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クリエイティブに専念できる、 Est rougeのアプリケーション・プランナーってどんな仕事?

日本・東南アジアを中心に、強いコミュニケーションで結ばれた「グローバルチーム」を作っているEst rouge。
クライアントと開発チームの間で重要な役割を果たす「プランナー」とは、普段どんな仕事をしているのか? Est rougeのプランナーとして活躍する女性メンバー、Sayuriさんにインタビューを実施しました!

ーこれまでのキャリアを教えてください

私の仕事観のベースができあがったのは、福岡での学生時代にNPOで活動を行っていたときでした。20年近く歴史がある団体で、ご自身で会社を経営しながら学生の活動をフォローしてくださってる方がいました。OB・OGの方々との繋がりも多く、そこで出会った方々は、仕事に対して厳しく真摯なビジネスパーソンが多く、プロフェッショナルとはどういうものか?を間近に感じられました。今、仕事で大きなプロジェクトを担当する責任感や、成果へのプレッシャーを跳ね返すことができるのは、このときの経験のおかげだと思っています。

また在学中には、ITベンチャーでアルバイトをしていました。ちょうどiPhoneを初めて手に入れたばかりで、その便利さやアプリケーションの仕組みの面白さにのめり込んでいきました。大学では臨床心理学を専攻していましたが次第に、研究よりもITを仕事にする方が面白そうだと考えるようになります。
(ちなみにEst rouge代表の野村は、このときアルバイトをしていた会社の立ち上げメンバーとしてCTOを務めており、当時から面識がありました。)

大学卒業後は、福岡の制作会社に入社しました。JR九州など地元クライアントのWebの企画や制作に携わっていました。ただ、自分が本当にやりたかったアプリケーションのプロジェクトに携わることはできず……。Webサイトのディレクションも勉強にはなったのですが、自分にとってより魅力的な仕事を求めて、転職を決めました。

ーそして、アプリケーションの開発を行う会社にジョインされたんですね

はい。そのときちょうど、学生時代にアルバイトでお世話になっていた野村から声をかけてもらい、前職にて福岡支社の立ち上げを担当しました。そこでようやくアプリケーション開発に携わることができたんです。
ただ、やはり福岡は東京のプロジェクトに比べてどうしても規模や影響範囲が小さいので、自らがプロジェクトを推進したりクリエイティブに専念するという実感は持てませんでした。

その後、2016年に野村がEst rougeを創業すると同時に入社。ベトナム・ダナンチームの立ち上げに合わせて転勤し、現地で生活しながらプロジェクトに従事しました。このとき初めて自分が中心となってプロジェクトを進めるポジションに就くことができ、とてもやりがいを感じられるようになりましたね。

ーEst rougeでSayuriさんが務めているプランナーというのは、どんな仕事なんでしょうか?

現在の日本では、明確に「これ」と言える職種に当てはまらない仕事内容だと思います。強いていうならば「Webディレクター」が近いのかもしれませんが、一般的な日本企業のそれとは実態が異なります。
日本のいわゆる「Webディレクター」という仕事は、なんでも屋さんというイメージがあるのではないでしょうか。顧客折衝、ワイヤーフレーム作成、デザインディレクション、開発進捗管理、リリースに加え、プロジェクト進行中の顧客との細々とした連絡や調整で疲弊しがちなケースも多いと感じています。

それに対してEst rougeのプランナーの役割は、主にワイヤーフレーム作成、デザインディレクション、UXのクオリティ担保、という3つに絞られています。営業のような、顧客との細かい折衝といった業務はなるべく負わず、クリエイティブな仕事に専念できるような分業の仕組みを整えているんです。
日本の転職市場に出ている求人情報を一通り見てみても、Est rougeのプランナーと全く同じようなポジションの募集はほとんど見かけません。外資系の企業でいくつかあるくらいですね。

ー具体的にはどのようにプロジェクトが進むのか、事例を教えてください

例えば、クライアントから「こういうことをやりたい」というふわっとしたアイデアで相談をもらったとします。折衝を通じてビジネスアイデアの方向性を定めるフェーズでは、フロントに野村が立ち、私は企画書を作成・提案し、プロジェクトが始まります。

直近で実際にあったのは、プレイガイドのイープラスが取り扱うSummer Sonicを始めとした多くの音楽フェスについて「フェス会場でお客さんが楽しめるアプリケーションを作りたい」という要望でした。
アプリ内では、イープラスが扱う全てのフェスの情報を見ることができ、チケットも買えます。タイムテーブルを表示したり、出演アーティストのSpotifyプレイリストと連携して音楽を聞くことができます。また、自分がどの時間帯にどのアーティストを見るのか、自分だけの予定をアプリで作れたりもします。

最初に相談をもらったときは、まだここまで詳細な形は明らかになっていません。イープラスの要望に対して、 Est rougeから最近のITのトレンドを踏まえた実現方法について積極的に提案していき、打ち合わせを繰り返して少しずつ企画が形になっていきます。

Est rougeの場合は、この段階でかなり深くまでクライアントと企画を詰めて、どういうものを作るのか?をしっかりと握ってからプロジェクトがスタートします。そのため、プロジェクトの途中でプランナーが細々とクライアントに確認や調整したり、方針転換を求められたりすることが極めて少なくなります。クオリティの高いアプリケーションを作るというクリエイティブな仕事に、より専念できる環境があるんです。

ーなるほど。ボリュームが一番大きいメイン業務は何になるんでしょうか?

ワイヤーフレームの作成とUXのクオリティ担保ですね。ワイヤーフレームは簡単にいうと、アプリの設計書です。このサービスにはどんな機能が必要で、どのような形で提供されるのが最適かを整理し、画面仕様書に落とし込みます。ユーザーの使い心地を決定する工程なので、とても重要な仕事です。
そして、デザインディレクションを行います。アプリのコンセプトを伝え、デザイナーとともにUIデザインを作成します。その後、ベトナムチームとともに開発を行います。

開発チームからアウトプットが上がってきたら、アプリのUXをチェックします。具体的には、iPadとApple pencilでアプリのスクリーンショットに手書きでコメントを入れたり、画面録画でフィードバックチケットを作成します。フィードバックから修正版のアプリのデリバーまでを1スプリントとし、短い間隔でスプリントを繰り返すことで、アプリのクオリティを上げていきます。ワイヤーフレームやUIデザイン上では想定できなかった、マイクロアニメーションの演出や全体的な使い心地に関するフィードバックもここで行います。先日のアプリの場合は、UXの修正チケットだけでも300件にのぼりました。このように、細部までプランナーがUXを担保することで、最終的に全体の品質を大幅に高めることになるんです。

ーそんなに細かくチェックするんですね!

そうですね。開発チームとともにリリースに向かって走り、アプリのクオリティを引き上げることもプランナーの重要な仕事です。プロジェクトによってはリリース後もスプリントを繰り返し、機能追加・改善していく場合もあります。1つのプロジェクトはだいたい立ち上がりからリリースまで3〜4ヶ月というスパンです。同時に複数のプロジェクトが走ることはなく、1つひとつにこだわって携わることができます。

ーSayuriさんが思う、Est rougeで働く魅力は何ですか?

クリエイティブに専念して働けることで、その分野のプロフェッショナルを目指せること、またメンバー1人1人の得意なことを伸ばして働くことができることだと思います。これは私に限ったことではなく、野村はメンバーの強みを見出してそれを伸ばし、それにマッチした仕事を作り出して、どんどん任せていきます。会社が一方的に決めた仕事だけをメンバーに与えても、それが本人にとって望まない仕事だったり苦手なことだったりして生産性が低下したら、会社としても損失になるんですよね。
もちろんプロダクトのクオリティやビジネスとしては、高いレベルが求められます。決して甘い環境ではありませんが、仕事をやり遂げたときの面白さはとても大きいと思います。Est rougeは、仕事を通して「夢を見させる」ことが上手な会社だなと感じています。

ーベトナムのスタッフとの方々との交流も多いですか?

はい。みなさんとても優秀でそれぞれに個性を持っていて、素敵な方々ばかりです。
ダナンチームの創業者Minhは、見ている方が心配になるくらいにすごい楽天家です(笑)裏表がなくとてもフレンドリーな人柄で、私が国外からベトナムに戻ったときは、自ら空港まで車を運転して迎えに来てくれたりもします。
プロジェクトでタッグを組むことが多いのはDanです。最もよく一緒に仕事をするメンバーですね。開発チームを束ねてくれていて、とても信頼しています。
Baoはメンバーの中でも際立っている人格者という感じですね。まさにジェントルマンというキャラクターです。

ーインタビューを読んでいる方へメッセージをお願いします!

私自身、自分がこんな形でプロジェクトに携わって働けるようになるとは想像もしていませんでした。またEst rougeで魅力的なプロジェクトやメンバーに巡り会えたのはとても幸運だったと思っています。
グローバルなチームで働いてみたい方、クリエイティブな仕事をしたいという希望を温めている方、ぜひご応募をお待ちしています!

Shooting location: WeWork Ginza six

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