世界各国のメンバーとグローバルチームで働く、Est rouge。我々は、他に類を見ないカタチのスタイルで、アジアのエンタメ業界の発展を牽引しています。
「プランナー」というとWebディレクターのような仕事を思い浮かべる方も多いと思いますが、Est rougeのプランナーはそれとは全く異なります。
アプリケーション・プランナーとして活躍中の倉重さんにお話を聞きました。
ーまず、今までの経歴を教えてください。
新卒では、中小のWeb制作会社に入社しました。大学では神学部に在籍していて、思い切り文系の人間だったんですが、Web制作やITエンジニアリングやの領域に興味があったので入社を決めました。また大学時代に海外留学の経験があったことから、ベトナムに研究所を構えるなどグローバルに進出していたことも魅力でした。ただ1年程でその研究所は閉鎖になってしまって……。その点は消化不良に終わってしまいました。
その後、未経験エンジニアとして転職を決め、あるSES企業に入社しました。学生時代からエンジニアのキャリアにも興味があり、「挑戦するなら今のうちだ」という思いがあったためです。そこで受けた2ヶ月の研修のおかげで、フロントエンドからバックエンドまで全般的に効率よく学ぶことができました。
ーそこを辞めてEst rougeへ転職することになったのはなぜですか?
2ヶ月間の研修はとても有意義だった一方で「やっぱりWebディレクターの仕事のほうが楽しい」という実感が強まっていったんです。また、初めて身を投じたSES業界での常識と、自分の価値観がミスマッチだった点もありました。そこで、ディレクターの仕事に戻るため転職を考えました。
求人媒体でEst rougeの情報を見たとき、他のどの求人よりも魅力的でした!まず、すごくグローバルな会社なのが面白いなと。実際に入社してEst rougeの海外チームと働いて、面白さを本当に実感しています。日本にはプランナーが数人しかいないのに、ベトナムにはエンジニアが100人以上いるとか、アメリカにも数人のチームがあって。
ー働き方という点でも、Est rougeは特徴的ですよね。
そうですね。リモートワークを積極的に推奨している点もよかったです。基本的にEst rougeではチャットでのコミュニケーションを推奨しています。チャットだとテキストとしてエビデンスを残しながら仕事を進められるためです。ビデオチャットの会議でも必ず議事録をとってテキストを残します。あとは通勤ラッシュからくるストレスを減らすとか、移動時間がもったいないとか、全てにおいて無駄のない考え方をしていることにも共感しました。
入社したばかりの頃、プロジェクトが立て込んでいて頻繁にオフィスに出勤していたんですが、代表の野村からは「もうちょっと家で勤務する時間を増やしてもいいんじゃない?」とアドバイスされました。自分がもっとも効率的に、生産性高く働ける形を模索してほしい、という意図なんです。一般的な日本企業では考えられないことなので、驚きました(笑)
とはいえ、会って仕事をすることでその会社のカルチャーを感じられるので適度にオフィスに行くことは重要だと考えています。結果的に選考を受けたのはEst rouge1社のみで、内定をもらい入社を決めました。
ーEst rougeでは、どんなプロジェクトを担当されているんですか?
サマーソニックやVIVA LA ROCKなどの音楽フェスで、参加者がスマートフォンアプリでチケット購入や入場、タイムテーブル・アーティスト・ニュースのチェックなど、音楽フェスのすべてを楽しめるフェス公式アプリです。また音楽フェスの現場で起こる、オペレーションをはじめとした様々な課題を解決するためのソリューション提供も行なっています。パートナーであるイープラス社から「こんな問題を解決したい」と依頼を受け、エンドユーザーの体験から業務フローの改善まで一連の流れを、ITのトレンドと掛け合わせて提案します。
Est rougeはITサービスの受託開発をメイン事業としていますが、依頼主からの要望をただなぞるだけの開発をしているわけではありません。実際にフェスの現場に行き、課題を見つけてこちらから提案するような動きを取っています。
現場の方々が感じる課題の中で、我々に依頼をいただくのは、彼らが「ITの力で解決できそう」と判断した場合が多いんですよね。もちろん、その内容に対するソリューション提供はさせていただいています。ただ、デジタルプロダクト開発のプロである我々が現場を見学することで、さらに解決できそうな課題点が見つかるんです。ここもこういう機能があれば改善できる、あの機能をプラスしてみようなどと、積極的に連携を取りながら動いています。
ーその中で、倉重さんはプランナーとしてどのような役割を担っていらっしゃるんでしょうか?
パートナーとなる企業と、開発の実作業を行う自社のエンジニアとの間に立って、プランニング・ディレクションを行う役割を担当しています。一般的な、いわゆる「Webディレクター」を想像される方も多いかもしれませんが、Est rougeのプランナーはそれとは全く異なります。転職してきて、携われる業務範囲の広さが一番衝撃的でしたね。
根底のビジネス自体を議論するような打ち合わせからプランナーが同席し、どんなサービスを作るか方向性を決め、それをどう構築するのかという段階から携わることができます。前職では、クライアントとの打ち合わせに参加することはありませんでしたが、現在は打ち合わせで直接ニーズを吸い上げることができているので、本質的な支援ができているなと感じています。
また、一つの仕事に集中できる点も大きいです。
以前の職場では、ジャンル・テイスト・納期や規模もバラバラなプロジェクトが、同時に入り乱れて進んでいました。1日の中で時間帯ごとにいちいち頭を切り替えなくてはならず、そのスイッチングに無駄な労力がかかっていたと感じます。1つのことに集中して取り組めないので、パフォーマンスも下がってしまっていたと思います。
Est rougeでは、複数のプロジェクトを並行して担当するようなスケジューリングはしません。1つの仕事に集中して最大限のパフォーマンスを追求することができますし、明確な目標に向かって走り抜けることができるので、ブレずに、最も効率的に働ける環境だと思います。
ー本質的な支援にコミットできる環境が整っているということですね。具体的な仕事の進め方を教えていただきたいです。
例えば、以下のような感じです。実際のスケジュールを紹介しますね。
★月曜日
この日は、次に始まる予定の、開発前のプロジェクトについての打ち合わせがありました。前述の通り、開発前の要件ヒアリングにプランナーも参加できる環境です。ヒアリングに向け、社内の他メンバーとすり合わせのMTGから1日がスタートしました。
10:00 社内オンラインMTG@自宅
13:00 ランチ・出社のため移動
15:00 クライアントとの打ち合わせ
16:00 仕様作成・ワイヤーフレーム作成
20:00 退社
★火曜日
この日は、開発中のプロジェクトに関する業務が多かったですね。ワイヤーフレームができた後、エンジニアチームに仕様を伝えた後の段階です。Est rougeは働く場所も時間も自由です。今日は夜に予定があったので、少し早起きして仕事開始しました。
8:00 スケジュール調整・Slackの連絡対応など
13:00 エンジニアチームと仕様のすり合わせミーティング
16:00 デザイナーとデザインミーティング
17:00 退社
★水曜日
この日は、スプリントフィードバックdayでした。エンジニアにシステムを最低限の機能で開発してもらい、プランナーに共有してもらいます。バグや、改善点を探し、改めてエンジニアに共有。これを2週間・3スプリントくらい行なっていきます。
この日は、メンバーとディナーの予定がありました。
10:00 社内オンラインMTG@自宅
13:00 ランチ・出社のため移動
15:00 ベトナムのエンジニアチームとの打ち合わせ
20:00 退社・レストランへ
月に1~2回、メンバーでディナーをしています。また、新メンバーが入ってきたときはウェルカムディナーをする習慣があります。普段から密に連携を取っていますが、必ず出社し同じオフィスに集まっているわけではないので。対面で会う時間と会わない時間のバランスをうまく取ることで、メンバー同士で会うのが楽しみになるような、心地よい関係性を作ることができているのだと思います。
ーEst rougeでプランナーとして活躍できる人にはどんな特徴があると思いますか?
「ものづくりに対して思考を凝らし、情熱を持てる人」ですね。作るものはその時々によって変わりますが、何かを作り続ける仕事なので、そこに対する熱量がないとやっていけないんですよね。
私、実は音楽に対してはそこまで熱量が高いわけではないんですよ。ただ、ものづくりが大好きで。開発したアプリが実際にフェスで使われているのを見て、やりがいを感じています。
ー今後はどんなキャリアを目指していますか?
長期的には、広い視野でマネジメントができる人材になっていきたいです。より大規模なプロジェクトにおいて、スケジュールの進捗や納品のクオリティなど、全ての責任を自分で負う。そういうことを全うしてみたい、という思いがあります。
こうした話は、代表の野村とも面談で共有しています。毎月1on1の面談の時間を設けてもらっていて、キャリア形成や自分の進捗・成長度合いなどを細かくみてくれるので、とてもありがたいですね。企業と従業員、お互いにとっていい取り組みだと思います!
グローバルなチームで働いてみたい方、クリエイティブな仕事をしたいという希望を温めている方、ぜひご応募をお待ちしています!