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ベトナム ダナンで働く日本人プロダクトオーナーに現地マーケットの可能性を聞いてみました!

こんにちは、Est rouge採用担当です!
当社をより理解していただくため、社員インタビューの実施を始めました。

初回インタビューは、ベトナムのチームで活躍する日本人の河原です!
英語を堪能に話し、現地メンバーとの活発なコミュニケーションが印象的でした。

是非、ご覧ください!

◆これまでのご経歴をお話いただけますでしょうか?

大学時代はデータ入力のオペレーターのアルバイトをしていました。
大学の学部は経営学部でしたが、ITにも興味がありました。基本情報技術者、応用情報技術者の資格を取得したり、C/C++、PHPなどを中心に(HTML/CSS)、JavaScriptなどの言語を習得したりと、個人的に勉強をしていました。当時はIT関連の技術的な実業務はしておりません。

ITに興味を持ったのは、論理的な思考やデータの流れを読み取ることが好きだったからだと思います。システムの流れなど概念的なことに興味を持っていました。

大学卒業後は、Web制作会社でHTMLコーディングの仕事をしていました。ただ結局2年ほどでそのWeb制作会社は退職をすることになったのです。理由は、ベトナム国籍の女性と結婚することになったことです。結婚後はベトナムに住むことを決断しました。

その後、ベトナムで就職活動をしていたところ、Est rougeと出会い、入社に至りました。

◆Est rougeでの職務内容を教えていただけますか?

まずは、「ITコミュニケーター」という職務に就きました。Est rougeは日本の顧客からプロジェクトのご依頼をいただき、ベトナムにいるエンジニアが実装開発をしています。その間に立つのが、ITコミュニケーターの仕事です。ただ翻訳・通訳をするだけではうまくいきません。ベトナムは日本とは文化が異なるため、あらゆることを考慮しながらコミュニケーションを取らなくてはなりません。

また、直近1年程度はプロダクトオーナーも兼ねています。
職務内容はプロジェクトマネージャーと近しいかと思います。Est rougeのプロダクトオーナーの役割は、プロジェクトに対して責任を持つことです。現状は4つのプロジェクトに携わっています。

Est rougeには全部で20名ほどのプロダクトオーナーがいますが、そのほとんどがベトナム人です。日本人のプロダクトオーナーは、代表の野村と僕の2名のみです。

◆Est rougeで仕事をしていて身についた能力、河原さんが自信を持っている能力を教えていただけますか?

国籍を超えたコミュニケーション能力です。
僕が定義するコミュニケーション能力とは、
 ・相手が何を言っているかを理解でき、
 ・理解をしたことを正確に伝えることができ、
 ・自分が伝えたことを相手が理解しているかを知ること
です。

日本人同士であれば何となく伝わるコミュニケーションも、国籍を越えると伝わらないことがあるのです。文化や価値観も異なりますし、コミュニケーションのスタンスも異なります。

Est rougeはSlackでのコミュニケーションも多いので、きちんと文章として明示することを意識しています。僕はメンバーと英語でコミュニケーションを取ることが多いのですが、英語を記載する際もGoogle翻訳で意味が通りやすいような単語を使うようにしています。シンプルに伝わるような単語をチョイスしてコミュニケーションを取ることによって、障壁をなるべく減らすことができるのです。

◆Est rougeで活躍するために必要なことは何でしょうか?

スキルの「バランス」だと思っています。
Est rougeはIT企業ですが、技術力が長けているだけでは活躍することができません。ベトナムにいながらにして、ベトナム国外の方々とSlackを通して頻繁にコミュニケーションを取っています。そのため、技術力、コミュニケーション力、語学力(英語力)のバランスが大事だと思っています。

何れかが欠けててもプロジェクトの進行が遅れます。少し違うかな?と思った時点で確認を怠ると、後々大変なことになってしまいます。

日本人だけのコミュニケーションではないため、特定の能力が長けているから良いわけではなく、バランス感が大事なのです。今後市場においては、同じ国籍のメンバーと働くのではなく、色々な国籍のメンバーと働くことになると思っています。近い将来、このバランス感はどの国で働くにせよ必須になってくるのではないかと思っています。

◆河原さんはどのようなビジネスマンを目指していきたいですか?

日本やベトナムにとらわれずに、グローバルで活躍ができるようになりたいと思っています。Est rougeはそれを達成するには絶好の環境が整っていると思っています。

僕は日本とベトナムの2カ国の文化は知ることができましたが、それ以外の文化圏の方とビジネスの場で接した経験は少ないです。今後は多様な国籍の方々がクロスボーダーに在籍をするチームが、徐々に生まれくるはずです。様々な国籍、文化が融合し合うグローバルチームにおいて、プロダクトオーナーとして役割をしっかりと担うことができるようになりたいと思っています。

◆Global CEOの野村さんは、河原さんから見てどのような方でしょうか?

最初に面接でお会いした印象としては、ものすごく頭の良い人だと感じました。それと共に「こういう人になりたい」と純粋に思いました。

考え方は理路整然としており、どこに課題があるのかを即座に見抜ける方で、顧客からも社内からも信頼をされています。Est rougeのベトナムのメンバーの一部から、野村さんを怖がっていると聞くこともあります(笑)。そろそろ組織が100名に達する規模になってきており、ある程度代表に威厳があっても良いと思うので、特に不思議なことではないかと思いますが。

本質を見抜くという意味においては、プロジェクトやITに限らず、人を見抜く能力も高いと思っています。日本人にもベトナム人にも、ビジネスマンとして何が足りないかは明示してくれます。

野村から指摘されたことで、印象に残っていることがあります。
あるプロジェクトでクライアントと働いていたときのことです。僕がそのクライアントとコミュニケーションを取っていたある事柄について「……と、クライアントが言っていました」とベトナムチームに報告をすると、「その言い方は良くないな」とSlackやメール上で会話を見ていた野村さんに指摘をされたのです。何ごとも自分の言葉で伝えるべきだし、クライアントやベトナムチームが言っていたとしても双方に説明をする際に自分事として物事を捉えられなければダメだと。自分がプロダクトオーナーであれば、チームメンバーの誰の意見であっても自分の言葉で語ることができなければダメだと言われました。本当にその通りだと思います。

◆Est rougeで働く魅力を教えてください。

日本人で、僕と同じような経験をしている人はいないかと思っています。

ダナンには日本人が400人程度しか在住していないと聞いています。仕事で日本人と会う機会はほぼないですし、周りの皆さんは全て海外の方です。日本人に頼ることができない環境で仕事をしています。
そして、英語でのコミュニケーション、英語ミーティングでの議事録作成など最初の3ヶ月はものすごくきつかったですが、ものすごく成長をできた実感があります。

また、ここ最近日本でも外国籍の方が活躍をするニュースを見ます。メルカリさんがインド人のエンジニアを32人採用をしたことは良い事例ですよね。今後、日本企業においてもグローバルにおいても同じような事例が増えるでしょうし、特にエンジニアやクリエイターなど世界中で枯渇している職種においては、「グローバルチーム」という概念が広がっていくはずです。

そうなると英語において文化が異なる人同士の円滑なコミュニケーション力は必須になると思います。そして、プロダクトオーナーとしての経験はものすごく価値があるものになると思っています。そういった経験を積むことができる日本発の唯一と言って良いほどレアな企業なので、すごく魅力的だと個人的には思っています。

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