こんにちは、株式会社コーボー人事の梁瀬です。
先日、コーボーの福利厚生・制度紹介、第7弾として、「産休・育休制度」についてご紹介させて頂きました。
記事→産休・育休を経て、復職しました!~コーボー初の制度運用~【福利厚生・制度紹介vol.7】
今回は、第8弾
「エンジニアの新評価制度」
について、お伝えさせて頂ければと思います。
とはいえ、実はこちらの制度刷新は
まだ道半ば!
2020年10月からエンジニアの方々、セールス、人事にて思考を始めました。
コーボーの仲間として在籍してくれているエンジニアの方々に、よりよい環境を作っていきたい!
その一心で、進め方の工夫などを行い、
2020年1月より、新たな賞与制度の運用開始しております。
今回は、この、賞与制度についてご紹介をさせて頂きます。
【コーボーの福利厚生・制度紹介企画とは?】
コーボーの福利厚生や制度、取り組みについて1つ1つどのような想いがあって作られたものか?どんな制度なのか?などをご紹介させて頂く企画。
現状のコーボーの評価制度
コーボーの評価制度は2018年1月から運用がスタートいたしました。
コーボーではコンピテンシー評価という評価制度を導入しており、各職種・各等級ごとに求められる役割から10個のコンピテンシー項目が定められています。
等級は全部で12等級(メンバー、マネジメント、職人が各4等級ずつ)が用意されており、各職種ごとに設計がされています。
ざっくりとなご説明になりましたが、各職種・各等級ごとに求められているコンピテンシー項目を半期の中でどのように行動として発揮できたか?によって評価が行われてます。
運用開始当時はまだ社員数も9名。本社で働く方々のみで組織は構成されていました。
そして、2018年7月にシステムエンジニアリングサービス(以下、SES)の事業で初のエンジニアが入社し、そこからSES事業のエンジニアの人数は徐々に増えてきました。
SES事業のエンジニアは顧客に常駐し、開発を行っているため、普段の業務の様子を常に見ることはできません。
そのため、現行のコーボーの評価制度ではもちろん「納得度を高める」難しさを認識していました。
評価制度を改定していくにあたり、一番重要なのは
コーボーのSESエンジニアの方々にとって、納得度が高いと感じられる評価制度であること
よって、今後少なくとも1,2年の運用は見越して、今よりも納得度の高い評価制度を作りたい!という気持ちで、評価制度をエンジニアの方々と作っていける体制が整った、2019年10月より委員会を発足し、新エンジニア評価制度構築をスタートさせました!
現場からの声
これまでにも、エンジニアの方々からはご意見や声を頂ており、そこには以下のような声がありました。
市場価値を高めていきたいけど、そもそも市場価値を高めるためには自身の単金を知りたい!
やっぱり現場にいるから、コンピテンシー評価だけだと、納得度は高いとは言えない
これはコーボーがというよりはSES業界全体として、給与にどれほど自身の単金が還元されているか不安視する声がある
エンジニアの市場価値が昨今高まっているので、自分自身も市場価値に見合っていると感じられたらサイコー!
SES事業のエンジニアの方々は案件参画時にわかりやすく売上が発生するので、より上記のような想いを描きやすいのではないかと感じます。
どんな世界になったらいいのか?
まずは、「納得度の高い世界ってどういう世界!?」というところから委員会の議論はスタート。
その中で以下のような声が出てきました。
新エンジニア評価制度の設計
上記のような世界を作ることをゴールに、新エンジニア評価制度の設計をしていきました。
実は、この制度設計にあたり、やはり一番の大物は評価制度自体なのですが、特に課題の中にもあり、ゴール設定にもある
市場価値との一致感
という部分は、評価制度はもちろん
賞与制度
にも関連させて、その世界を作っていくことができるのではないか?と考えた委員会は、先んじてこちらの設計に取り掛かることにいたしました。
新エンジニアの賞与制度
今回の記事では、賞与制度を決めるにあたっての紆余曲折の議論は長くなってしまうので、一旦置いておくとして(もしもご興味あれば是非ご面談の中でもお伝えいたします!)
新しい賞与制度を一言で言うと・・・
仲間達一人一人の売上の70%を報酬還元致します!
という制度です。
この数字だけ見るとすごいインパクトのある制度となりました(ノ´▽`)ノオオオオッ♪
ここで誤解がないようにお伝えしておくと、あくまで売上の70%を”報酬”還元なので、賞与として70%還元をするのではなく、給与や賞与を含む報酬全ての還元が70%と致しました。
賞与原資=【売上×70%】ー【人件費(社会保険なども含む金額)+交通費】
これが賞与原資の計算ロジックです。
これを人ごとに毎月計算し、プラスとなった金額が賞与原資となり半年に1度それが還元される仕組みを作りました。
賞与制度設計におけるコーボーらしさ
さて賞与原資の計算方法などは決まりましたが、次はそれをどのように分配するかです。
上記のロジックですべて個人の成果が個人に還元されるのって、フリーランスと何が違うのか?
チームで振り分けるとしたらどういう係数で振り分け、還元するのか?
など議論をしていきました。
賞与なので、個人の頑張りが還元される制度にしたい!
このような共通意識は委員会であるなかで、最終的にはとてもコーボーらしい原資の分配方法が決まりました。
それは・・・
原資の50%を一人一人の単金による成果への還元
原資の50%を一人一人の評価による成果への還元
というものでした。
このような制度設計にすることにより、単金という成果も、評価という成果も含めた個人の頑張りや成果が一人一人に還元されるという仕組みを作りました。
(実際に議論の場で使っていたホワイトボードの一部)
まとめ
2020年1月からは、評価制度本体をどのように改定していくのか?という議論がスタートしており、5月までにすべての設計を終え、7月からは評価制度も新制度にて運用をスタートする予定です。
今作っている評価制度も、今回ご紹介させて頂いた賞与制度も、
今のコーボーのエンジニアにとって納得度の高い制度
であり、市場の変化や環境の変化、会社や事業、組織の変化によって、「納得度の高い」と言えなくなる時期はくると思っています。
むしろ、それは当たりまえのことで、制度も状況に応じて柔軟に変化させ、その時によりフィットしたものをこれからも仲間と共に考えていきたいと思っています!
最後に
今回、委員会をはじめ、制度設計において意見をくださったコーボーのエンジニアの皆さんにとって、コーボーで働くという理由のひとつにこの制度が存在してくれたらとても嬉しいなと思うとともに、いつも人事の取り組みにも前向きに取り組んで下さり、制度理解にも自分事としてしっかり向き合ってくれるエンジニアに囲まれて、とても幸せだと感じています。
そして、まずスタートした賞与制度にも、
新制度を形にするために、関わってくれた人たちに感謝します!おつかれっした!
この制度、採用の時にも打ち出したらきっと素敵なエンジニアさんが集まってくれる制度だと思います!
という心強い言葉をエンジニアの方々から頂けて、私も、委員会のメンバーもとても嬉しく思っています。
これからも、コーボーで働くエンジニアの方々にとって、楽しく働け、選ばれる組織になるように引き続き頑張っていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします。
そして、この記事を見て少しでもコーボーのエンジニアとして働くことにご興味を持っていただけた方はお気軽にご連絡を頂けると嬉しいです!