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エスト・ルージュのPMが持つ役割とは?パートナーと共創するやりがいと面白さ

2016年の創業以来、エンターテイメント業界を中心に幅広く受託開発事業を展開してきた株式会社エスト・ルージュ。世界各地に拠点を構え、最先端技術を駆使しながらクライアントと新規サービスの開発に取り組むエスト・ルージュでは、どのような働き方やカルチャーが根付いているのでしょうか。
今回はプロジェクトマネージャー(以下、PM)として活躍する河原さん、寺澤さんのお二人にインタビューを実施。エスト・ルージュの組織の実態とともに、PMの役割ややりがいについて伺いました。

合理的な働き方やマネジメントに対する思想に共感してジョイン

―お二人はなぜ、エスト・ルージュに入社したのでしょうか?

寺澤:働き方に共感したのが大きな理由です。当社は基本的にリモートかつドキュメントベースで業務を進めているのですが、状況に応じて柔軟にオフラインでの会議やビデオ通話も利用します。
その根本にあるのは「合理性」です。例えばSlackやチケット管理システムで行う非同期コミュニケーションは低コストで、対面は高コストである――こういったコスト軸で考えるのがまず一点。一方で、非同期よりも同期的にコミュニケーションをしたほうが効率的なケースは確実にあります。こうした複数の軸で見ながら、その時々で一番合理的な選択をするのが、エスト・ルージュなんです。ミーティング一つをとっても、実施すべきかどうかは判断軸を記載したドキュメントを基に決めています。

河原:私も寺澤さんと同様です。あとは、英語を公用語として採用している点も魅力的に感じましたね。社内だけではなく、クライアントとも英語でコミュニケーションをする下地が整備されていました。
もう一点面白いと思ったのは、マネジメントに対する考え方です。私にはITのバックグラウンドがなかったので、実はエスト・ルージュでしっかり働いていけるか自信がない部分もありました。しかしCEOの野村は「マネジメントにおいては全体を俯瞰しながら自分で調べ、理解する力のほうが重要である」という考えを持っていて、個人的に共感しました。

グローバル視点でマーケットを見定めながら事業を展開

―エスト・ルージュが目指すビジョンや世界観は、どのようなものなのでしょうか?

寺澤:エスト・ルージュが目指しているのは、日本のみならず、東南アジア全体をマーケットとした事業展開です。常に国際的な目線で次なるターゲットを選択し、既存の枠組みにとらわれずに新規性のある投資を進めていこうとしています。CEOの野村自身、今も東南アジアを中心に各国を視察で巡っていますしね。
これは、もともと野村がベトナムでのプロダクト開発に関わっていたバックボーンが関係しています。とはいえ、個人的な思いを抜きにしても、世界全体で見たときにマーケットとして伸長し続けている東南アジアを目指すのは、合理的な選択だと感じます。

ボーダーレスな組織形態でフラットなコミュニケーションを推進

―組織にはどんなカルチャーがあるのでしょうか。

河原:フラットにコミュニケーションを取りながら業務を進める部分は、日本もベトナムも同じだと思います。例えばプロジェクトの改善案は上長に伝えるのが一般的ですが、エストルージュでは直接CEOに提案する場面もよくあります。経営陣とフランクに話せる場も多いですしね。

寺澤:これは組織形態も関係していますね。もともと「ボーダーレス」をキーワードに組織が構築されているので、そもそも当社には上長という概念が存在しません。チームはプロジェクトごとに組成されていて、PMはあくまでプロジェクトをマネジメントするロールを担うだけの存在です。誰かが誰かの上司や部下という関係ではないんです。CEOなどボードメンバーの下に、並列でPMやPO、エンジニアが存在しているイメージでしょうか。フラットで各メンバーが自律をしている組織だと思います。

―日本とベトナム拠点で、何か違いはあるのでしょうか?

河原:ベトナム拠点は「ベトナムらしさ」のようなものが、多少社風として取り入れられていますね。

寺澤:ベトナムは文化的に、会社で派手なパーティーをしたりしますしね。

河原:そうですね。Facebookなんかでパーティーの写真をアップすると採用候補者の目に留まりやすい傾向があるので、プロモーションの意味合いも兼ねています。

寺澤:ここは日本とベトナムの違いですね。日本はたまに食事会をしたり、新入社員が入ってきたらウェルカムランチという形でおしゃれなカフェに行ったりする感じでしょうか。
あと、日本側はオフィスにこだわっていますね。人が集まって話をしやすい場になるよう、ディスプレイをはじめとした備品はかなり高品質なものを導入しています。

河原:ベトナムの場合はオフィスを「コミュニティゾーン」と呼んでいます。リモートがスタンダードではあるものの、家の外で働きたい人はコミュニティゾーンに集まって一緒に働こう、というコンセプトですね。ここは日本と同じ考え方です。

クライアントのビジネスパートナーとしてプロダクトを共に創り上げる

―エスト・ルージュのPMとして働く魅力はどんなところに感じますか?

寺澤:通常の受託会社とは異なり、当社のPMはクライアントと直接やり取りをしながら、プロダクトの上流工程の仕様から決めていく役割があります。「言われたものを作る」というよりは、クライアントと密に連携をしながらプロダクトを創り上げていくイメージですね。その分責任も伴いますが、そこに楽しみを見いだせる方であればぴったりの職種だと思います。
特に、難易度の高い案件なんかだとその傾向は顕著ですね。私は以前、機械学習を用いてユーザーの趣味嗜好を割り出すプロジェクトに参画したことがあるのですが、専門分野なのでクライアント側でもなかなか技術的な内容を把握しきれなかったんです。そういう部分をPMとして調査し、どんな技術を用いるといいのかをエンジニアと議論しながら仕様提案をしていきました。ある意味、コンサルタント的な側面も担う形です。

河原:そういう意味では総合力が問われますよね。クライアントが抱えているベンダーと直接やり取りをしながらシステムのボトルネックを発見し、改善を図っていくような場面もあるので、IT知識だけではなく高い管理能力やコミュニケーション能力が必要です。しかも、やり取りは全て英語ですからね。自分の持てるスキルを総動員しながら働けるのは、大きなやりがいにつながっています。
当社にはより効率的に良いものを作ろうとする考え方があり、そういう面でクライアントやベンダーを感化できるような場面があるのも面白いです。

―いわゆる請負型ではクライアントとの上下関係が生まれてしまいがちですが、フラットにコミュニケーションができるのはなぜでしょうか?

寺澤:当社と密な協力体制を敷いた上で、同じ目線を持ってパートナーになっていただけるようなクライアントからしか、案件を受注していないからでしょうか。具体的には、一つのプロダクトを作って終わるのではなく、完成後に得たデータを基に分析を行い、継続的に改善を繰り返すようなアジャイル開発の体制ですね。
だからこそクライアントもある程度リテラシーの高い方が多くなりますし、当社のやり方に全面的に共感を持って協働していただけています。

現状の「殻」を破り、海外にも目を向けたい方には最適な環境

―最後に、エスト・ルージュへの入社を検討している方へのメッセージをお願いします。

寺澤:当社は自由度が高くやりたいことがやれる組織ですが、同時に責任も伴ってくるような環境です。「言われたことをただやるだけ」の状況から殻を破って成長したい、自分で熱意を持ってさまざまな挑戦をしたい方は、気持ちよく働けると思います。

河原:当社でなら、海外で働くための総合的な基礎力も身に付きます。エスト・ルージュを起点にして、今後海外で活躍したい志向のある方も大歓迎です。

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