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組織開発への挑戦。人を通じて社会へもっと貢献する為に。

約9年間、文部科学省で勤めた後、仙台へUターンされた清水大督さん(通称だいすけさん)さんへ、社会人インターン生の竹内(通称ありちゃん)がインタビューさせていただきました。


仙台市役所での勤務を経て、なぜPalletへ?現在取り組んでいる組織開発事業のトレーニングとは?など色々伺っています!ぜひご覧ください!


インタビュイー:清水大督 インタビュアー:竹内有沙


竹内:はじめに、Palletへジョインされる前のご経歴について教えてください。


清水:キャリアのスタートは2006年。文部科学省で仕事を始めました。というのも元々は教員になるのが夢だったんですね。私は小学生くらいの頃、学校が苦手だったんです。もし自分みたいな子どもが他にもいるとしたら救いたいと思っていたのだと思います。その後、教育を学ぶ為に大学へ進んだものの、教員という選択肢にこだわらず、教員以外の選択肢も合わせて検討しました。そんな中、当時民間企業には興味が持てず、最終的には文部科学省を通じて子どもたちに貢献する道を選びました。


竹内:文部科学省に入ってみて、いかがでしたか?


清水:すごく忙しかった記憶があります…(苦笑)。ただ、学んでも学んでもきりがないという面白さがありました。また、最先端の情報や人に触れられるため刺激が多かったり、能力が高く熱い想いを持った同僚と一緒に仕事ができるという喜びや楽しさもありました。そして1番は、「国民のため」や「子供のため」というように大義が明確にあり、大きい仕事をしているという責任感や貢献感もあり、トータルで面白かったです。


竹内:そんな中、仙台へUターンされたのは、何かきっかけがあったのでしょうか?


清水:元々漠然とですがいつかは地元(仙台)へ帰りたいと思っていた中、2011年に起きた東日本大震災が大きなきっかけとなり、地元の方々の役に立ちたいという想いが強くなっていきました。

ただその時期、仕事がこれまで以上に忙しくなっていったんですよね。国民のため、子供のため、と大義が明確にある分、ある意味自分を犠牲にして尽くしてしまったのかもしれません…。ちょうどその頃に私自身30歳を越えて、今後のキャリアを考えるようになり、そんな時に仙台市役所の中途採用の情報を知り、転職を決意。2015年から仙台へUターンし、仙台市役所の経済企画課で働き始めました。




竹内:そこからどのようにPalletとの出会いへ繋がっていったのでしょうか?


清水:コーチングを学び始めたのがきっかけでした。仙台へUターンし、働く環境を変えた所、仕事と休息のバランスが取れるようになったんですね。そこで、空いた時間で何かを学びたいと思うようになりました。元々東京にいたときから漠然とコーチングに興味があったので、コーチングを学ぼうかと考えていた時期に、たまたま仙台でコーチングをやっている人に出会ったんです。それがPallet代表の羽山さんでした。



竹内:タイミングが良すぎます!(笑)本当にたまたまだったんですか?


清水:本当にたまたまでした(笑)。当時勤務していた仙台市役所主催の社会起業家育成プログラムのワークショップがあったのですが、友人が担当していたので参加した所、Iターンで仙台へきていた羽山さんと出会いました。そこで羽山さんとお話していく中で改めてコーチングを学びたいと思い、羽山さんにどこで学んだかを聞いてすぐに申し込んで通い始めました。


竹内:実際にコーチングを学ばれてみていかがでしたか?


清水:こんな世界があるんだという発見と驚きでした。今までは国のためとか、市民のためというような明確な大義があり仕事をしてきましたが、コーチングは「あなたはどうしたい?」というように個人に焦点を当てているんですよね。それにびっくりして、こんな世界があるんだと驚愕しました。

そんなコーチングの学びを経て、市役所を退職して個人向けのコーチングで生計たてようと意気込んでいたのですが、実際にコーチングを実践していく中で、与えられる影響範囲について客観的に考えるようになりました。コーチングのみを仕事にするとなると、限りある自分の時間で一体何人に貢献できるのか?と考えたときに、対組織にも貢献したいと考えるようになり、軸足が移り変わっていきました。


竹内:そうだったんですね。コーチングを学び、すぐにPalletへジョインされたのでしょうか?


清水:いいえ。まず2019年から、コーチ/講師として独立し、フリーランスとして活動開始しました。講師としての経験はなかったので、仙台にいる先輩講師の元で学び、最初はサポートから入って、次第に自ら研修も行うようになりました。新入社員研修をしたり、戦略策定等コンサルっぽい研修もしましたし、色々やっていました。

そんな中、私がコーチングを学び始めるきっかけとなったPallet羽山さんからの誘いを受け、2020年にPalletへジョインしました。といっても当時は、他にも色々と活動していたので、そのうちの1つとしてPalletと関わり始めたという感じでした。仕事の割合でいうと、Palletは2−3割程でした。

その後、興味があるものに片端から手を出したのですが、私が飽きずに学び続けられるのはコーチングや組織開発だという思いが強くなり、2023年4月からPalletとの関わりをメインにしていく事にしました。現在はPallet8割、個人事業主2割で活動しています。


竹内:なぜPalletでの仕事の割合を8割まで増やそうと思われたのでしょうか?


清水:まず、純粋にPalletの皆さんと一緒に仕事をしていて心地よいのと、1番自分らしくいられると感じたからです。あとは、組織開発という領域に意識的に足を踏み入れようと思ったのも理由の1つです。組織開発で企業の支援ができるようになると、より多くの人たちを相手にWiLLを実現するサポートができると感じております。

あとは、ToCのほうがある程度報酬も安定するだろうなという打算も少しありました(笑)。プライベートでは、2児の父でもあるので(笑)。




竹内:そういった背景から組織開発まで業務を広げられたのですね!そんなPalletでの現在のお仕事内容について教えてください。


清水:企業様向け組織開発事業の商品開発と実施の仕事がメインです。トレーニングコンテンツの企画から、当日の講師、定着のフォローまで、一気通貫でご支援しています。

トレーニングコンテンツの企画の際は、上野さん(https://www.wantedly.com/companies/company_9369198/post_articles/881842)や加賀谷さん(https://www.wantedly.com/companies/company_9369198/post_articles/872230)と連携し、企業様の組織課題や実現したい未来を理解した上で、課題に沿った学びの提供ができるよう企画しております。また、リーダーとして、Pallet内でトレーニングができる人材の育成にも取り組んでいます。


他、プロジェクトマネージャーとして企業様と関わらせて頂いているケースもあり、その場合は先方への課題ヒアリングから関わっています。



竹内:そんな清水さんが感じる組織開発プロジェクトの仕事のやりがいはなんでしょうか?


清水:企業の伴走支援をさせていただく中で感じるやりがいは、もちろん強い組織として成果を上げられるようになっていくことが大前提としてありますが、個人的には目の前で関わっている方々の表情が変わる瞬間に立ち会えることですね。

私は人間って面白いなと思っているんです。人の思考パターンや行動パターン、そしてそれらを形作ってきた経験や環境など、一人ひとりその人特有の「らしさ」があると感じています。伴走支援中に集合研修をする際、様々な背景や特性のある方々が集まる場にも関わらず、その場にいる全員がハッとされたり、目の色が変わったり、表情が変わったり、そういう瞬間に立ち会えるとゾワっと鳥肌が立つんです。これが、飽き性な自分が、飽きずに続けている1つの理由かなと感じています。


先日も、ある東北の大手企業様のご支援をさせていただいた際、トレーニング参加者30名程に対して傾聴のワークをしたんですね。その中の1つで、「3分間、質問はせず傾聴だけに徹する」というワークを実施したのですが、それが意外と難しいんです。3分間傾聴のみという事に耐えきれずに質問をしてしまったり、自分の話をしてしまったり…3分って短いようですが実際にやってみると長く感じて、最初はなかなか傾聴だけでは間が持たないんです。

このワークを終えたタイミングで、「人間って、こうやって人に話を聞いてもらう経験ってあるようでないんですよ」という話をさせて頂いた時に、参加者全員が「たしかに…」とハッとされて、場がシーンとなったんですよね。

そういう瞬間に立ち会えるとゾワっと鳥肌が立ちますし、面白いなと思います。


竹内:面白いですね!きっとこれまで数々の鳥肌が立つ瞬間があったのでは?と思うので他にも聞きたい気持ちは山々ですが、他の質問に移らさせていただきます。清水さんは、Palletに新しく仲間を迎え入れるとしたら、どのような方とはたらきたいですか?


清水:正直どんな方が仲間に入っていただいても面白いだろうなと思っちゃいます(笑)。とはいえ、WiLL-basedな方と働きたいですね。Palletに共感いただけた方であれば、WiLLの重なりを感じながらどんどん活躍いただけると思いますし、我々も刺激になります。自分がWiLL-basedで生きようとしている人は、他者のWiLLも応援できるのではないかと思うので、良い循環が生まれるのではないかと思っています。

 ちなみに私自身はWiLLとして、「はたらく」に関係なくその人らしさを大事に活かしたいと考えています。その中の1つとしてPalletのミッションの「はたらくことを通して自分を活かし」という部分にWiLLの重なりを感じながら、様々な活動をできている感覚があります。Palletは、自分のWiLLを思いっきり叶えることができる舞台として面白い場だと思います。



竹内:どんなWiLL-basedな方が仲間になってくださるか、楽しみですね!最後に、清水さんが感じるPalletではたらく魅力と、清水さんの今後のWiLLについて教えてください。


清水:Palletではたらく魅力は、先程の話とも重なりますが「WiLL-baseなところ」だと思っています。私はこれまでに「軸足をPalletに置きたい!」「組織開発の仕事を増やしたい!」という自分のWiLLで、仕事の内容や進め方を決めてこれました。他メンバーも同様です。そういった、WiLL-baseで行動している人が多い所が1番のPalletらしさだと感じていますし、自分にとっては心地よさにも繋がっています。

あとは、メンバーが本当にカラフルで面白いのも魅力の1つです。色々な経験やWiLLを持っている人がいるので、刺激的ですし面白いです。もちろん何をするかも大事ですが、Palletのメンバーとはたらくのもやりがいの1つだと感じています。


最後に、私自身のWiLLとしては…、Palletとして言うならば、仙台というある意味地方ローカル都市でありながら、最先端の知見や手法を活用しながら組織開発を実践できていると思っているので、このPalletの取り組みをより多くの組織や地域に広げていきたいです。

あとは、Palletメンバーの中では歴の長いメンバーということもあり、次世代の育成やチームづくりが、当面のやりたいことです。


竹内:清水さんの今後のご活躍を、応援しております!


※WiLLとは…Palletの定義で「価値観×未来への意志」


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