかなと思います。

川﨑 そう考えると結構難易度高いですね。

T.Sさん でも、それを完璧にできなきゃいけないって訳ではないです。ただ、通じる部分はあると思います。要は、「根拠・課題・解決案」の3点を抑えて話せるようになると自ずと自主性というのがついてくると思います

川﨑 なるほど、他にアドバイスとかありますか?

西川 やっぱり。ダイバーシティな環境に憧れを抱く人も多くて個々を尊重するところが良い点だと思うのですが、逆に「絶対に自分の決まったやり方でやりたい」っていう人だとちょっと難しいのかなと思います。色々な国の人がいるので自主性を持ちつつも、その人たちに合わせていく。柔軟に対応していく必要があると思います。難しいですけどそこの塩梅が上手く対応できる人がいいと思います。

川﨑 難しいですね、自主性を保ちつつも自我の部分が強くなってしまうと良くないってことですよね。

T.Sさん 確かにそうですね、我々は駐在員というと本社から来た、派遣された人というふうに 現地のスタッフから見られてしまうので、何でもできる人というふうに見られてしまうんです。なので自我が強すぎると彼らがついて来てくれないという事もあったりするので、お互い協調したりとか文化慣習・宗教とかも尊重しながら、そういうのを意識しながら働くというところが大事です。

皆さん、いかがでしたでしょうか?お二人のお話を聞いていると「海外の人と働くリアル」って感じがしますね。「外資系企業より赴任プログラムのある日系企業の方が海外案件と携われる可能性が高い」という事や「海外で活躍できる“自主性の基準”」についてお伺いできたのは面白いですよね。自分がイメージだけで物事を見ていたんだなと実感する回でもありました、、。(こればかりは素直に反省します)

キャリアを考える時に「何をしたいか」だけでなく、「どのような環境で、どのようなスタンスで、どのように動きたいか」自分としっかり向き合うことで理想が見えてくるのではないでしょうか!

最後に

ここまで記事を読んでいただきありがとうございます。COUXUでは多様な環境の中で「他者に寄り添い、互いを尊重しながら関係性を築く」ことを大切にしています。そんな私たちと日々成長しながら行動していきたいという方、是非COUXUの一員になってみませんか?

「海外にたくさん友人を作りたい!」

「日本の商品を海外に広めてみたい!」

「ベンチャーで自分の力を試してみたい!」

少しでもこうした思いをお持ちの方や、今回の記事を見てCOUXUに興味がわいた方は、ぜひ下記のページをチェックしてみてご応募ください!

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