今回は弊社の取締役である岡林輝明さんに育休を取得した経緯やそれによる気づき、考え方の変化などを伺ってきました!是非ご一読ください!
岡林 輝明|おかばやし てるあき
慶應義塾大学卒業後、2013年にキーエンス入社。法人向けコンサルティング営業を経験。2015年Qrioに入社、B2BSaaSサービスの事業責任者を務める。2019年に執行役員として入社し、2020年に取締役に就任。
育休取得の経緯や道のり、みんなが認識してくれていたからこそできたこと
よく代表の寺田が「クロスマートは仕事に没頭できる環境を整えることはもちろんのこと、プライベートの時間も豊かに過ごしてほしい」という話をしてました。実際に家族イベントやお子さんの行事などで休みを取ることは推奨される文化です。なので僕としても期間はともかくとして育休を取って、その期間は育児に専念しようと考えていました。
また、役員という立場の自分が率先して休むということが大事だな、と。育休は国も制度としては推進してますが、依然として取得率は高くないようです。これは雰囲気的に休みづらいことが原因かなと思うので、まずは自分が率先して休みやすい雰囲気を作ることを決めていました。
当時は特に事業全ての役割を管轄〜実行までやっていたので多少の不安はありました。ただ実際には頼もしいメンバーがちょうど入社してきてくれたり、自分なしでも回り始めていたので、思いのほかスムーズに引き継ぎができました。特にハードルはなかったです。
後から振り返って良かったのは、早い段階から育休を取る予定であることをゆるくみんなが認識してくれていたので自然と引き継ぎができたのかなと思います。
岡林さんと生後2ヶ月の娘さん
育休中の生活、キーワードは「一緒に」
せっかく休みを取って育児に専念できるので、母親でないとできないこと以外は率先して自分がやるように心がけていました。最初はおむつ替えも苦戦してましたが、後半にはだいぶ手慣れて奥さんよりも上手かったかもしれません(笑)。わからないことがあれば一緒に調べたり、深夜にも一緒に起きて対応したり、大変さと楽しさを共有する時間が取れたのは良かったです。
育休を取って感じた良かったこと
育休を取って良かったことは4つあり、まず1つ目は家族とのかけがえのない時間を過ごせた点です。これまでは仕事以外の時間をあまり多く取ってこなかったので、家族との時間に専念できたのは本当に良かったです。また、わからなくて不安なことだらけの育児に対して、奥さんと一緒に向き合えたことは非常に大切な時間でした。
2つ目は、家族との時間の優先度が自然と上がったことです。育休の期間は2週間と決して長くはありませんでしたが、家族との時間に専念したことで、家族との時間の大切さを実感しました。特にどんどん成長していく子どもとの一瞬一瞬の時間を大切に過ごしたいという気持ちが強くなり、育児に対して自然と積極的に関与するようになりました。
また、奥さんに対するリスペクトが生まれましたね。育児に関する不安な気持ちや大変さ、そして楽しさと喜びを身に染みて理解できました。自分が仕事をしている間にも育児に向き合っている奥さんに対しては感謝しかありません。仕事を言い訳にせず自分も積極的に育児に関わりたいと思いますし、少しでも奥さんの負担は減らしたいと考えるようになりました。
最後に、権限譲渡や仕組化が進んだ点です。育休を取ったことは仕事面においても良かったですね! ちょうど会社のフェーズ的にも権限移譲していくべきタイミングでしたが、半強制的に権限移譲せざるを得ない状況になったことは良かったです。権限移譲はいかに任せ切れるかが重要なので、中途半端にならずにスパッと実行できたのが正解でした。また同時に仕組み化も進んだので良い方向に進みましたね。
育休後の仕事の変化
これは嬉しい誤算だったのですが、キャッチアップには全く苦労することがありませんでした。コロナによってリモートワークが当たり前になり、テキストに残す文化が根付いてました。それによってSlackや議事録を遡れば全て記録が残っているので、キャッチアップは驚くほどスムーズにできて問題になりませんでした。
さらに自分自身の役割にも変化が生まれたんです。育休前に抱えていた仕事の多くを権限移譲できたので、これまでやりたかったけどできなかったことなどに時間を割くことができるようになりました。これは会社全体としてもプラスになりましたね。
育休によって一緒にお昼寝する時間もゆっくりとれたとか
育休取得後も仕事と育児の両立へ
相変わらず仕事は大変ではあるのですが、可能な限り育児とも向き合っています。これまでより朝早く起きて、子どもとの時間を過ごしたり、夜は自分がおむつ替えやミルクをあげるようにしたり、土日はお出かけしたりと、自然と両立できていますね。
以前と比べると仕事時間そのものは多少減っていますが、その分効率化への意識が高まったので、パフォーマンスは全く落ちてないと自負しています。そういう意味でもバランスの良い生活が送れています。
社内にも育休取得の推奨を
これからパパになる男性も可能な限り育休は取るべきだと思うようになりました。期間は人によって異なると思いますが、期間そのものよりも、1日の全ての時間を家庭・育児に専念する期間を過ごすことが重要だと思います。
自分は得るものがたくさんあったので、社内外問わず推奨していきたいと思っています。